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フルート合宿2018 その6 ピアニストさんとのレッスンでした

 さて、フルート合宿も二日目です。二日目のレッスンはH先生抜きで、ピアニストさんと二人きりで行いました。

 今回のピアニストさんは、例年とは違って、かなりの腕の方で、今は某G大の教授様なのです。もちろん、長くウィーンで 演奏家として働いていたので、日本に帰ってくるなり、某G大の教授ってのも、まあアリなんだろうなあって思いました。ちなみに、私達の合宿には、ほぼ趣味の感覚ってか、H先生に誘われて、おもしろそうだから引き受けた…って話です。コンクールの審査の合間の息抜きで引き受けたそうです。

 で、そんなピアニストさんとマンツーマンのピアノ合わせ…ってか、ほぼピアニストさんによるレッスンが始まりました。もちろん、私とのレッスンの前に、H先生とピアニストさんの事前打ち合わせがあって、そこで決めた方針で私へのレッスンがなされるようです。ちなみに、H先生は、私のレッスンをピアニストさんに任せ、その時間、別の場所で、別の生徒さん(孫弟子さんたち)のレッスンをする…って寸法でした。

 最初に直されたのは、テンポ設定です。私の腕を考えた時に、もう少し早めのテンポの方が音楽的に演奏できるんじゃないかって話で、実際にやってみたら、確かにピアニストさんに提案されたテンポの方が緩急がつけやすくて、より音楽的に吹けそうでした。

 H先生からは、強弱の差はなるべく付けずに淡々と吹きなさいと言われていますので、音楽的な色合いは、強弱の差ではなく、緩急の差で付けなきゃいけないわけで、それを考えると、今までよりも速いテンポの方が良いわけです。

 ブレスの位置も考え直しました。理想的な位置でブレスが取れれば、それが一番だけれど、現実的な位置でブレスを取らないと、全体の演奏が崩れてしまうわけで、その理想と現実をどう折り合いをつけていくか、そこらをピアニストさんと相談して決めました。もちろん、理想的ではない位置でのブレスは、ピアノで音楽的にカバーしてもらわないといけないわけだしね。

 ところどころのフレージングもピアニストさんの提案を受け入れてみました。教えてもらうというよりも、二人で音楽を作っていく…って感じのレッスンでした。

 後は、ここで相談して決めた事を、ちゃんと実行できるように、さらに個人レッスンに励むわけです。

 お昼をはさんで、午後の休憩時間は、また昼寝です。とにかく休憩時間は寝る事に専念している私です。

 昼寝から目覚めたら、二日目のアンサンブルの練習です。やっぱりピアニストさん抜きで練習です(ピアニストさんは忙しいのです)。まずはフルートだけで音楽を成立させないといけないってわけです。

 どうやっても、規定のテンポでは演奏できません。無理して規定のテンポで演奏するよりも、多少ゆっくりでも、確実に吹けるテンポで行くしかありません。なんとか、このテンポで演奏してもらえるように、ピアニストさんにはお願いしましょうと、満場一致で決めました(汗)。

 とにかく、ゆっくり演奏し、和音的におかしなところは、すぐに修正していきましょう…って方針で演奏したところ、個人的なミスをして、変な音さえ出さなければ、特に問題はなさそうです。…ってわけで、個人練習を励まないといけないわけです。

 ちなみに、我々が文字通り、汗まみれに練習をしていた時に、H先生が廊下を通りかかり、演奏を聞いて、一言「全然、リズミカルじゃない」と言って去っていきました。ああ、ミスの有無以前のレベルの注意を受けてしまいました。

 そこで我々は、スタッカートを全員で揃え、もっと尖ったリズムで演奏しようと心に決めたわけです。

 で、残りの時間はひたすら個人練習に励んだわけです。

 この続きはまた明日。

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コメント

  1. tetsu より:

    こんばんは。

    >北海道が電力不足

    今まで北海道へ行ったのは札幌日帰り出張1回だけです。ググッたら次が見つかりました。
    https://gunosy.com/articles/RVLKz

    9.11同時多発テロにより、合衆国でも第4層の導入が迅速になされ、5層の多重防護は旧西側世界での標準となっています。ところが、日本では2011年3月11日まで多重防護は3層までしかありませんでした。
    実際には多重防護の第5層が存在しないことからも分かるように、旧西側世界ではザルといって良いくらい大変に甘いものです。その適合性審査の合格水準に遠く及ばないのが北海道電力泊発電所です。

    本州と北海道の連係は
    http://www.hepco.co.jp/energy/distribution_eq/reinforcement_need.html

    多重防護については今回初めて知りました。
    北海道の電力系統規模は360万kW程度、本州と北海道の連係は容量60万kWの北本連系設備でつながっているのみ、新たに30万kWの連系設備を建設、って苫東厚真発電所(wikiでは1,2,4号機足したら165万kw)一つ停止したらどうにもならないのは、初めて読んだド素人でも予測はつきます。
    ブラックアウトが厳冬期ではなく凍死者がでなかったのはホント良かったです。

  2. すとん より:

    tetsuさん

     私は本州から電力を回せば良かったのに…と思いましたが、電力を回したくても、本州-北海道間の送電線が細すぎて、そもそも電力を十分に回せないという事実は知りませんでした。ダメじゃん、北海道。

     要は、北海道にもっと多くの発電所があれば良いだけの話で、それぞれ独立した発電グループが複数あれば、一つの発電グループがダウンしても、他の発電グループに余力があって、全道に電力を供給できれば、ひとまず良かったわけです。泊発電所を中心に、一つしか発電グループがなかったのが、今回の致命傷だったわけですが…tetsuさんがご紹介されているサイトを読むと、他にもたくさんのマズイ問題がありそうですね。

     でも、電気は今や必要不可欠なライフラインですから、なんとしてもブラックアウトは避けなければいけないし、計画停電なんて、もってのほかです。

     頑張れ、北海道電力!

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