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別荘が欲しい…

 フルートのレッスンに行ってきました。

 今回は、わりと練習をしたかな?って感じでレッスンに臨みました。

 最初のロングトーン練習はバッチリ。しびれるほどに疲労困憊でしたが、前回注意されたこともあって、きちんと「今、どこを吹いているか」に集中して吹きました。音に注意して吹くと、音程も自然とバッチリになります。ただ、音色の方はどうだったかな? 音を一つ一つ置いていく感じで吹いてしまったので、たぶん音色的には大したことはなかったかなって思います。…それじゃあダメじゃん(笑)。本来、ロングトーン練習って、音色をを磨くためにやる練習なのにね、反省。

 エルステ・ユーブンゲンの10番はバッチリのはずだったのに、いやあ、ちょびっとちょびっと間違えちゃいました…ってか、落ちました。演奏している最中に集中力が途切れた途端に「ここはどこ? 私は誰?」状態になって落ちます。いやあ、疲れていると集中力が途切れますね…ってか、睡魔との戦いは厳しいね。

 「もう少しだね」と言われて、不合格でした。で、10番を終えたところで、楽譜を閉じて、フルートを片付けて(なぜか)帰り支度を始めた私です。先生、慌てて「次の曲でしょ?」と言われて、我にかえる私。一体、何故あの時、帰り支度をしていたのが、全く分かりません。

 慌てて、楽譜を広げて、フルートを組み立て直す私。エルステ・ユーブンゲンの11番をがっつり楽譜をガン見しながら吹きました。スタッカートをもっときちんとやりなさいと注意を受けました。うむ、タンギングが下手だな、私。

 プチ・エチュードは11番の私でした。ええ、こちらも結構たっぷりと練習してきましたよ。ザザっと吹いて、先生から「リズムが良くなりましたね。ただ…音の間違いはどうにかならないかね」 そうなんです。一生懸命練習してきましたから、前回グダグダだったリズムは、きっちりと帳尻合わせをしてきましたが…いやあ、眠くて眠くて、フルート吹きながら寝落ちしてしまいそうで…そりゃあ、音も間違えるって。

 ああ、悔しいなあ。元気いっぱいだったら、エルステ・ユーブンゲンだって、プチ・エチュードだって、間違えることなく、ビビンと合格していたはずなのに…。サラリーマンはつらいのです。仕事帰りにレッスン行ってますので、そりゃあヘトヘトのグダグダです。

 必ず、レッスンの最後には、先生とデュエットをするんですが、その時、先生の演奏速度が容赦なくて、ちょっとつらいです。ほんと、ジェットコースターに無理やり乗せられたような気分で、ブンブン吹くんですもの。もう、私、涙目よ。

 先生から「この曲はブリチアルディキーを使って吹くんですよ」と注意されました。でもね、先生。楽譜にはしっかりと「ブリチアルディキーは使わずに、正規の運指で演奏する事」ってフランス語で書かれているじゃん。私、フランス語はほとんど分からないけれど、でも、それくらいの事は、さすがに分かるよ。

 先生曰く「だから~、楽譜を校閲したメリって人は、ただの学者であって、フルートは素人なんだから、楽譜の注意書きなんて無視しなきゃダメでしょ」と来たもんだ。まあ、先生、メリさんの校閲はかなり気に入らないことが多くて、ブレスの位置も、スラーの場所も、バシバシ変えてしまいますからね。でも、この曲、BとHが両方共たくさん使われているので、ブリチアルディキーを使っても吹きづらく、正規の運指でも面倒くさくて、困っちゃうタイプのエチュードなんですよ。で、楽譜には「ブリチアルディーは使うなよ」と書かれていれば「そうか、正規運指の練習をするエチュードなんだな」って思うじゃないです。

 まあ、いいです。せっかく、正規運指で曲全体の指を覚えたところですが、またブリチアルディキーを使った指で覚え直してきます(涙)。

 今回の雑談は「別荘買うなら、どこを買う」って話をしました。もちろん、二人ともファーストチョイスは熱海なんだけれど(熱海ラブです)、今回はセカンドチョイスの話です。先生は、野尻湖か山中湖なんだそうです。私は…那須高原かな? 先生は海とか湖とか、とにかく水辺に別荘が欲しいんだそうです。私は…温泉かな? とにかく温泉地に別荘が欲しいです。

 別荘が欲しい…と口先だけで言っているなら、ほんと、楽しいです。でも、マジでどこ買うかという事になると、色々と悩ましいです。と言うのも、今、日本全国、たいていの別荘地は値段がダダ下がりなので、日本中、どこでも頑張れば買えない事はないのです。特にリゾートマンションなんて、ほんと、調べてみると、驚くほどのお値段で売りに出ているのですか…問題は、購入費とか家賃とかではなく、管理費って奴がバカにならないわけですよ。でも、常住しているわけでなければ、やはり管理をどなたかにお願いしないといけないわけで、それをケチるならと、自分自身で管理をする…って事は、やはり別荘ではなく、定住を考えてしまうわけだけれど、そんな地方でどうやって暮らすのかと考えると、色々と考えてしまうわけです。

 「別荘地なんて、たいてい商店街が近所にないだろ? コンビニだって車でいかないといけないし、生活用品や日々の食材はどこで手に入れるだい?」 たしかにヨソモンには、日々の生活に色々と困難が生じるようです。悩み始めるとキリがありません。

 結局、費用やら手間やらを考えると、別荘を買うよりも、ホテルに止まった方が安いって話になりました。「一回2~3万を出して月1ペースで行ったとして、年に30万だろ? 10年通っても300万円。別荘はさすがに300万では買えないよなあ。だから、お金のことだけを考えるなら、別荘よりホテルだよ。食事も付くしね」 うん、確かにそうだなあ。

 「でもさあ、ホテルだとグランドピアノは持ち込めないし、大きなオーディオセットだって無理だよな」 どうやら、先生は別荘にも、グランドピアノとオーディオセットは欲しいようです。「だから、別荘は部屋の数なんて少なくてもいいんだよ。六畳とか八畳とか、そんな部屋はいらないんだよ。せめて二十畳程度のリビングが一つあれば、ピアノとオーディオが置けるから、それでいいんだよ」という事です。別荘先でも、音楽とは離れられないわけです。

 そこへ行くと、私だったら、別荘に行ったら、ずっと寝てる(笑)。たまに起きたら、温泉に入って本を読む。近所を散歩する。テレビを見る。…私のようなスタイルなら、別荘にこだわらずに、ホテルでもいいかもしれませんなあ。

 でも、出不精なオタクとしては、別荘は自宅の延長だから楽しく過ごせるけれど、ホテルは所詮、ヨソんちだから、心が休まらないのが、玉に瑕だよね。

 結局、ホテルだ別荘だと言っているけれど、自宅の書斎が一番居心地が良いので、どこにも出かけずに、家にいるのが楽しい私でした。

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コメント

  1. operazanokaijinnokaijin より:

    別荘を買う余裕も、別荘に行く余裕もない私ですが、
    もし、不治の病で余命3か月と言われたら。

    数年前までは、ニューヨークに行って、
    連日、ニュージカル・ジャズ・カラオケ。
    オペラ座の怪人は、四季で10回、ロンドンで10回、
    ニューヨークで30回、観ていますが、
    3か月の余命で何回観られることか?
    などと思っていましたが。

    そんな風に思っていた頃から数年経って、今。
    余命3か月と言われたら、家にこもって、
    連日、テレビ・CD・DVD。
    すとん様ご推奨のオペラDVDもいいかも。
    現シリーズではなく、
    旧シリーズを10本くらいは持っていますので、観よう!

    そんなことを思った、本日の、すとん様エッセイでした。

    おしまい

  2. アデーレ より:

    私もうまくいかないことばかりに辛くて、空想してた、、余命半年ならどうする?って。やっぱり、大きな舞台で何度か歌い、友人に聞いてもらい、褒めてもらう(笑)それから、前から行きたかった歌手のコンサートへ行き、遠すぎて会えなかった親友に飛行機を2回乗り継ぎ会いに行き、彼女に伴奏してもらい歌を歌い、楽しい時間を過ごし、それから一気にイタリアに飛び、いよいよ具合悪くなる手前まで滞在し、毎日、イタリア語づけ。体調を崩しそうになったら帰国、あとは美味しいものを食べて、代わる代わる友人や家族が来てくれたら、もう、いいかぁー、そんな事を考えてました。本当にだって、うまくいかないんだもの、何もかも。歌は命、それを確認しました。

  3. すとん より:

    operazanokaijinnokaijinさん

     うーむ、確かに余命三ヶ月と言われたら、私も家にこもって、連日、買ったままで、まだ見ていない聞いていないDVDやCDを見まくり聞きまくるかもしれません。だって、もったいないモン。全部、見たくて聞きたくて買ったのに、それを見ずに聞かずに死んでしまうなんて、そんな未練は残したくないです。

     とは言え、まだ見ていない聞いていないヤツを端から聞き始めると…三ヶ月で完了するかどうか、かなり不安です。せめて半年は欲しいかも(笑)。

  4. すとん より:

    アデーレさん

     アデーレさんの余命半年の過ごし方も、素敵です。私もそうありたいです。せめて、毎日美味しい物を食べるだけでもマネしたいです。

     本当は、そういう事を、ゴールが見えてからではなく、まだゴールが分からない今のうちからコツコツと実行していくのが、良い人生の過ごし方ってヤツなんだろうなあって思います。

     私はそんな生き方が出来ているかな? どうかな? 親も見送った事だし、後は息子くんの自立を見届けたら、妻と二人で(ここ、ポイントね)好きなように生きていきたいなあって思ってます。

  5. YOSHIE より:

    別荘、いいですよねー!欲しいなぁぁぁ。

    維持費の他に、固定資産税とかもかかりますよね(想像して楽しむんだから無粋な意見は書かないほうがいいのですが)

    相変わらずダラダ~ラとロシア語講座を聞いてますが、
    ロシアの人はソ連時代に支給されたダーチャというセカンドハウスをもっている人が結構いるみたいです。
    北欧の方もそうですが、極寒地域住人は贅沢の意味ではなく健康のためにサマーハウスが必要なんだとかで、
    夏は東南アジアになる日本は「健康のために避暑が必要」だ!!!なんて言いたくなります。

    でも、やはり維持管理。

    東北に実家がある方(両親も亡くなって家だけある)が絶対夏には一度帰って、雨戸とか全部開けて手入れしなくちゃならないのが・・・って。

    家って人が住んでないと傷むんですよね。

    でも欲しいです(笑)

    というか暑い・・・ナニコレ?東京。

  6. すとん より:

    YOSHIEさん

     なるほど、サマーハウスですか。渡り鳥みたい(笑)ですが、必要でしょうね。

     日本も明治から昭和にかけては、当時の富裕層の方々でしょうが、夏場は避暑地に移動して、避暑をしていたようです。今は日本全国エアコンがありますから、別に避暑地に移動せずとも、自宅でも図書館でもコンビニでも涼むことができますから、避暑地観光もめっきり衰退したようですが…。

    >家って人が住んでないと傷むんですよね。

     そのようです。できれば季節ごとに訪ねて、建物内の空気の入れ替えと掃除と庭の整備をした方がよいそうですよ。近所ならともかく、遠方だと、それも大変ですよね。

    >というか暑い・・・ナニコレ?東京。

     「エアコンがないのは、空気が無いのと一緒!」 夏の間は、そのように信じて活動しております(笑)。

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