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22世紀を見てみたい[2009年3月第3週・通算10週]

体重:102.7kg[-0.5kg:-3.1kg]
体脂肪率:31.4%[+-0.0%:-0.9%]
BMI:32.8[-0.1:-1.0]
体脂肪質量:32.2kg[-0.2kg:-2.0kg]
腹囲:103.0cm[-1.3cm:-3.3cm]
     [先週との差:2009年当初との差]

 そふくしダイエット第8週目です。今週もダイエットが前進しております。ホクホクな気分です。いやあ、順調に減ってますねえ。一歩一歩はたとえ小さくても、前進している限り、必ずゴールに辿り着くのです。……ところで、ゴールってどこ?

 ……小さなゴールは100Kg切りでしたね。まずは体重を100Kg以下にすること。これが当面の目標です。今まで3.1Kg減らしました。あと2.8Kg減らせば、目標達成です。なあんだ、もう半分は達成したのか…。

 もしも、体重が100Kgを切った時には、この「そふくしダイエット」も効果があるということで、皆さんにそのダイエット方法をお知らせしますです、はい。

 さて、今週のエッセイです。

 百年なんて、たいした時間ではないようでいて、そうでもないのかもしれない。

 たとえば百年前の1909年に何が起こったのか、年表で調べてみると、こんな事が分かりました。

1909年(明治42年)

 政治的(教科書的?)には、伊藤博文公暗殺が一番の大事件。大正デモクラシーの時代、日本が栄華を誇る一方で、中国は清朝末期で3年後に滅び、中華民国(現在の台湾)が生まれるし、朝鮮は李氏朝鮮の最期の年、で翌年は朝鮮併合ってやつだ。日本と中国朝鮮の命運が大きく分かれた時代と言えます。

 文学の話をすれば、3年前の1906年にヘッセが「車輪の下」を、6年後の1915年にはカフカが「変身」を発表するし、科学分野では4年前の1905年にアインシュタインが特殊相対性理論を発表し、7年後の1916年にはソシュールの「一般言語学講義」が出版される。

 さらに調べてみると、2年後の1911年にはアムンゼンが南極点に到達し、その翌年の1912年には大陸移動説が発表されて、タイタニック号が沈んで、ディカプリオが溺れたわけだ。

 (音楽ブログなので)音楽話をすると、ドビュッシーが「亜麻色の髪の乙女」を作曲したのが、ちょうどこの年。2年前の1907年にマーラーが「交響曲第8番 千人の交響曲」を作曲し、3年後の1912年にラヴェルが「ダフニスとクロエ」を、その翌年の1913年にはストラヴィンスキーが「春の祭典」を、そしてドビュッシーはフルートのために「シランクス」を作曲する。またポピュラー音楽的には、ジャズが誕生したのが、この頃と言われている。レコードは機械吹き込みのSP盤の時代であった。

 どうですか? 百年前なんて、ごく最近だねと思われましたか? それとも、すっごい昔だなあ…と思われましたか?

 でも、この頃、元気だった人のほとんどは今はいない。残念なことに人の寿命は、なかなか100歳を越えないのである。

 私は20世紀に生まれ、21世紀に生きている。もう2つの世紀を股にかけて生きているわけだから、なかなかのものであるが、贅沢かもしれないけれど、もうちょっと頑張って、22世紀を見てみたいなあ…と思う事が時々あります。

 とは言え、22世紀まで、あと…約90年。私はおろか、おそらく息子君も22世紀を見るのは無理だな。もし私に孫ができたとしたら、その孫がヨボヨボになった頃に22世紀がやってくる。そう考えると、22世紀って、遠い未来だ。

 20世紀の初頭に生きていた人は、21世紀がこんな世の中になっているなんて、きっと思いもつかなかっただろう。未来を予測することは、とても難しいことだ。それは少し前の人たちが想像した未来の姿と、現実の今の姿を比べてみればよく分かる。

 私はマンガ世代なので、マンガで考えてみると、たとえば手塚治虫の考えた未来では、21世紀になると、車から車輪がなくなってみんな地上に浮かんでいるし、建物はみんな角がない丸いデザインになっていて、アトムがすでに実用化されていたりするわけでしょ。藤子不二雄の考えた未来では、人々はみんな全身タイツで生活し、まもなくドラえもんが生産されること(2112年発売)になっている。ありえないでしょ。このように未来を思い描くことは難しいことなのである。

 つまり、未来って、予測不可能なものなんだよね。

 見てみたいなあ…、22世紀。予測不可能なものを、この目でしっかり見てみたいです。きっと見てみると、なあんだって思う程度なんだろうけれど。生きて22世紀が見れないなら、タイムマシーンに乗ってでも見てみたいです。

 で、22世紀に行ったら、こう言うんだ。「20世紀の中頃のソーセージは、お魚でできていたんだ」ってね。信じてもらえるかな~? あと「ベーコンって言えば、鯨のベーコンが普通だったんだぞ」とか。あと「怪我をしたら、赤チンって言って、赤インクを塗って傷を治したんだ」とか「入れ歯と言って、カートリッジ式の歯があったんだぞ」とか「小学生が持つランドセルは、法律で男の子は“黒”、女の子は“赤”って決まってたんだぞ~」とか。それとそれ…もう、嘘つくのに必死です(笑)。

コメント

  1. Cecilia より:

    100年なんてあっという間ですね。
    私が知っている105歳の方がいますが、その方が5歳の頃に「亜麻色の髪の乙女」が作曲されたのですね~。
    私も小学生の頃はよく「21世紀にはこうなる」みたいな漫画を読みました。(手塚治虫も!)

    全身タイツの生活は嫌です~~!!(笑)

  2. すとん より:

    >Ceciliaさん

     私も全身タイツの生活はイヤです。醜いオッサン体型を世間にさらしながら生活するなんて、一種の恥辱プレイそのものじゃないですか。それにだいたい、全身タイツってファッショナブルじゃないし、ある意味、共産主義的な服装(昔の中国の人民服みたいな?)でイヤです。

     Ceciliaさんは“100年なんてあっという間”派なんですね。私は“過去を振り返るとあっと言う間だけれど、先を眺めると遥か遠く”派です。でも、医療の画期的進歩と、社会情勢の安寧で、もしかすると22世紀にまだ(病院のベッドの中かもしれないけれど)生きている可能性はゼロでないから、まだ希望は捨ててません。

     22世紀…どんな世の中なんでしょうね。

  3. tico より:

    8年ほど前に見た芝居のセリフに
    「人間100まで、よう生きよらん。」というのがありました。(関西弁ですが意味わかりますか?)

    その時はなるほどと思いましたが、その後、訃報を見る度に、ほんとだと思います。天寿をまっとうされる方はよいとして、事故、事件、病気で亡くなられる度に、「人間100まで、よう生きよらん。」が頭に流れます。
    私の親は大正生まれで、戦争も体験してきましたし、洗濯も炊事もお風呂も電話もテレビもなにもかもが今のように便利ではありませんでした。お湯は出ませんし、暖房もありません。そういう子供時代を私も過ごしました。親の人生もどんどん短くなってきます。私も残り時間を惜しむようになりました。
    22世紀という言葉は考えたことがなかったです。それよりあと50年は私は生きてないだろうと思います。それより、ずっと動ける人でありたいと思う今日この頃です。
    生きるのは難しいですね。

    以前は90歳以上で事故や火事などで亡くなられたというニュースを聞いた時に、「長生きされたから、まあいいか…」と不謹慎にも思っていましたが、最近は、この事故がなければ何歳まで生きられたのだろう、新記録になったかもしれないのにもったいないと思うようになりました。

    人間、生きている内に考えは変わるものだと、自分のことながら思いましたよ。

  4. すとん より:

    >ticoさん

    >人間、生きている内に考えは変わるものだと、自分のことながら思いましたよ。

     若い頃は、年齢に無頓着で、年配者をまとめて「年寄り」扱いをしていました。今、自分がある程度の年齢になってみて、その頃の自分に恥ずかしくなります。

     「…人間五十年、下天の内をくらぶれば~」という舞の歌詞がありますよね。織田信長が愛唱して有名な曲ですが、若い頃は、何となく織田信長に憧れて「所詮、人間なんて50歳で死ぬのよ…」とうそぶいていました。「どうせ、オレは50歳で死ぬんだ!」とか言ってました。馬鹿ですねえ…。

     ま、事故も病気もあるので、断言はできませんが、私はまもなく50歳です。たぶん50歳まで生きちゃうでしょう。きっと、50歳を超えてしまうと思います。どーしましょう。

     まあ、一つには私は短命の家系なので、ちょっとばかり、イキがっていた部分はあるにせよ、本気で「人間五十年」と思っていましたもの。ここまで生きているつもりはありませんでしたので、ちょっとあせっています。

     今じゃあ、人間五十年どころか、22世紀が見たいと言っているのですから、世話ありません。

     年を取るほどに、生きていることの有り難さを感じられるようになるのではないでしょうか?

     最近、パチンコのテレビCM(見るたびに不愉快になります)で、天才バカボンのCMが流れるのですが、そのCMで主人公であるパパさんが41歳であることが何度も歌われています。ああ、子どもの頃見た、あの典型的なオヤジキャラである、バカボンのパパが、すでに年下なんです。とても、不思議な気分がします。

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