スポンサーリンク

非核三原則って何?

 非核三原則とは…
1)核兵器を持たない
2)核兵器をつくらない
3)核兵器を持ち込ませない
 …の三原則を指すものであって、日本はこれを守りますと1967年に当時の佐藤内閣が宣言し、今はこれを守っている事になっています。
 もっとも、法的には、1955年の日米原子力協力協定や、その他の国内法や国際条約の批准等により、1)と2)の「持たない」と「つくらない」は、すでに禁止されていたそうですが…。
 なので、3)の「持ち込ませない」に関しては、法的根拠は特に無く、宣言しただけであって、実際には、例えば米軍に、核兵器を日本に持ち込ませない事は…無理だよね。
 だって、米軍、その装備品の中に黙って核兵器を混ぜたまま、日本に入国したって、誰にも分かんないもの。「お前、核兵器を持ち込んだだろ!」と問い詰めたとしても「それは軍事上の秘匿事項です」って言われたら、お終いだしね。
 そもそも、日本が核放棄をしているのだって、アメリカの核の傘の下に入るという大前提があるからだし、アメリカの核の傘の下に入るためには、日本国内に核兵器を持ち込んでいただかないと、そりゃあダメだよね。
 日本が核を保有しないまま、国際社会で生きていられるのは、アメリカが日本国内に核兵器を装備しているかもしれないからであって、本当に日本国内に核兵器が無いと国際的に明らかになったら、今頃、日本という国は、とっくの昔に滅亡し、この世に日本人なんていう人はいなかったかもしれないのだけれどね。
 とは言え、他国の核兵器に依存している事への不安は拭えないよね。だって、いくらアメリカの核の傘の下にいたとしても、アメリカは日本のために核兵器を使ってくれる保障なんて、どこにもないもの。
 自分たちの命の生殺与奪の権利を他国に握られているなんて、気持ち悪くない?
 日本にはすでに原発があって、核燃料ならたくさんあるんだよね。核兵器は持っていなくても核は持っているわけでしょ? 無いのは、核弾頭の開発技術と、それを搭載する巡航ミサイルです。で、日本には本当に“核弾頭の開発技術は無い”って断言できますか?自衛隊は巡航ミサイルは保持していないと公言しているけれど、本当に巡航ミサイルを保持していないのか? 本当に持っていないのなら、なぜ定期的に“敵基地攻撃能力”の話が出てくるのか?
 ほんと、非核三原則って、なんだろ?

↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。

ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村

コメント

  1. オペラ座の怪人の怪人 より:

    おとといの憲法9条ネタ、本日の非核三原則ネタ、の関連で、
    思ったことを書かせていただきますと、
    「兵士の士気は、ウクライナ軍>ロシア軍、のようだけど、
    人員・物資等は、ウクライナ軍<ロシア軍、なんだから、
    早晩、ウクライナ軍は負けちゃうんでしょう。
    ウクライナ兵士は無駄死にするんじゃなくって、
    サッサと投降して、未来を生きるべし。」
    ってな投稿が、日本人の若者から、多数されているようで、
    (思想の自由、言論の自由は認めますけどね。)
    (在日ウクライナ人のある人は、この意見に、もちろん反対していました。)
    こういう若者は、もし、某国が日本に攻め込んできたら、
    全く抵抗せずに、サッサと投降しちゃうんでしょうなあ。
    あるいは、サッサと国外に、逃げちゃうんでしょうなあ。
    竹島なんか、韓国にくれてやればいいじゃん、
    北方領土なんて、返って来なくていいじゃん、
    って思っているんでしょうなあ。
    そういう若者は、香港市民が中国に抵抗しているのを
    「やめとけ、やめとけ。抵抗するな。」って思っているかも?
    台湾が中国に抵抗しているのも、
    「やめとけ、やめとけ。抵抗するな。」って思っているかも?
    全く間違った考えだとは思いますが、
    (はい、私、本気で間違っていると思います、思いますが、、、、、)
    そういう若者が大部分であれば、
    日本なんて、ほんの2~3日で、
    占領されちゃうんでしょうなあ。
    民主主義国「日本」においては、物事は多数決で決まるわけで、
    そういう若者(日本人)が過半数になれば、
    日本という国が消滅しちゃうんでしょうなあ。
    そんなことを思った、すとん様エッセイ(=おととい+本日)でした。
    ((( ̄へ ̄井) Σ( ̄皿 ̄;; ( ̄ヘ ̄メ)
    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
    おしまい

  2. すとん より:

    オペラ座の怪人の怪人さん
    >竹島なんか、韓国にくれてやればいいじゃん、
    >北方領土なんて、返って来なくていいじゃん
     本気でそう考えている人々(若者に限りません)は、少なからずいるでしょうね。だって、竹島も北方領土も、自分たちの生活には直接関係ないもの。
     正直、私はもう十分生きました。だから、戦争が起こったら死んじゃっても仕方ないと思ってます。私が死んでしまうのは(イヤだけれど)仕方ないと受け入れられますが、日本という国が滅んでしまうのは、なんとも我慢なりませんし、それを子孫たちに受け継がせてやれない事になってしまうのなら、なんとも怒りが収まりません。
     日本って国は、ただの土地とか領土とかじゃないんです。日本の文化とか歴史とか言語とかを先祖たちから受け継ぎ、それらに多少のものを付け足して、我々の子孫たちに受け渡していく、そういう一種の装置が国だと、私は考えてます。だから、絶対に無くしちゃダメだし、他国に渡してもいけません。もしもそんな事になってしまったら、ご先祖さまに申し訳がたちません。
     民族としてのアイデンティティが国家なんです。だから、ウクライナの人たちは死をものともせずに戦っているわけで、あの姿は、明日の我々かもしれないのです。
     マジでね。それを分かって欲しいなあと思っているんです。

タイトルとURLをコピーしました