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職場の同僚たちとカラオケに行ってきた

 いやあ、楽しかったです。職場の同僚たち、それも同世代のオッサンたち六人でカラオケに行ってきました。傍から見ると、まさに“危ない集団”ですし、若さもなければ色気もない、ただただむさ苦しいだけの集団だったのですが、そんなオッサンたちに混じって、カラオケで遊んできました。

 いやあ、まさに昭和歌謡のオンパレード! 普段は若者に気を使って、カラオケでは歌えないようなベタな古い歌とか、女性に受けない男くさい歌やアニソンなんかも、ガンガン歌っちゃいました。いやあ、楽しい。

 実を言うと、私の場合、普段は職場の同僚たちとはカラオケに行かないものだから、カラオケそのものが楽しい楽しいのでした。でも、普段カラオケに行かないから、カラオケのレパートリーが無いので困ったのも事実でした。

 私はカラオケに行くとしても、普段は妻と二人で行くことが多いです。で、妻と出かけると、専ら歌うのは洋楽ばかりです。だって、洋楽って歌いやすいんだもん。でも、職場の同僚とのカラオケで洋楽? そりゃあ無いよね。

 昭和歌謡だと、私がよく歌うのは、ジュリーこと沢田研二の全盛期の頃の曲なんだけれど、ジュリーは一緒に行った先輩同僚の十八番なので、今回はパス。結局、私が歌ったのは、井上陽水とオフコースとサザンとゴダイゴでした。

 ちなみに、井上陽水は、まあまあの出来。サザンは「TSUNAMI」を歌いましたが、最後の最後に出る最高音が届きませんでした(残念)が、後はパーペキ。しかし、オフコースは「さよなら」を歌いましたが、サビの部分は全く歌えませんでした。キーは原曲キーでしたので、私は小田和正ほどのハイトーン・ヴォイスでは無いって事です。ゴダイゴはカラオケのキーがやたらと低くなっていて、とてもとても歌いづらかったです。妻とふたりきりなら「キーを上げて!」と要求できますが、その場のみんなで合唱をしちゃうような場では、それも言い出せずに、色々と厳しかったです。

 普段、同僚たちとカラオケに行くことがないし、声楽の勉強をしている事も(尋ねられないので話していないのです)知りません。ですから、私が歌い始めると、皆、ただただビックリしていたようでした。

 「すごい声量!」「美声じゃん!」「まるでオペラ歌手みたい」「なんで、こんな高い音が出るんだ!」

 なんであれ、誉められて嬉しくないわけないのですが、こちらは毎月高額のレッスン料を支払ってプロのオペラ歌手に歌を習っているのですから、歌が上手くて当然なわけで、ここで驚かれるような歌が歌えないのなら「レッスン料を返してくれよ~」と叫びたくなるわけです。なので、誉められて嬉しい半面、ちょっとばかり複雑な気持ちにもなりました。(決して、図に乗っているわけじゃないんですよ)

 それにしても、普通の人って、すごくキーが低いんだね。彼らに合わせると、私、ほとんど歌えなくなっちゃいます。言い換えるなら、私は、ほんと、歌声が甲高いって事になるんだろうと思います。話声なら、私も彼らもそんなに大きく違わないのですが、歌になると、途端に私は、甲高い声になります…ってか、歌声のポジションが上がるって言うんだろうね。話声と同じ場所では歌ってません。

 楽に声を出せる場所(話声のポジション)と、きれいに声が響く場所(歌声のポジション)が、私の場合は違うんだろうと思います。たぶん、この二つが一致していると、バリトンになるんだろうなあ。響く場所が、話す場所よりも高いとテノールに、低いとバスになるような気がします。女性の場合は、話声は地声だけれど、歌声は裏声になる人が多いから、日本の女性のほとんどはソプラノになってしまうのだろうと思います。

 それにしても、同僚とのカラオケ、楽しかったなあ。一年後ぐらいに、また参加したいです。それまでに、昭和歌謡のレパートリーを増やしておかないといけないかしら?

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コメント

  1. まきりん より:

    クリスマス おめでとうございます。

    カラオケいいですね〜
    しばらく行っていないので、行きたくなりました。
    昭和歌謡いいですね。
    私なら、ぶりぶりぶりっこ←死語 の松田聖子ちゃんでしょうか。
    小首をかしげて、キュートに歌っちゃいます。

    すとんさんが歌う昭和歌謡の新たなるレパートリーは…
    演歌なんてどうですか???
    小林旭のほら、ほら、あのうた〜出てこない、メロディは浮かぶのに、
    大滝栄一が作曲した歌で…
    ♩き〜たぐにの〜…   って歌。
    ♩さらば〜すばるよ〜…これは谷村新司かあ。

  2. だりあ より:

    メリークリスマス!
    カラオケ、楽しいけれど私はほとんど行かないですね。っていうか、行く友達がいないんです。誘っても、マイク持ちで歌うのはイマイチご遠慮な方ばかりなんでつまんないです。すとんさんがともだちならよかったな。
    私がカラオケで歌うなら、やっぱり大好きな岸洋子さんの「夜明けの歌」ですね。
    この歌、男性が歌ってもすてきですよ。夜明けの歌は、歌謡曲ではなくて「歌曲」ではないかな、と思っていますが、歌謡曲と歌曲ってどこが違うんでしょね?。やっぱり昨日の哀しみを歌う演歌は津軽海峡冬景色、でいきましょうか?

  3. のんきなとうさん より:

    おひさしぶりです。

    カラオケ、自分も大好きです!

    が、やはり会社の飲み会では若い人が多く、またノリのいい曲でないと許されない雰囲気があるので、以前から、ほとんど歌っていません。
    なので、会社では「カラオケ嫌い」で通っています。(笑)

    楽しいのは、合唱仲間とのカラオケです。テナーらしい声を思い切り出しても、だれもなんとも思わない、というか、みなそうだし。マイクなんか使わないもんね。

    ウチの合唱団、さだまさしやらアリスやら、フォークや歌謡曲を合唱アレンジした曲がレパートリーなので、これらの曲を歌うと、自然に全員合唱になります。もう、最高です!

    定期演奏会終わって打ち上げ、なんて時は、ゲネプロ、本番、打ち上げ3次会までで合わせて8時間くらい歌いっぱなしですね。

    ちなみに、自分の18番は、オフコース「さよなら」、井上陽水「招待状のないショー」、平浩二「バスストップ」などです。そのときの調子で、原曲キーよりひとつふたつ上げますね。オフコースは原曲で限界ですが。

  4. すとん より:

    まきりんさん、クリスマス、おめでとうございます。せっかくのクリスマスなので、何かクリスマスネタの記事でもアップしようと思った私でしたが、結局、何もクリスマスっぽいネタも無く、通常ネタにしてしまったというテイタラクでございました。

     それはさておき、カラオケいいでしょ? 昭和歌謡いいでしょ? 問題は、レパートリーの無さなんですね。

     演歌は…いいですね。若い時は演歌を毛嫌いしていた私ですが、年をとってからは「演歌もいいものだ」と心の底から思うようになりました。

    >♩き〜たぐにの〜…

     小林旭の歌う「熱き心に」ですね。いいですね、演歌歌手が歌ってますが、音楽は、ちっとも演歌じゃないですが(笑)。確かに私に合う歌かも。ちょっと練習してみます。谷村新司の「昴」もいいですね。この曲は、1オクターブ上げて歌うと、私にちょっど良いかも(笑)。

     とにかく、昭和歌謡って、どれもこれキーが低いので、楽しいのだけれど、歌うには難儀する曲が多いんですよぉ。

  5. すとん より:

    だりあさん、メリークリスマス。

     カラオケは、音楽の趣味がモロ出しになってしまうので、歌を楽しむなら、いっしょに行く人を選んでしまいます。ですから、私は専ら妻と一緒に行って、互いの曲は全く聞かずに(笑)交互に歌い飛ばしています。とにかく、2時間なら2時間、ずっと歌っているわけです。そんなカラオケ、妻とでなければ行けません(大笑)。

     やはり、友人や同僚とのカラオケとなると、みんなが楽しめる選曲をしないといけませんし、色々と遠慮しないといけません。でも、そういう制限付きのカラオケも勉強になりますので、嫌いじゃないんですよ。

    >やっぱり大好きな岸洋子さんの「夜明けの歌」ですね。

     知らなかったので、さっそくYouTubeで確認しました(便利な世の中になりました)。確かに、これは歌謡曲というよりも歌曲っぽいですね。

    >歌謡曲と歌曲ってどこが違うんでしょね?

     曲の個性? 類型的な曲は歌謡曲とかJ-POPと呼ばれるわけで、その類型から外れた個性的曲が、いわゆる芸術歌曲ってヤツになるんだろうと思います。

     類型的な曲と言うのは、パターン化されたリズムに、お決まりのコード進行を載っけて作られた、耳に馴染みやすい音楽の事です。どこかで聞いたような音楽だから、聞いていても安心、ってわけです。ま、大量生産品の音楽です。

     その点、芸術家曲ってヤツは、個性的な音楽であって、類型に収まらない部分があるんだろうと思います。大量生産っぽくない音楽なんですね。どこかに、作家性が残っている音楽が、芸術歌曲なんだと思います。

     そう考えると、バッハやモーツァルトの音楽は、今でこそ芸術扱いを受けてますが、当時的には、明らかな大量生産品の音楽のポピュラー音楽だったんだと分かります。今の音楽の中からも、いくつかの作品は、クラシックやスタンダードナンバーとして後世に残っていくのだろうなあって思います。

    >やっぱり昨日の哀しみを歌う演歌は津軽海峡冬景色、でいきましょうか?

     「津軽海峡冬景色」も良いですが、私は「天城越え」を所望します(笑)。

  6. すとん より:

    のんきなとうさん、メリークリスマス。

    >やはり会社の飲み会では若い人が多く、またノリのいい曲でないと許されない雰囲気があるので、以前から、ほとんど歌っていません。

     ですよね。私も同様の理由で、カラオケには参加していなかったのです。でも今回は、同世代のオヤジばかりだったので参加したんですよ。若い人や女性がいたら、たぶん行かなかったと思います。

    >マイクなんか使わないもんね。

     私も以前はそうでしたが、マイクを使わないと、消費カロリーは分からないし、得点も採点してもらえないので、最近はマイクの音量を思いっきり絞って使ってますよ。自分の歌を採点してもらえるのは、なんとも楽しいものですよ。

    >。そのときの調子で、原曲キーよりひとつふたつ上げますね

     それはそれですごいですね。私は流行歌は耳で覚えているので、どんな曲も原曲キーで歌うのがいいです。歌いづらいからと言って、移調してしまうと、やっぱりどこか瞬間瞬間でキーをズレて、音を外してしまうのですよ。私、相対音感のはずですが、部分部分で絶対音で音楽を覚えてしまうタイプのようなんです。なので、移調された音楽を歌うのは、苦手だったりします。

  7. operazanokaijinnokaijin より:

    私、職場で、カラオケ部を主催しております。
    ローテーション厳守。
    パス(歌わないこと)は認めますが、
    割り込みは厳禁。

    今年は2回、開催し、
    夏の部、9人で4時間49曲。
    冬の部、9人で3時間36曲。

    私は、いつも、女性の曲を、
    キーを5つ下げて歌っております。

    おしまい

  8. すとん より:

    operazanokaijinnokaijinさん

    >私は、いつも、女性の曲を、キーを5つ下げて歌っております。

     半音5つと言うのは、男女で性別を取り替えて歌う時のポイントなんだそうですね。もちろん、男性が女性の歌を歌う時は、5つ下げ、女性が男性の歌を歌う時は5つ上げると、ちょうどいいとか? 半音5つと言えば、完全4度の関係ですね。約1/2オクターブになります。男性と女性の音域の違いは約1オクターブですが、丸々1オクターブ移調しないところが、ミソなんだと思います。

     それにしても、カラオケ部ですか? なかなか楽しそうですね。そんな部が私の職場にも合ったら、入ってもいいかも。

    >ローテーション厳守。
    >割り込みは厳禁。

     これが案外、難しい。歌いたがりは、どこにでもいますからね(私は違うよ、きちんと分をわきまえてます)。

  9. アデーレ より:

    メリークリスマス!私もカラオケは大好き!ただ、コーラス仲間としか行かないかな。だって、私が歌うの唱歌かオペラアリア【最近はオペラアリアのカラオケあり】あとは、ミュージカルもの?くらい。
    でも唱歌なんかはキーが低く何度もキーをあげるかな~最近はカロミオベンやタイムトューセイグッバイやユーレイズミーアップとかもあるから、結構、カラオケは練習にもなる!!本当はマイクは使いたくないんだけど、とりあえず、少し口から離して使いますね。BSでやってる【BS日本の歌】ってご存じですか?フォレスタって、男女5人づつくらいの声楽グループなんだけど、かなりマイク離してますから、声楽の発声だとマイクはうまくひろわないから離して使うのかしらね~。
    最近、BSで【名曲アルバム】っていう番組もあり、現役音大声楽科の大学生が歌うのが目にも美しく楽しいの!凄い参考になりますね。カラオケのレパートリーもそこで探しますよ~。よかったらご覧くださいね!!

  10. すとん より:

    アデーレさん、メリークリスマス

     そう、最近はミュージカルのソングや、クラシック・クロス・オーバーの曲もあって、妻と二人なら、そういう曲も歌いますが、職場の同僚と一緒の時は、ちょっと無理かな? 

    >声楽の発声だとマイクはうまくひろわないから離して使うのかしらね~。

     マイクは単なる機械ですから、単純にセッティングの問題です。他の出演者の都合もあるでしょうし、番組の標準的なセッティングも当然あるでしょうから、それらの関係の中で、声量のある歌手たちは、マイクを遠ざけて歌うわけです。まあ、そうやって遠ざけて歌うのも、マイクテクニックの一つだそうです。

     もっとも、デッカ…と言うか、ユニバーサル・ミュージックが三大テノール(ふるっ!)のために開発したオペラ歌手用のマイクってのがあって、それを使うと、かなり違うそうですよ。でも、あれ、日本にあるのかな?

     名曲アルバムは古典的な番組ですから知ってますし、以前、ブログでも取り上げたことがありますが、BS日本の歌は見たことありません。今度見てみますよ。情報、ありがとう。

  11. アデーレ より:

    すとんさん、こんばんは。名曲アルバムって、NHKではなくて、もしかしたらすとんさんのとは違う番組かしら…。【BS名曲アルバム】ってタイトルでBSのTBSなんです…。まだ二年目くらいの番組みたいですよ!武蔵野音大や桐朋音大とかドレスがすこぶる豪華なフェリスの声楽科とかの大学生がでてきて、そりゃあ、きらびやかです!観てるだけでうっとりですよ!宜しかったらご覧くださいね。

  12. すとん より:

    アデーレさん

     私が知っているのは、NHKのヤツで、TBSの方は知りません。だから、知らないかも。まあ、知らなければ、知ればいいのだから、楽しみにしてみます。

     BSって、地上波と違って、どの局もクラシック番組が多いんですよね。

  13. まきりん より:

    カラオケに一杯コメントついてますね〜
    きっと、昭和歌謡、私ならこの歌うたうのに…というかた、もっといらっしゃるような。
    妄想紅白歌合戦できちゃいますね。
    奥様と、すとんさんの「居酒屋」なんていうのも、いいですね。
    紅組のトリはだりあさんの「夜明けの歌」…すてきですよね、この歌。
    大人になって改めて聞いてみて、いいなあ…としみじみ思いました。
    そして、白組大トリはもちろん、すとんさん。
    ジュリーのメドレーでお願いいたします。
    もちろん、帽子も投げて、紙吹雪もたくさん降らせて…

  14. すとん より:

    まきりんさん

     妄想紅白は楽しいですね。パラシュート背負って歌い出したい気分ですよ。

     私が年を取ったせいもあるのでしょうが、最近の流行歌は、どの曲もメロディーが小難しくて、コード進行がキテレツで、なんか歌っていても、スカッとしないと言うか、歌に酔いしれないと言うか、とにかく難しいんですよ。

     今の若者は、私たちの世代よりも歌の上手い子が増えているので、あまり気にならないのかもしれませんが、私たちには今の歌は難しくて…。いやあ、ほんと、最近のJ-POPは難しいです。だから、昭和歌謡を歌うと、幸せな気分になれる…んだと思います。

  15. だりあ より:

    まきりんさん、「夜明けの歌」をトリの歌にご指名、ありがとうございます。ほんとうにいい歌ですよね・・・・。妄想紅白・・私は、すとんさんが、北島三郎さんの「まつり」でオオトリを飾ってくださることを心底から願いたいと思います。キーを二つ三つ上げていただき、クラシックテノールで、「これが日本のまつりだよ~」、を聴きたいですね~♪。

  16. すとん より:

    だりあさん

     北島三郎の『まつり』ですか! 紅白のオオトリでよく歌われる“あの曲”ですね。全くの予想外です。ああ、そういう手もあったのか…という気分です。まあ『まつり』に限らず、北島三郎の歌は、声量の必要なスケールの大きな曲が多いし、キーも何気に高いので、確かに私向きかもしれません。今度、チャレンジしてみようっと。

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