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金魚のペットとしての優位性について

 ペットの王様の座は、ずっとずっとイヌでしたが、最近では、その座はネコに取って代わられたのだそうです。ペット業界も戦国時代ですなあ。

 金魚は…正直言ってペット業界の中では、選挙で言えば泡沫候補。企業で言えば、町工場程度の小さな存在かな…って思います。でも小なりと言えども、金魚もなかなか捨てたものではないですよ。そこで、金魚がイヌネコを始め、その他のペットと比べた時の優っている点について書いてみたいと思います。

1)安価である

 とにかく金魚は安価です。金魚本体も安価だけれど、その他もろもろの飼育機器の購入を含めても、金魚の初期費用は安価です。おそらく金魚よりも安くあがるのは…小鳥かな? 本体価格はともかく、周辺機器の費用が小鳥と比べると、金魚の方が多少かかります。水槽+ろ過装置と鳥かごじゃあ、そりゃあ鳥かごの方が安価だよね。でも、イヌネコ爬虫類と比べたら安価だし、同じ観賞魚でも熱帯魚よりも安価です。もちろん、ウシウマブタなどのペット(ってか家畜?)とは比べ物になりません。

 これらの初期費用が安いだけでなく、日々にかかる経費(つまりランニングコスト)も金魚は安いです。エサ代は破格に安いですよ。それ以外にかかる費用は、ろ過装置のメンテ代ぐらいだし…ね。とにかく、安いです。子どもの小遣いでも飼育可能でしょう。

2)カラフルだよ

 金魚は色にあふれています。赤色、白色、黒色、青色、黄色に金色、おまけにテカテカのグロスまで載っています。ほんとカラフルです。なにしろ金魚は、別名“泳ぐ宝飾品”ですからね。目に鮮やかで、ゴージャスなペットなのです。

 イヌネコは、基本的に黒か白か茶色だものね。色に関しては地味です。金魚並にカラフルなペットと言えば…インコ系の小鳥かな? インコやオウムは、種類を問わずにハデハデだからね。

3)狭くても平気

 金魚は、飼育スペースが狭くても平気です。ってか、家庭用の水槽って、そんなに大きなサイズのモノはないです。普通は30cm水槽でしょ? 大きくても90cm水槽とか…。水盆だと、もっと大きなモノもありますが、それだってたかが知れています。イヌネコのような運動スペースが必要ではないので、家が狭くても平気です。金魚よりも狭くても平気なのは…昆虫かな? 甲虫類は金魚と同じか、もう少し狭い水槽でも飼えますからね。小鳥の鳥かごも、床面積的には水槽と同じか、もうすこし小さめかもしれません。

4)静かです

 とにかく、金魚は物静かです。基本的に物音を立てません。騒音問題とは無縁です。せいぜいろ過装置の稼働音がするくらいです。金魚より静かなのは…おそらく爬虫類くらいです。爬虫類も音を立てませんし、爬虫類は、ろ過装置すら不要です。本当に静かだと思いますよ。小鳥やイヌネコ…とりわけイヌはしばしば『鳴き声がうるさい』と言って、騒音問題となります。私も以前飼っていたワンコがやたらと遠吠えする子で、ご近所でも有名で困ってました(汗)。

5)臭くないです

 金魚は基本的に無臭です。臭くありません。もちろん、ろ過装置のメンテをサボれば、多少の悪臭もしますが、それでもたかが知れていますし、ろ過装置のメンテをきちんとしていれば、本当に臭いません。金魚よりも臭わないペットは…たぶんいません。金魚と比べたら、どのペットも臭いですよ。おそらく金魚と同じくらい無臭なのは…観葉植物じゃないかしら? とにかく、金魚って臭くないんですよ。

6)どこでも飼えます

 金魚は水がある場所なら、どこでも飼えます。

 基本は水槽で買うことです。だから、屋内室内で飼うことが多いでしょうが、別に屋外で飼育しても問題ありません。庭に衣装用のプラケースを並べて、そこで金魚を飼っている人を私は知ってます。また、昔ながらに池で金魚を飼う人もいます。

 屋外で金魚を飼う場合、一番注意しないといけないのは野鳥です。湘南は野鳥天国だからねえ…ウチの近所だと白鷺(しらさぎ)や青鷺(あおさぎ)、大鷺(だいさぎ)などの鷺類が危険です。連中、庭の池に住んでいる魚類を美味しくいただくからねえ…。他にも、カワセミとかトンビとかも池の魚を狙います。池の上に屋根をつけないと、これらの鷺連中に食べ尽くされてしまいます。

7)放っておいても平気です

 金魚は水槽飼いなので、運動に連れ出す必要はないし、勝手に部屋を荒らしたり、屋外を放浪したりもしないし、変温動物ですから生命維持に関して省エネなので、水もエサも毎日やらなくても平気。おそらく、一週間ぐらいの絶食なら何てことないです。飼い主が旅行に行っても寂しがりません。

 夏の暑さはさすがに堪えるようなので、水温が30度を越えないように日陰で涼しいところで飼育する必要がありますが、冬の寒さは全然平気です。水温が下がってくると活動が鈍くなって冬眠しちゃうだけです。さすがに金魚は(メダカとは違って)氷の中では生きられませんので、水の中まで凍らなければ大丈夫です。まあ、よほど浅い池でもないかぎり、極寒でもなかなか池の中までは凍らないので、心配は不要です。

 というわけで、なかなかペットとしてはニッチな存在な金魚ですが、なかなか良いところもたくさんあるんですよ。皆さんも、金魚を飼ってみてはいかがでしょうか?

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コメント

  1. wasabin より:

    金魚族のすとんさんへ
    猫属猫科(猫族、猫派)からの言い分ですが(*^^*)

    すとんさんだから、少し遊んで貰えるかな~
    ストレートパンチきますか?

    1) 安価・・・・はい、納得です。ショップ比較で;金魚はショップが中心ですからね。
     逆に考えるとショップでしか入手できないのが普通?
     
    2)はい、はい、深紅の猫とかいないですからねえ。。

    3)猫は狭い所に入り込むのは好みますが、基本ある程度広さがあった方が健康に良いです。

    4)ウチのコは静かすぎて困ります。たまに鳴くのですが、とても可愛い小さい声なんですよ、うふふ。で、金魚さんが言葉が分かると確か書かれたような? ウチの猫さんはお話しもするんです、ホントに!お話しと言うより会話ですね。 
    余所の猫も時々そんなコいますので珍しい話ではありません。
    お話しお嫌いですか?

    5)臭い?猫のお腹のかすかな臭いってお日様の香りがして、癒されるんですよ。

    6)そうですね、ペット不可は金魚には及ばないのが羨ましい猫族はいます。

    7)そうでしょうね。ウチのコは甘えん坊だから、一泊が私?の限界ですよ~
    年行っても赤ちゃん仕草する猫珍しくないですよ。 
    父性本能には訴えませんか?

    なんて書きましたが、アンチ金魚派ではありませんし、
    ウチのコは金魚食べませんから、ご安心を。
    それに子供の頃飼ってましたよ (*^^*)v

  2. すとん より:

    wasabinさん

     私は、イヌ派、ネコ派と尋ねられるとイヌ派なんです。イヌは大好きです。じゃあ、ネコは嫌いなのかと言うと、実はよく分からないのです。

     私の母親がイヌ偏愛主義者で、イヌばかりを飼っていたので、ネコを飼うなんてありえなかったのですね。

     長じて、独立して、さてペットを買おうとなった時、実はネコは選択肢にあがりました。と言うのも、ネコって、イヌよりも人との距離が近そうな気がしたからです。でも、結局飼わなかったのは、私、ネコアレルギーだからです。

     子どもの頃は自分がネコアレルギーだとは知らなかったので、チャンスさえあれば、ネコを飼っていたかもしれませんが、大人になって、自分がアレルギー体質で、ネコとカニとスギ花粉はアウトだと分かったので、パスするようになったのです。

     なので、ネコは、猫好きな皆さんのブログを読んで「はぁ~」と溜息をつきながら、楽しませてもらっているのです。

     たぶん、ネコの良さは動きの可愛らしさかな…って思います。ネコって、曲線的に動くでしょ? 他の動物はたいてい動作が直線的です。イヌなんか典型的な直線動きで、見ていて動作がカクカクするんです。これはウマもそうだし、キツネやイタチもそう。爬虫類や鳥類もそう。多くの魚類もそう。もちろん人間もそう。でもネコは違うんです。そこがネコの魅力かなって思ってます。

     ちなみに、魚類も直線的に動きますし、金魚も和金系は直線的に動きますが、琉金系は泳ぎが抜群に下手くそなので、結果としてヨレヨレと曲線的な動きをします。まあ、ネコとは本質的に動き方が違うのですが、金魚(琉金系)のヨレヨレした動きもかわいいものです。

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