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ドジョウが翔んだ日

 魚類って水槽の中で飼うわけで、基本的に水槽から出てくることはありません。いわゆる“脱走”…例えば室内飼いのイヌネコが飼い主のスキを狙って、戸外へ脱走して近所を走り回ってくるとか、室内放鳥をしていたインコが、人の出入りに乗じて外へ逃げ出すとか…そういう事は、イヌネコトリだと、たまにあります(私も以前イヌを飼っていた時は、たまに脱走されました)が、基本的に魚類の脱走は…無いって思われるかもしれませんが、実はあるんですね、これが。

 金魚は泳ぎが苦手な魚ですし、貝類はそもそも動きが緩慢なので、水槽からの脱走はありませんが、ドジョウやメダカ、エビなどは気をつけていないと、水槽から脱走する事があります。で、これらの子たちは、一度水槽から脱走すると、大抵の場合は死んでしまうので“脱走”と言うよりも“自殺”というべき結果になってしまいがちです。

 では、彼らはどうやって脱走するのか? それは簡単で、水面からジャンプして外へ飛び出るのです。まあ、水族館等でショーで見ているイルカのジャンプとやっている事は一緒です。

 とにかく、何を思ったか思わないか…何かの拍子に、ピョンと水面から飛び出てしまうのです。ですから、水槽って原則的に蓋をするんですね。蓋をしてあると、水面から飛び出しても、蓋に激突して、再び水に戻りますから。でも、蓋って、水槽の上部を完璧に覆っているわけではありませんから、エサ投入口とか、ろ過装置からの水の流入口などは、隙間的には小さいとは言え、常時開けっ放しで、実際、ここから逃げ出す子もいたりします。

 でも、一番危ないのが、水替えの時ですね。水替えの時は、水槽の蓋を外していますので、この時に逃げ出されると、なかなか厄介です。

 エビは水から直に飛び出すことは少ないです。エビの場合、水面近くに浮かんでいる水草のいる時が危ないのです。水草にいる時にビョンと跳ねると、そのまま水槽の外に出てしまいます。メダカは追われている時に、逃げ道として水面から飛び出ます。ですから、追いかけっこをしていない事を確認して蓋を開けると、まあまあ大丈夫です。

 油断ならないのがドジョウで、この連中は前触れなしで、ピョンと飛び出るんです。それもかなり大きなジャンプをします。エビやメダカのジャンプなんてかわいいものです、案外飛び跳ねても、水槽から出られない事もありますが、ドジョウは軽く50cmぐらいは飛びますから、ジャンプすれば、ほぼ確実に水槽外に行っちゃいます。

 実は先日も、マドジョウのクロが水替え中にジャンプをしました。当然、水槽から飛び出し、居間の床に落下…するはずでしたが、たまたま水替え中で、水槽から抜いた水が入っているバケツの中に落ちました。

 つまり、セーフだったわけです。いやあ、危ない危ない。

 魚類が水槽から飛び出た場合、いずれも体重が軽い事もあって、メダカやエビは打撲等は心配しなくてもいいのです(ドジョウはさすがに体重があるので、軽い怪我、内出血態度はします)が、水中と陸上では生活環境が違いすぎて、酸欠が心配されます。メダカは、そんなに長い時間もちません。急いで水槽に戻してやる必要があります。その点エビはメダカよりも酸欠に強いようで、それなりの時間、無酸素状態でも頑張れるようです。

 ドジョウには酸欠はありません。ドジョウは魚類だけれど、エラ呼吸だけでなく腸管呼吸もできるので空気中からでも酸素は取り込めます。そう言った面での心配はないのですが、ドジョウの場合は、乾燥に弱く、体表のヌメヌメが取れてしまうとアウトなのです。実際、以前飼っていたドジョウは、脱走してティッシュの箱の中に入ってしまい、箱の中でティッシュに巻かれて、あっと言う間にヌメヌメが取れて、発見した時にはかなりヤバい状態だった事があります(結果的には無事でした)。

 とりあえず私が言いたい事はひとつ。いくら今の生活に不平不満があったとしても、水槽から脱走するのは止めて欲しいです。ほんと、命にかかわるんだからね。

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