体重:106.4kg[-0.7kg:-8.5kg]
体脂肪率:30.4%[-0.3%:-3.0%]
BMI:33.6[-0.2:-2.8]
体脂肪質量:33.4kg[-0.5kg:-6.0kg]
腹囲:107.7cm[+0.7cm:-8.3cm]
[前回との差:2015年当初との差]
ふと先日気づいたのですが、私、祖母が死んだ年齢を越えていました。
私は、幼い頃は祖母に育てられたのです。ですから祖母は本当に身近な存在でした。
祖母は私が小学校に上がる頃に亡くなってしまいました。だから、ずっとずっと昔に死んだわけで、当然ですが、戦前の人で、大正生まれの人でした。で、亡くなった時は、今の私や妻よりも、ずっと若かったのですが、それでも腰は曲がり、髪は白髪で、変な話ですが、乳房はしぼんで垂れ下がっていました。入れ歯で、いつも和服を着ていて、作る食事も和食オンリーでした。
住んでいたのは東京のど真ん中でしたが、当時の祖母の家には、土間はあっても洋間はなくて、電話もなく、玄関の扉も引き戸で、道も舗装されていなくて、トイレは汲み取り式で、窓の立て付けが悪くて、隙間風はビュービュー吹きこんだし、テレビは白黒で、週に一回は紙芝居屋が家の前にやってきていた…と書くと、どれくらい昔なのか分かると思います。
祖母は、見かけはすでに立派な老人でしたが、目も耳も元気だったのは、生命体としては、まだまだ若かったからかもしれません。私も耳はまだまだ大丈夫だと思いますが、すでに目は亡くなった時の祖母よりも悪くなっていると思います。
今の老人は、私も含めて、外見はあまり爺婆していません。背の曲がっている人は皆無だし(染めているからでしょうか)白髪の人もあまり見かけません。たまに街なかで白髪の方を見かけますが、それらの方々は、私の親の世代の方ばかりで、私と同世代で白髪の人は、ほぼいません。
入れ歯の人も同世代ではほとんどいないと思われます。乳房は…確認するすべがないのですが、おそらく、私と同世代の方々は、まだまだ原型を留めているのではないかしら?
そう考えると、今の世代の老人は、昔の老人たちよりも、だいぶ若いと言うか、老化の速度が鈍っているような気がします。少なくとも、外見上は。
内面と言うか、神経系はどうなんでしょうね。老眼になったり、難聴になったりするのは、昔も今も変わらないような気がします。昔は年をとって頑固になる人はいたけれど、いわゆるボケ老人は少なかったような気がします。今の世代の老人は、外見は昔の老人よりも若々しさを保つようになってきてますが、神経系に関しては、昔ながらと言うべきか、昔よりも老化が激しくなってきているのかもしれません。
この辺りの研究データがあったら、ぜひ見たいものです。
なぜ、こうも違うのか…と言えば、我々の生活が大きく変わったからでしょうね。
祖母の時代には冷房はなく、人々は夏の暑さの中でただ耐えるだけの生活をしていました。冬の暖房はあったけれど、今ほど快適とは言えません。暑さ寒さの中で頑張って生きてきたわけです。食事も和食オンリーの白米中心の食事で、栄養学的に十分な栄養をバランス良く摂取なんて、有り得なかったでしょうね。それに、まだまだ労働の大半は、肉体労働が主流であって、男女ともにカラダを酷使しながら生きてきたんだと思います。予防医学も当然今ほど発達していなかったわけですし。
たった2世代の違いですが、実に大きく違っているんだなあって思ったものです。
さらに言えば、祖母はもちろん、母が私と同じ年令だった時よりも、今の私の方が若々しいような気がします。
今、私の母は死の病に取り憑かれて、明日をも知れぬ状況なのですが、おそらくふと気づくと、その母の年令を越える日が、私にやってくるのかもしれないなあ…って思うと、なんか不思議な気がします。
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コメント
本当にそうですよね、今の私の年齢ならむかしならかなり中高年でして、先日、同じ年の母の写真を見ましたら、まあかなり年上な感じで。精神的にもかなり幼いかもね。今の私達。まぁ、こうなったら、美魔女目指しますわ、笑
アデーレさん
今の老人は昔と較べて若い…と言うよりも、たぶん、健康なんだと思います。
今まで老いと思われていた現象も、実はいくつかは、老いが原因ではなく、単純に不健康が原因だったのかもしれません。例えば、背が曲がる事とか、シワが深く刻まれた皮膚とか、抜け歯による入れ歯とか…。老いても健康な人が増えたので、背が曲がった老人が減り、皮膚も若々しく、歯も健在で…となっているのかもしれません。
あと、社会が昔ほど厳しくないというのもあるかもしれません。社会が厳しければ、肉体を酷使し、不健康になりますが、その一方で、精神的には鍛えられ、早く老成します。今の時代は、昔よりもユルクて幸せな時代なので、そこに暮らす我々の精神が、それほど鍛えられず、昔の人から見れば“まだまだガキんちょ”状態なのかもしれません。
>こうなったら、美魔女目指しますわ、笑
ぜひぜひ(笑)。私は『老いても、なお元気なジジイ』を目指します(爆)。
私は古稀っていう、例の区切り年の手前のもうちょっとのところに来てるんですが、古稀って、ここまで無事に生きてこられる人は古来、稀少だったから古希っていうんですよね。でも本人の私は、ち~っとも、そんなに長く生きてきた気がしてないんです。ついこの間まで子育てでバタバタしていたような気がしています。全然年取ったって気がしてません。たぶん、大きな病気をしないで来られたからだと思いますが。丈夫に産んでくれた親に感謝、ということですね。
でも、あと二十年もするとものすごい高齢者になるんです。二十年って・・・、過ぎた二十年はあっという間でしたからこれからの二十年もたぶんアッという間でしょうね。
だりあさん
昔々、普通の人の寿命なんて60年も無かったわけで、だから暦は60年で1周で十分だったわけです。だから、2周目に入れる事が還暦であり、とてもめでたい事だったわけで、古希ともなると、その還暦以上の価値があったわけですが…現代の日本では、その古希ですら、平均寿命よりも若いわけです。
それだけ今の時代は、人々が健康で長生きできるようになったわけです。
健康で長生きする事が幸せかどうかは別問題としても、長生きしないと見られないモノが見れるチャンスをいただいた事を、私は感謝したいと思ってます。
あと20年か…。きっと、生きていれば、あっという間なんだろうなあ。