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今年[2017年]映画館で見た映画 その3

 さて、昨日の続きです。

21)メトロポリタン歌劇場ライヴビューイング『タンホイザー』

 こちらに記事を書きましたので、よろしく。

22)茅ヶ崎物語

 茅ヶ崎の人と、湘南好きな人と、サザンオールスターズの大ファンの方には、超絶お薦めな映画です。それ以外の人には、おそらく「…だから、何?」って感じになってしまうと思います。

 それくらい、見る人を選ぶ映画です。ちなみに、ドキュメンタリー半分、ファンタジー半分、ライブ演奏が少々という構成になっています。

 ちなみに、茅ヶ崎のイオンシネマでは、9月の上映開始に先立ち、随分前から先行上映をしてから、本来の上映を始めたのですが、実はそれでもまだ上映し続けています。まだまだ終わる気配がありません。きっとこのままお正月を越してしまいそうです。それくらい、地元茅ヶ崎では大人気映画…のようです。

23)NEWシネマ歌舞伎 四谷怪談

 基本的なストーリーは『東海道四谷怪談』に即しています。演出はところどころに現代的な要素が入っているけれど、それは味付け程度で、肝心のストーリーはきちんと分かりやすく演出されています。やっぱり、古典は面白いや。

 私は十分楽しみましたし、他人にも薦めたいくらいに楽しかったです。あえて難を言えば、お岩さんって、若奥様の設定のはずなんだけれど、どう見てもお祖母ちゃんにしか見えないのが、視覚的に厳しかったなあ…。演技力とか化粧だけでは、どうにもならないモノがあるわけで、舞台なら、遠目だし、それはそれでアリかもしれないけれど、映画にする時は、アップも多いし、それが巨大スクリーンに投影されるわけだし…映画にすると決めた段階で、キャストを再考しても良かったんではないかと思いました。

24)亜人

 最近、映画の世界では、マンガやアニメの実写化が流行っているようだし、実写映画の場合、メディアの違いもあって、大抵はマンガやアニメよりも数段落ちるモノに成り下がってしまう事が多いようですし、実際、私が見た、原作がマンガやアニメの映画は(事前にきちんと検討してから見に行っているものの)やはり、クソ映画が多くで残念な事が多いです。

 この、映画版の亜人は、少なくとも、アニメよりもずっと良いです。そういう意味では、数少ない、実写化成功例ですね。主演は佐藤健ですが、以前、佐藤健が主演した『るろうに剣心』も実写化が成功した映画でしたね。たまたまの偶然かもしれませんが、佐藤健って、アニメの主人公ができる貴重な役者さんなのかもしれません。そう言えば、彼って、デビューは仮面ライダーでしたよね。

25)マイティ・ソー/バトルロイヤル

 マーベル映画、大好きで、欠かさず見ている私です。

 この映画で、ソーは青年からオトナに成長した…と私は解釈しました。ううむ、ソーって永遠の青年だと思っていたんだけれどなあ。ここに至ってのキャラ変は、おそらく次のアベンジャーズに向けての布石なんだと思うけれど、吉と出るか凶と出るか、楽しみです。

 それとハルクが久しぶりに、たっぷり映画に登場しています。

26)ブレードランナー 2049

 どうなんだろ? SFとしては面白いと思うし、映画としては上質な部類に入ると思うのだけれど、洋画にしばしば見られる“ディストピア世界”ってのが、どうにも胡散臭く感じる私です。で、大抵のディストピア世界って、東洋っぽいと言うか、中国っぽいんだよね。つまり、彼ら白人たちは、自分たちがいずれ東洋あるいは中国に飲み込まれてしまうのではないかという潜在的な恐怖感を持っているんだろうと思う…のだけれど、それって東洋人である私には、何の恐怖でもないんだよね。まあ、中国に飲み込まれるのはイヤだけれど、彼らにそんな力がない事は、我々はよく知っているし、だから、全体が東洋風(中国風?)であっても、単なるジョークにしか感じられないのだけれど、おそらく彼ら白人たちは、結構マジで恐怖を感じているんだろうなあって思います。

 そう言えば昔、黄禍論ってあったわな。たぶん、根っこはソレと一緒なんだと思います。

 だから、映画の登場人物たちの持つ、絶望感とか憂うつ感などには、嘘っぽく感じるし、大げさに思うし、ちょっとも共感できなくてね。はっきり言うと、シラケちゃうわけです。で、そんな観客をシラケさせちゃう映画って、どうなの?って映画を見ながら考えちゃうわけなんですよ。

 たぶん、すごい映画なんだと思うんだけれど…なあ。なんか、違うんだよなあ…。

 別に人造人間が人間並みになったって、いいじゃん…ってのが、たぶん平均的な日本人の感覚(だって、アトムの国の人たちだもの)だから、この映画の中で、人々が人造人間たちを恐れる気持ちが、まあーーーーーったく、分からないのよ。

27)メトロポリタン歌劇場ライヴビューイング『ノルマ』

 こちらに記事を書きましたので、よろしく。

28)ジャスティス・リーグ

 DCコミック版のアベンジャーズです。出て来るヒーローは、スーパーマン、バッドマン、ワンダーウーマン、アクアマン、フラッシュ、サイボーグです。『バットマン vs スーパーマン』の時に、すでに本作は予感させられていたわけで、ようやく出揃ったなあという感じですが…どうもに、アベンジャーズの二番煎じ臭はプンプンとします。

 アベンジャーズにおけるアイアンマンの役割が、ジャスティスリーグではバットマンなんだと思うし、キャプテン・アメリカに相当するのがスーパーマンなんだと思う。そういう基本的な構造が似ているために、ジャスティスリーグはアベンジャーズの劣化コピーモノって雰囲気が出ちゃうんだと思います。

 実際は、アベンジャーズとジャスティリーグとでは、だいぶ違うんだけれどね。

 ジャスティスリーグの一番の特徴は、圧倒的なスーパーマンの強さ…なんだと思う。そもそもバッドマンは、スーパーマンの穴を埋めるべく、その他のメンバーに声をかけてチームを作ったわけだけれど、そんなチーム全員よりも、たぶんスーパーマン一人の方が強いんだと思うわけで…そういう意味では、極めてチームバランスが悪いのがジャスティスリーグの特徴で、そこがアベンジャーズには無い特徴なんだと思います。

 やっぱ、スーパーマンはスーパーなんだな。

29)メトロポリタン歌劇場ライヴビューイング『魔笛』

 こちらに記事を書きましたので、よろしく。

30)DESTINY 鎌倉ものがたり

 現在の邦画界の全力が、この映画なんだと思います。悪くないです。じゃあ、手放しで絶賛できるかと言えば…どうだろ? ファンタジーなんだけれど、なんか突き抜けた感じがしないと言うか、どこかヌルいと言うか…。どこまで行っても、やっぱり邦画なんだよね。

 邦画って芝居なんだよね。映画と言えども、舞台演芸の延長なんだよね。だから常に閉塞感があり、その中でこじんまりとまとまろうとしてしまうわけで、そこがどうにも、物足りなさを感じてしまうのです。よく出来た映画なんだけれど…ね。

 アニメや特撮になると、そういう閉塞感がないので、日本人の特性…とも言い難いんです。こういう閉塞感って、日本の映画人の特性…なのかな?って思ったりします。この手のファンタジー系の映画は、実写のスタッフではなく、アニメのスタッフでやった方が、たぶん良いものができるんだろうなあって思います。

 面白いんだけれど、同時に日本映画の限界みたいなモノを感じてしまいます。日本映画の未来って、実写ではなく、アニメにあるんだろうなあって思う私です。それはメディアの違いではなく、スタッフの違いが大きいんだと思います。つまり、アニメのスタッフが実写映画を作ったら、もっとすごいものが出来るんじゃないかなって思ったりします。

 シン・ゴジラのように…ね。

31)スター・ウォーズ/最後のジェダイ

 色々言う人はいるでしょうが、私は楽しかったです。少なくとも、前作の『フォースの覚醒』よりも好きです。前作は…眠たかったもんなあ。少なくとも、今作は映画の終わりまで、ワクワクしながら見続けられました。

 たぶん、次のエピソード9で、スター・ウォーズのスカイウォーカー家がらみの物語は終わるんだろうと思います。それを十分に感じさせる、いい感じの映画だなって思いました。

 それにしても、次の映画はレイア姫をストーリーの中心に据えて展開するのではと予想した直後、レイア姫の中の人は死んじゃったんだよなあ…とも思いました。エピソード9は、どんなお話になるのでしょうか? レイア姫が出てこないとなると…ハン・ソロもルークも出てこないわけだし…どうやってスカイウォーカー家のお話を終えるのでしょうか? こうなったら、ハン・ソロは死んでなかった!…とかやるしかないかな?なんて妄想したりします。 でも、ハン・ソロは傍系だからなあ…。やっぱ、レイア姫じゃなきゃ、ストーリーは閉められないと思うんだよなあ…でしょ?

 さて、明日は大晦日。一年のまとめをします。

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