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私の好きな懐かしのスターたち その5 ビートルズ

 さて、連載再開です。

 それにしても、何を語ったらいいのだろうか? とにかく、ビートルズです。音楽を好きな人でビートルズを聞かない…なんて人は、たぶんいないでしょう。若い世代で、積極的にビートルズを聞かなかったとしても、人生のどこかで知らず知らずのうちに彼らの音楽を耳にして、無意識に「いいなあ」と思っているはずです。

 さて、そんなわけで私もビートルズは大好きです。

 4人のメンバーのうち、若い頃は圧倒的にジョン・レノンが大好きな私でしたが、年を取るにつれ、ポール・マッカートニーの圧倒的なメロディメイカーぶりに惹かれるようになりました。ジョンの音楽は尖っているので、若い人の心に刺さりやすいのだと思います。そこへ行くと、ポールの音楽は王道の極みでまろやかな音楽なので、実は先端的な事をやっていても、そうと思われない辛さがあります。

 まあ電機メーカーで言えば、ジョンはソニーで、ポールはパナソニックなんだと思います。若い時はとにかくカッコいいソニーが好きでしたが、オッサンになってくると総合電機メーカーとして実力のあるパナソニックを好むようになるわけです。

 まあそれに、40年近く前の1980年に創作活動を終えたジョンと、2019年(なんと今年だよ!)に新譜を発表し、まだまだ現役であるポールとの差もあって、今やジョンとポールを比較することすら意味がない事なのかもしれません。

 さてさて、ビートルズ時代に話を戻すならば、長男レノン、次男マッカートニーなのは一目瞭然であって、新しい事を切り開くのは常にジョンで、それに追随して広げていくのがポールでした。

 具体例を一つあげます。

 後のハードロックの走りとも言える、ギターリフのカッコいい曲を最初に書いたのはジョンです。「デイ・トリッパー」という曲がそうです。それを身近に聞いて、負けるものかと追随したのがポールの「ペーパーバック・ライター」です。で「ペーパーバック・ライター」は大ヒット曲となり、これらを聞いた当時の優秀な若者たちが、やがてハードロックと呼ばれる音楽を作ったわけです。

 さて、ではこれがジョンの書いた「デイ・トリッパー」です。

 で、こちらが影響を受けてポールが書いた「ペーパーバック・ライター」です。

 どちらも名曲ですね。まあ、ビートルズに関しては、なかなか書ききれませんので、そのうちまた書きましょう。

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コメント

  1. tetsu より:

    こんばんは
    〉 ポール・マッカートニーの圧倒的なメロディメイカーぶり
    リアルタイムでは全く聞いていませんでしたが、かみさんが買ってきたCDのBlackbird(編曲版ですが)にはまりました。
    ギター伴奏の開放的な半音階進行だけでもしびれますが、伴奏と独立した歌で特にオクターブの飛躍はサイコーです。歌の違いだけのリンクもありました。
    Paul McCartney Vocal Changes (’68, ’76, ’91, ’04, ’09, ’14) – Blackbird
    https://www.youtube.com/watch?v=u4ioG9fboR0
    低めは
    Paul McCartney & Wings – Blackbird – Wings Over America Live Tour 1976
    https://www.youtube.com/watch?v=5mJYYVM-nj4
    かすれても高めのこちらが好きです。
    Paul McCartney – Blackbird (Abbey Road studio LIVE)
    https://www.youtube.com/watch?v=JiL5JpUtjqY
    失礼しました。

  2. すとん より:

    tetsuさん
     あー、低いのは、おそらく「イエスタディ」用のギターを使って歌っちゃったヤツですね。
     ビートルズの名曲「イエスタディ」って、ギターを全音下げて弾くんですね。だから、G系のコードを使ってF系の音を出すんです。ギターでF系(つまりヘ長調)の曲を弾くのって難しいんです。だから、そういう工夫をするんです。
     それはともかく、当時もリアルタイムで感じたのだけれど、ポールって21世紀に入った途端(つまり還暦過ぎてから)急激に声が衰えたんですよね。最近は、衰えたところで安定しているので聞けるのですが、衰えた時期は、あまりの声の変化にファンの一人として、とても悲しくなった事を思い出しました。
     声は生身が楽器ですし、ポールは若い時からずっと歌っていましたから、早くに声が衰えてしまったんだろうと思います。この場合の“衰える”とは、老人声になってしまったという意味です。年をとっても若々しい声で衰えを感じさせずに歌う歌手は大勢いるけれど、ポールはそうは成らなかったって事です。

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