世界的に新型コロナウィルスによる肺炎が流行っている結果、多くの劇場やホールが閉鎖され、代わりにインターネットサイトで、オペラやミュージカルなどが見放題になっています。ほんと、あっちこっちのサイトで見れるんだよ。
ただ、残念な事に、それらのほとんどが“原語歌唱&英語字幕”なんだよね。
英語字幕ってさあ…やっぱり得意じゃないのよ、皆さんはどう?
日本語字幕のオペラって…YouTubeにはいくつかアップされているけれど、公式チャンネルにアップされているようなモノなら、ともかくとして、それら動画のほとんどが権利的にきちんとクリアしているのでしょうか? 一人の利用者としては、そこが分かりません。権利的にクリアしていない…つまりは盗品である場合、その盗品動画で楽しむってのは、ちょっとだけだけど、引っかかるものが無いわけじゃないです。
そこへいくと、新国立劇場の公式サイトにアップされている巣ごもりシアターは優れものです。権利的には当然クリアされているし、日本語字幕付きだし、割と最近のモノで、ディスクとしては販売されていない上演を無料で見せてくれているわけです。
ひとまずはオペラを配信してくれるそうですが、今後の状況次第で、その他の演目も追加配信されるかもしれないそうです。次はバレエかもしれませんね。ちょっぴり楽しみです。
まあ、そういう無料配信がなくても、見るべきディスクは山のように持っているので、そっちを見直しても、私の場合は、収入の心配さえなければ、あと数年は巣篭もりできるので、全然平気なんだけれどね。
ちなみに、この新国立劇場の巣ごもりシアターだけれど、何気にオペラの普及活動に役立っていないかしら? オペラの生の舞台って(関係者の皆さんはそうは思わないだろうけれど、庶民感覚で言えば)チケット代が破格に高価じゃない? 中身がよく知らないものにお金を支払うバカはいないわけで、こういうモノを定期的に放送していく事で、普通の人の目にとまるチャンスも出てくるわけで、そういう人の中から(確率的には千分の一とか、万分の一の割合だろうけれど)多少なりとも「新国立でオペラを見てもいいかな?」という人が増えたら良いよね。
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