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ラバーズ・コンチェルト終了! そしてレッスンは月3回に増える…

 前回いただいた曲「ラバーズ・コンチェルト」は終了しました。へ?ってくらい、あっけなく終わり。「こういう曲は“合格”というのはありませんが、これだけ吹けていれば良いでしょう」とのことです。ちなみに次の曲はまだ決まってません。

 先生は「これだけ吹けていれば…」とおっしゃいますが、実は全然吹けてません。『(四分音符)=80』の速さなのですが、この速さだと極めてボロボロ。だって十六分音符がほとんどで、メチャメチャ速いんだもん。何とか体裁が整うのは60くらいの速さかな? とにかく自宅の練習でさえ、80だと指まわりませんし、音は落としまくりです。

 ですので、正直にそのことを話したのですが「速さは80と書いてあるけれど、それは気にしないで。自分の好きな速さでいいですよ」とおっしゃいます。そこで、80より少しゆっくり目の速度で吹いてみました。途中から先生がフルートのアドリブでからんできました。

 アドリブで自由にからまれると、正直、テンポとかメロディーとか見失いそうです(汗)。でもなんとかこらえました。

 「次はピアノと合わせましょう」と言って、先生はピアノの前に。最初はピアノはただの和音だけ。次はシャッフル(?)のリズム。こんな調子で一曲終わるたびに、ピアノのアレンジがどんどん変わっていきます。5~6回やったかな? イントロが加わったり、間奏が加わったり、とにかく譜面にないことだらけというか、譜面はメモ程度で、どんどん演奏が進みます。バッキングがそんなに変わってくると、譜面どおりに吹くのもおかしいので、私もリズムを変えてみたり、指がまわらないところは、適当にツジツマを合わせたり、もう、かなりいいかげんにやっちゃいました。

 で、終わり。

 先生がおっしゃるには、教則本をやっているわけではないから、楽譜どおり正確に吹ける必要は全くないのだそうです。もちろん音が落ちるのは良いことでないけれど、それは技術が不足しているのだから仕方がない。それよりも大切なことは、音楽を止めずに、ビートに乗って吹けるかどうか、だそうです。

 実は最初の最初で、音楽、止めたんだよなあ…。先生のピアノのリズムが難しくって、リズムの迷子になって、落ちて、入れなくて、音楽止めました。いやあ、申し訳ない。でも、止めたのは、それだけ。あとは必死になってついていったのだよ。

 で、それで良かったのだそうです。きちんとビートに乗って、相手と息を合わせ、リズムを合わせ(これが難しい。だって変なリズムばっかりだから…)て吹ければ、それで良いのだそうです。なので、私の「ラバーズ・コンツェルト」はこれだけ吹ければ、それで良いので、終了だそうです。

 どうやら、合格(?)の基準が、クラシックとはだいぶ違うみたいです。

 先生とのレッスンでは、楽譜はメモに格下げされますが、自宅練習ではやはりきちんと吹けないといけないのは当然なので、先生に自宅での練習での注意点を尋ねてみましたところ、メトロノームの使い方に気をつけて練習してくださいとのことです。

 というのも、アルテの時は、[二拍子ならば]メトロノームのカチカチは「1拍、2拍…」と拍の頭で鳴らし、それに合わせていけばよいのですが、曲の練習の時は「0.5拍、1.5拍…」といったところで鳴らし、その外したリズムで、気持ちよく吹けるようにしてくださいということです。ビートを裏で感じなさいってことかな?

 先生が目の前でお手本を見せてくれました。実にかっこいいです。メトロノームが立派な楽器になってます。で、私もやってみました…。裏は難しい~! 裏で始めたつもりでも、いつの間にか表になっている…。リズム感ダメダメ。なんたることだー!

 とにかく今後はアルテをやりながら、曲もどんどんやっていきましょう、ということになりました。で、曲は毎回先生からピースでいただくのもアレなので、適当な曲集を先生に選んでもらって、その中から選んでやってゆくことにしました。で、曲集の方は、次回のレッスンまでに先生が用意してくださることになりました。さて、どんな曲集が私の教材になるのでしょうか? ちょっぴりワクワクです。

 なので…かな? 先生から「次からレッスンを月3回にしたいと思いますが、どうですか」と相談されました。もちろん異存はありません(財布的にはちょっとキビしいけど…)。とにかくアルテと曲の二本立てだと、月2回のレッスンではどうにもならないので、回数増やしましょうということらしいです。

 ありがたいことです。お教室の正式なレッスンは月2回なので、あとの1回はわざわざ私のために、こちらにいらっしゃるそうです。申し訳ないような気がします。その分、一生懸命やらせてもらいます。

 ん? 次回のレッスンの曲は…もしかして、初見大会??? うへー。私はきちんと楽譜が読めない人なのよ、初見はムリだってばサ。

 あ、レッスンが月3回ってことは、備忘録は今の1.5倍になるってことか…? ううむ、ブログの記事が、フルートレッスンの備忘録だらけになりそうだ…、ちょっと怖いぞ。

コメント

  1. くろねこ より:

    うわぁ☆月3回ですか。
    でも、曲集も始めるのですね~。楽しみですね(^^)

    伴奏のバリエーションが豊富なレッスン、楽しそうですね♪
    ノリノリでついていけるようになったら良いですね~。

    私は仮歯のおかげで激しくヤル気がダウンしております(^^;
    おまけに音楽教室から「値上げ通知」が来て・・・
    今の教室を継続するかちょっと悩み中です。。。

  2. すとん より:

    >くろねこさん

     そうなんですよ、レッスンの回数が増えるんですよ。先生も毎日忙しい中、時間を作っていただくわけで、申し訳ない気分ですが、やはり、私的には楽しみです。ただ、予習とか自宅練習とかが、追いつかなくなるかも…。

     曲集はどんなものになるか、とても楽しみにしてます。おそらく笛先生のことだから、多くのフルート初心者の方々が吹いているような「シシリエンヌ」とか「メヌエット」とか「歌の翼」とが載っているような曲集とは、真逆なポップでコンテンポラリーなものじゃないかと思ってます(当たるかな?)

     そうそう、伴奏のバリエーションが豊富というより、伴奏がアドリブなんですよ(笑)。だから何が飛び出してくるか、始めるまで分からないので、初心者としては、ドッキドッキなんですね。だって、楽譜とは全然違うリズムとテンポで伴奏してくれる時もあるので…。

     御月謝の値上げですか? 授業のクラスがレベルアップしての値上げなら納得でしょうが、そうでないのなら、確かにキツく感じますね。今の先生がお気に入りなら、そのまま継続でしょうが、この際だから、他の教室や先生に当たってみるのもありでしょうね。安くていい先生(たいていは個人教室でしょうね)が案外見つかるかもしれませんよ。何しろ、フルートの先生って、ピアノほどではないけれど、たくさんいるみたいですからね。

  3. chiko より:

    若い頃参加していた市民オーケストラでは年配の先輩達が、ポピュラーの曲になると四苦八苦していましたね。それも、今時のポップスなんかではなく、ボサノバとかでも。
    私たちはクラシックもポピュラーも同じように聴き、ためらうことなく演奏していましたから、ちょっと不思議でした。
    すとんさんは若い頃バンド活動をなさっていたそうなので、そういうリズムというか、テンポとか、アドリブにも対応できると思いますけど。

    実はうちの双子の男の子が習っているピアノの先生が、今月から月謝の値上げをお願いされました。お姉ちゃん達も習った先生なので、むげに断れないし、新しい先生となると、私が未だに人見知りなもので・・あと何年かお世話になると思います。

  4. すとん より:

    >chikoさん

     年配の先輩さんたちは、身体にポピュラーのリズムが入っていなかったのでしょうね。それで苦労したのでしょうが、今は逆の現象が子どもたちに起こっていると思いますよ。

     例えばね、ウチの息子君は、エイトビートのリズムにはノリますが、音頭のリズム取れません。ね、おかしいでしょ? で、これはウチの息子君だけでなく、近所の子どもたち、ほぼ全員がそう。なぜ分かったかというと、夏祭の盆踊り大会で、小学生たちに太鼓を叩かせた時に、指導の先生がいて、手取り足取り教えたにも関わらず(それも二日間も)、誰一人、音頭のリズムがきちんと叩けるようにならず、結局、大人たちが交代で太鼓を叩くことになってしまったからです。

     これって、かなりマズい状況だと思うよ。日本文化の一つの危機だね。

     で、御月謝の話。どこもかしこもキビしいのね。しかし、今月からとは、また中途半端で急な話ですね。おそらく、この不況下、習い事をやめる生徒さんたちが増えてしまい、先生たちもやむなく月謝値上げに踏み切ったのでしょうね。先生方も仕事で先生をやっているわけだから…。

     世知辛いね、しょっぱいね。

  5. tico より:

    面白そうですね。
    クラシックギターでも、きちんと楽譜通り弾けないといけないという練習はしますが、音楽が始まってしまったら、ごまかしてでも続けないと音楽ではないと言っています。真面目な人ほど「いや、自分は本当はこう弾きたかったんだ、わかっているんですよ。」という気持ちのアピールの為止まったり弾き直したりされます。いつもいい加減にやられるとそれも困りますが、自分の正義感の為に音楽を止められるのはもう一つ違う意味で困りますね。やはり真面目な部分といい加減な大胆さが必要になりますね。

    >どうやら、合格(?)の基準が、クラシックとはだいぶ違うみたいです。

    求める音楽の違いはありますでしょうね。

    例えば、一般的な例ではないのですが、芝居の台詞でも意味があってればいいよ~っていう演出家と、一字一句同じでなければ許さないという演出家がおられるそうです。それと似ているなあと思います。

  6. すとん より:

    >ticoさん

     先日、赤塚不二夫(漫画家さんですね)さんの追悼特番を見ていたのですが、彼のマンガの絵は、ギャグ漫画ということもあり、線も少なく、きわめてデフォルメされた、いわゆる“マンガ絵”なんですが、若い日の氏が描いた絵には、きちんとした写実的な絵もたくさんありました。きちんと写実的な絵が書ける人が、効果を考えて線を減らしたりデフォルメしているのです。マンガ絵しか書けない人ではなかったのです。

     音楽も、まずはきちんと楽譜どおりに四角四面に演奏できる力が必要なんだと思います。その上で、効果を考えて、色々なものを足したり引いたりできるのが、名人達人なんだと思います。

     別にポピュラーに限らず、クラシック音楽でも同様なんだろうと思います。

     とは言え、単なる初心者である私は、まずは楽譜どおりに弾けるようにする基礎力を身につけるのが、最初でしょうね(笑)。

  7. tico より:

    よく言われるのが「うま下手」。

    子供の絵は技術はないけど思うまま自由に描いているのでエネルギーがありますね。少し成長してちょっと習ったりすると枠にはまって自由さがなくなることがあります。でもそれから先ももっと自分の思いを描こうと続けていくと、技術もありながら、それにとらわれない自由な思いを描くこともできるようになります。そして長年描き続けたプロが望むのは、「子供のように描きたい」ということ。本当の意味で子供と同等に自由にはなれないですが、もっと開放していきたいと思います。

    無知の自由さと成長して乗り越えた無我の自由さとは全く別物だと思います。大人から何かを習い始めたとしても、年齢と関係なく、習い始めは子供の状態だと思うので、無知でもいいから自由に思いを出せると合格になるのだと思いますよ。大人の一番困ることは、ちょっと知恵がありますので、なかなか無知にも無我にもなれなくて、頭でっかちになることですね。それには、やはり矛盾しているようでも、基礎はとっても大切です。ほんと面白いですねえ!大人は向かう先の時間が子供より短いから、そんなにきちんとしてたら時間が足りないと言われる人もおられますが、今生きている時間にきっちりしておいた方が後が楽だと思います、何歳で命がなくなったとしても、「もったいない、早かった。もうちょっとがんばってほしかった。」と言われるのですから、結果より今の方が大事だと思います。私も実力はたいしたことがないので、精神的に満足していけるように練習していきたいと思っています。

  8. すとん より:

    >ticoさん

    >大人の一番困ることは、ちょっと知恵がありますので、なかなか無知にも無我にもなれなくて、頭でっかちになることですね。

     まさにこれ、私のことです。いやあ、私は基本的に「頭でっかち」なんですよ。自覚しているんですから…。理屈ばっかり多くて、からっきしダメな奴なんですね。

     確かにおっしゃるとおり、無知にも無我にもなれない私ですが、だからこそ夢中になりたいんです。オジサンになっても、夢くらいみてもいいだろ~!と大きな声で叫びたいです。

     先日、背中が痛くて救急病院に行った時、そこの先生から、リウマチの可能性もあるので、後日、必ず専門医にかかって欲しいと言われました。ま、結果として、リウマチではなかったのですが、その時「私はもしかしたら、リウマチ? だとしたら、あとどれくらい歌が歌えるの? フルートはあきらめないとダメ?」って考えが、一瞬、頭をよぎりました。

     年を取ると、誰もが人生のゴールを考えながら生きていくことになるのですが、このゴールがいつ来るかは誰も知らないわけです。私はあの時、ゴールが見えた気がしました。

     今回は気のせいだったけれど、でもいつか必ず人生のゴールはやってくるので、その日まで私は夢中で音楽をやりたいと思ってます。

     なんか、まとまってなくて、すみません。

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