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たっぷりレッスンをしていただきました

 新年一発目のフルートのレッスンは、たっぷり一時間でございました。普段は30分なので、1時間もレッスン時間があると、それはうれしいうれしい。特にじっくり見てもらえるのが、何よりもうれしいことです。

 さて、肝心のレッスンですが、まずはいっぱいおしゃべりをしました。今日は1時間レッスンなので、伝えるべき事をきちん伝え、先生とちょっとしたコミュニケーションがとれました。本当は毎回、きちんと世間話(笑)をした方がよいのでしょうが、なにせ30分のレッスンでは、おしゃべりなんぞ、している暇ありませんから。

 先生の新譜CD(今度は、ボサノヴァのアルバムです)もゲットしました。やったね。

 おしゃべりも終り、フルート持っての練習は、音階練習からです。暮れの最後のレッスンで、頭部管の位置を標準にすることを約束しました。その成果をいよいよ発表(おおげさ)です。

 やっぱり頭部管は標準の位置の方がいいみたい。何がいいって、音程が良くなったようです。自分でもびっくりしましたが、音程的にピアノについていけるようになりました。頭部管が内向きよりも標準の方が、音程調整のための可動範囲が広いため、以前よりも容易に音程の微調整が可能になりました。へえーって感じです。

 あと、頭部管の抜く長さも最初こそはエラく抜いてましたが、標準の位置に慣れてきたら、音程の調整が楽になったためか、だんだん抜かずに済むようになり、今の段階では、大雑把に5mm程度抜いて、あとはフルートの構え方で音程の微調整するということできるようになりました。たぶん、これが正解なんだろうと思います。

 だてに標準は標準ではないのだなと思いました。

 アルタスフルートの使用説明書(フルートに付属してます)の記述[かなり極端な内向きにフルートを組み立てる事を推奨してます]はなんだったんだろ? あれは、アドヴァイザーのウィリアム・ベネット氏の趣味?なのかな。ま、あそこまで極端な内向きにはしてませんでしたが。

 音程は良くなりましたが、音質的には、実は自分では納得してません。とは言え、以前の内向きが良かったなどとは言いません。でも、以前とはちょっと音が変わってきたと思います。

 とにかく標準にしてから、クチビルから歌口までが遠い遠い。まとまる息もまとまりませんって。そういうわけでもないのでしょうが、今の音は、私的には「スカスカで聞いていて疲れる音」だと思ってます。あと、アゲハが暴れやすくなった気もします。ま、まだ先生について半年、この辺はこれからじっくりやっていきましょう。

 私が「スカスカな音でイヤ」と言うと、先生は「それでも以前よりはだいぶ良くなりましたよ」と励ましてくれます。良くなっているんだ、頑張ろう。

 音域的には、ロングトーンなら、一応三オクターブ制覇です(笑)。毎日、ソノリテをやっている甲斐というのがあったのだと思います。フルートの実用音域は三オクターブなので、ひとまずこの音域を着実に自分のものにしてゆきましょう。

 先生からロングトーンで「息が足りなくなっても音が下がらない」と誉められたよ。たぶん、つまらない事なんだろうけれど、良いところを見つけて、誉めて伸ばすということは大切だね。誉められた私もうれしいし。とにかく、ロングトーン、長く長く伸ばしていると、息が足りなくなりますが、足りなくなっても音程が下がらない。単に音が消えるだけ。ま、もっと長く伸ばせるといいのだけれど、贅沢は言わない。

 息が足りなくなると、音が下がる…この感覚は私には分からないのだけれど、先生がおっしゃるには、そういう人が多いそうなのです。私はこの手の罠にはまっていないので、何だかうれしいです。…って言うか、例によって「意識せずにできている」ってパターンですね。しっぺ返しが怖いです。

 音階練習の次はアルテです。年始年末は、イヤになるほどアルテを練習しました。なので、第7課の5番までOKいただくつもりでレッスンに臨んだのですが、結果、OKは3番まででした。

 OKはいただきましたが、1~3番では、スタッカート部分はOKだけれど、スラーは何度かやり直しをしました。というのも、問題はスラーの切れ目。スラーの切れ目はスラーが切れるだけで、音楽は続いているのだから、切れ目の部分はタンギングだけにして、音楽を切らないように吹くように言われました。それなのに、スラーを切らないで延々とスラーを続けたり、スラーとスラーの間でブレスをしたり、つまり、かなりいいかげんな吹き方をしていたわけです。細かいところも、きちんと譜面どおりに吹き分けてくださいという事です。

 特にスラーの切れ目で、ブレスをしているわけではないけれど、ブレスのように、口が開いてしまう癖(おもしろいでしょ)はダメと言われました。確かに、音を切る時にタンギングでなく、何やら不思議な動作(たぶん息を切る代わりに、クチビルを開放して結果として音を切る?動作。分かりづらいですね)で音を切る癖がある私は、その瞬間に口が開いてしまうのですよ。摩訶不思議な癖です。この摩訶不思議な癖はやめましょうと言うので、そこも注意をして吹きました。

 性格がアバウトな私は、少しばかりあっちこっちを自宅でアバウトに処理しすぎていました。はい、先生の前で、軌道修正をしたので、OKとなりました。

 4番は、ハ長調のスケールですが、やっぱりスケールは苦手な私です。指がまわらなくてねえ…。先生がおっしゃるに「(メトロノーム四分音符が)100くらいのところに、一つ壁があるみたいなんです。このあたりをじっくり練習した方がいいですね」と、4番を無限ループのように、何度も何度も(5分ほど)くり返して練習しました。これも1時間レッスンの効用ですね。だいぶ良くなりましたが、だいぶではいけませんので、自宅でもっと練習してくる約束をしました。

 5番の旋律練習は、やはり十六分音符のところが鬼門ですね。結局、指がまわらないのですよ。十六分音符以外のところはできているのですが、ここだけちょっと、指がまわらないので、少し遅れてしまうのです。符点四分音符が66の速さなので、四分音符換算ならちょうど100の速さですね。この速さの十六分音符の指がまわらないなんて、まともに吹ける曲が無くなっちゃいますね。

 とにかく、これも、この十六分音符だけを取り出して、何度も何度も練習です。こういうところは、理屈ではなく、練習練習練習練習なので、練習します。

 これで一時間です。長い長いと思っていても、やってしまえば、あっという間のレッスンです。

 次回は今回不合格だった4番と5番の再チャレンジをしたら、曲集の勉強をしたいと思ってます。

 そこで自宅で練習していて、困っている点を相談しました。それは「イパネマの娘」を自宅で練習しているのだけれど、どうも楽譜どおりに吹くとつまらないし、私が使っている楽譜は英語の歌詞が付いているのだけれど、オリジナルのポルトガル語の譜割りとは違うような気がする、そんなことを相談しました。

 先生は楽譜を一瞥して、確かにポルトガル語の譜割りとは違うことを確認しました。で、その解決策はと言うと「譜面は軽く無視して演奏する」。どうも、私は(堅物なので)譜面にこだわる癖があります。でも、譜面は譜面として参考程度に見て、実際の演奏はかっこ良く行ないましょうとの事です。そのためには、まず歌ってみること。歌った感じをフルートで再現するという方向で練習すると良いでしょうとのことです。

 問題はポルトガル語じゃ、私は歌えないってことだな。かと言って、英語でイパネマを歌うと、ちょっとメロディがダサくなる。ううむ、ポルトガル語は無理だけど、偽ポルトガル語で歌うかな? 別に誰に聞かせるわけじゃなし、それはそれでOKだよね。

コメント

  1. 橘深雪 より:

    いつもレッスンは30分なのですね。それではあっという間ですね。雑談も色んな情報を入手できる貴重な場ですよね。
    年末年始も真面目に練習されていたのですね。私は今まで全くフルートを触っていません。仕事以外では!今年かかげた目標がすでに怪しいです。

  2. すとん より:

    >橘さん

     はい、レッスンは30分です。短い気もしますが、他にも生徒さんはいますので、まあこんな感じです。贅沢を言ってはキリがありません。

    >年末年始も真面目に練習されていたのですね。

     真面目と言うか、遊び半分と言うか、遊びほとんど(笑)と言うか…。今の私にとって、フルートの練習(と歌の練習)は「とても楽しい遊び」なんですよ。遊びなので、誰かに強制されなくてもやっちゃうし、ちょっと時間があればやっちゃうし、一度始めたら何時までもやっちゃうし…という感じなのです。結局、大晦日も元旦もピーヒャラやってたくらいですから。

     なので、感心されるようなことでもなければ、自慢できることでもありません。

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