フルートのレッスンに行ってきました。3週間ぶりだったので先生に「お久しぶり」と言われてしまいました。もっと、頻繁にレッスンに通わなければ…。
レッスンはロングトーンからでしたが…今回は見事に音が合いませんでした。姉さんもいなかったので、入室してフルート組み立てて、すぐにレッスンが始まったので、フルートを温める余裕がなかったんですね。フルートって…事前のチューニングとかは必要ないけれど、きちんと管を温めておく事はマストですね。肝に銘じました。
さて、エルステユーブンゲンの16番は、さすがに合格いたしました。何週間かかっているっちゅうねん(笑)。最後に注意されたことは「休符は無音だぞ」という、ひと言。ついうっかり、前の音を無意識に伸ばしてはいけないわけで、休符は休符で“音のない音符”なのだから、しっかり無音にしないといけないわけです。で、次回からは、17番と18番です。
プチエチュードは、相変わらずの14番です。練習はそれなりにしてきたのですが、やはり臨時記号が入っている箇所は、グダグダになりがちです。しっかり練習してきたつもりでも、まだまだ練習が足らないのですね。そういった数カ所グダグダしてしまうところ以外は、よく吹けていると言われました。もう一息だ、頑張ろう。
で、今回は雑談ではなく、夏合宿の話をしました。
さっそく課題曲の楽譜を渡されました。「ハイドンのセレナーデ」です。“ハイドンの~”と言われてますが、実は贋作で、作曲者はハイドンではなく、ホフシュテッターという名のベネディクト会の修道士さんでした。つまり、プロの作曲家さんの作品ではなく、アマチュアの作曲家さんの作品ですね。なんでも彼はハイドンの大ファンで、ハイドン様式で何曲も弦楽四重奏を作曲していて、その内容がとても素晴らしかったので、当時の楽譜出版社が「ハイドン先生の作曲と騙って売れば、売れるんでないの?」と考えて、実際、そのようにして販売したんだそうです。
著作権なんて発想の無かった時代ですからね。同様に「バッハのシチリアーノ」とか「モーツァルトの子守唄」なども、他人が作曲した名曲ですわな。
まあ、私的には、ハイドンの作曲であれ、そうでなかれ、名曲である事には違いがないので、別に気にはしておりません。むしろ、こんな有名なホームミュージックを課題としていただいて「やったね!」って感じです。
さて、この「ハイドンのセレナーデ」ですが、お分かりの通り、フルートのための音楽ではありません。オリジナルは弦楽四重奏曲第17番へ長調作品3-5の第2楽章『セレナーデ』なんですね。でも、あまりに名曲なので、ググるとオリジナルの弦楽四重奏以外にも、ピアノでの演奏とかフルートの演奏とかもヒットします。そうです、結構フルートで演奏される曲なんですね。まあ、確かにオリジナルのヴァイオリンも良いけれど、フルートでも良い感じの曲ですね。
楽譜は…オリジナルの曲ではないので、編曲者の数だけ様々なモノがあるそうで、先生が持ってきたのは「この楽譜のが一番いいから」というイチオシ楽譜を持ってきてくれました。私はてっきり、ムラマツあたりの小品集の楽譜で演奏するのかと思ったら違っていました。確かに比較してみると、あれこれアーティキュレーションが違っていて、H先生好みの、メリハリのついたアーティキュレーションに仕上がっております。
おぉ、私の苦手とするパターンだな、こりゃ(汗)。
先生からは「長い曲だけれど、頑張りなさい」と言われました。はい、頑張ります。
ちなみに、このセレナーデですが、次回のレッスンからレッスンのメニューに加わります。つまり、次回からは、エルストユーブンゲンとプチエチュードに加えてセレナーデも加わるのです。練習やりきれるかな? すごく心配だよ。
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