さて、連載の最後は、サンキョウとアルタスについて語ってみたいと思います。
まずはサンキョウフルートさんです。本来なら、ムラマツフルートさんの次あたりに語ってもよかったのに、何故ここまで登場を延ばしたのかと言うと…どうも私とサンキョウさんは、縁が薄いというか、相性が合わないというか、正直に書こうとすればするほど、なんか悪口っぽくなってしまうので、後回しにしてしまいました。
別に私はサンキョウさんに恨みがあるわけではないし、悪意もないのです。でも、なんか合わないのです。だから、私の素直な感想を書いちゃうと、どうしても良くない表現になってしまうので、ためらっていたわけです。
サンキョウフルートは日本の老舗フルートメーカーであり、トップメーカーの一つであります。愛用者もたくさんいるし、プロ奏者もたくさんいる(ウィーンフィルのトップ奏者はサンキョウを使っていたと思います)ほどの大フルートメーカーさんです。
だから間違いなく良いフルートを作っているのですが…どうも私とは合わないんですよ。サンキョウフルートを吹くと、まるで自分が昨日フルートを始めたばかりの初心者になったような気分になるんです。ほんと、全然ダメになるんです。
サンキョウフルートは、相性がキツいとネットでよく書かれています。とても美しい音色で鳴らす人がいる一方で、全く音に出来ない人もいるそうです。私の場合は、全く音にならない…とまではいきませんが、吹いていて、ちっとも楽しくないんです。
だから女性にたとえると…他のグループの人気者、って感じかな? 客観的に見るというか、遠巻きにして見ている分は、いい人だなと思うし、他の人たちが彼女に惹かれるのも分かるのだけれど、そばにいるとなんか違和感を感じるし、一緒に仕事をしようものなら、ソリが合わなく、すぐにケンカになってしまう…そんな感じの人です。いわば、自分とは別の世界に生きている人、って感じです。
ほら、悪意はないのに、悪口っぽくなっちゃったよ、ごめんなさい>サンキョウさん。
なぜ、わざわざサンキョウの話から始めたのかというと、私の愛笛であるアゲハのフルートメーカーさんのアルタスフルートについても、似たような印象をもたれやすいからです。
このメーカーは、ネットを見ていると毀誉褒貶の激しいメーカーのようです。私のようにアルタスラブの人も大勢いますが、逆にアルタスはダメだと言い切る人も少なからずいます。そういう点ではサンキョウさんと同じ。でもサンキョウさんは老舗だし信用があるけれど、アルタスさんは、フルート界では割と新参者ですから、サンキョウさんよりも叩かれる事は多いようです。
実際、サンキョウを手にして私がガッカリしたように、アルタスを手にとってガッカリした人も大勢いるんだろうと思います。サンキョウもユーザーを選ぶフルートメーカーですが、アルタスも同様にユーザーを選ぶメーカーなんだと思います。
アルタスフルートの特徴は、他のメーカーのフルートよりも、どうもツンデレ度が高い事だと思います。そして、基本的にはツンなフルートなんです。
はっきり言って、アルタスフルートは、他のフルートメーカーのフルートよりも、鳴らすのが難しいフルートだと思うし、また、吹き方のスタイルも、ちょっと違うと思います。ですから、そのあたりを理解し、その性格を熟知してあげれば、デレてくれますが、そうでないと、いつまでも気分が悪いままなんです。ちなみに、この場合のデレるとは、極めて美しい音色で鳴ってくれる事を言います。
私がアルタスフルートのどこに惚れたのかと言うと、やはり、その音色です。試奏した時に、一瞬見せてくれた、そのデレ姿に参ってしまったのです。一目惚れですね。
でも、基本的にツンデレですから、購入当初は厳しかったですよ(涙)。いくら吹いても、きれいに鳴ってくれず、で、いいかげん嫌になったあたりで美しい音色で鳴ったりします。なので、たまに鳴ったその美しい音色を求めて、また練習をしていくのです。
購入当初は、なかなかキレイに鳴らせなかったのですが、練習を重ね、今ではかなりの高頻度で美しい音色で鳴らせるようになりました。レッスンではH先生に「すとんさんは音色が良いですね(でも指遣いが残念だ)」とはよく言われますが、その良い音色の大半は私の力量ではなく、アルタスフルートが最初から持っている音色の良さですし、アゲハは先生の前だと割とデレてくれるだけの話です。
でも、本当に美しい音で鳴ってくれるんですよ。レッスンでは集中しすぎて音色を楽しむ余裕がない私ですが、自宅練習では、自分の音色の良さに、時々酔ってしまうほどです(馬鹿ですね)。いや、ほんと、今でもそうなんですよ。
これはプラ管フルートのブラ子や、中国1万円フルートであるチャイナ娘を吹いている時には絶対に感じない感覚なんです。それくらいにアルタスフルートの、アゲハの音色は、私好みで、ほんともうワクワクなんです。
でも、この感覚は、アルタスフルートと相性が良い人にしか感じられないようです。相性の悪い人には、音色が美しくないとか、音量が小さいとか、ちゃんと鳴らないとか、ほんと、メタメタに言われちゃうフルートですから(涙)。
またアルタスさんの特徴は、音色の美しさだけではありません。総銀のラインナップも特徴にあげられるでしょう。もちろん、アルタスでも、洋銀系のフルートもゴールドのフルートも作ってはいます。しかし、ここはシルバーにはちょっとうるさいメーカーなんですね。
スターリングシルバー製のフルート、ブルタニアンシルバー製のフルート、メタライズドシルバー製のフルート、アルタスシルバー製のフルート、また、それらを組み合わせて作ったフルート。無垢の銀もあれば、銀メッキや金メッキ、プラチナメッキを施したものもある。銀管から作ったフルートもあれば、銀板を丸めて作ったフルートもある。とにかく、銀のフルートに関しては、結構バラエティがあります。総銀フルートが好きな人なら、ここは興味深いフルートメーカーのはずです。
正直に告白すれば、アルタスフルートは私にとっても、決して楽なフルートではありません。少なくとも、ミヤザワフルートのギブーの方が、アルタスの1307よりもうんと楽に吹けました。そして演奏に集中できるのは、アルタス1307よりもギブーの方だった事を告白します。
でもね、本当にダメなフルートだったら、世界のトップフルーティストたちが、アルタスフルートを使うことなんてないはずでしょ? アルタスも他の日本のフルートメーカー同様に、結構な数のプロフルーティストさんたちが愛用しています。だから、アルタスフルートがダメなのではなく、ちゃんと演奏できる人が吹けば、とても素晴らしいフルートになるって事です。
実際、私もアルタスフルートを演奏するのは、たやすくないけれど、それでもここのフルートには、私の心を惹きつけるモノがあるんだから、吹くしかないんです。仕方ないじゃん。愛って、言葉や理屈じゃないんだよ。
そうそう、そんなアルタスフルートですが、少し前まではパールフルートと同様に、コストパフォーマンスの良さをウリにしていたメーカーさんでしたが、近年、アルタスフルートは値上げ値上げとやって、今や価格的にはムラマツさんやサンキョウさんに近い価格帯で商売をやってます。あれあれ、大丈夫なのかな? なんだかんだ言っても、フルートって安いモデルの方が売れるし、コストパフォーマンスは大切だよね…なんて思っていたら、アルタスさん、アズミフルートという別ブランドを立ち上げたようです。
アズミフルートの価格帯を見ると、ヤマハのYFL211や311とガチ勝負しています。うむ、いよいよアルタスも、吹奏楽部のフルートにもチカラを入れていくおつもりのようです。ただ、ヤマハが売れるのは、安くて品が良いだけではないんです。日本全国に販売特約店があって、入手が容易で、アフターサービスが万全なのがウリなんです。アズミフルートは(ネットを使わないと)都会でしか入手できないし、アフターサービスの件だって、どうなんだろ? そこの部分を、どうやってアルタスがカバーしていくかが、今後、アズミフルートが伸びるかどうかの分かれ目だろうと思います。
でもこれで、廉価でハイコストパフォーマンスなフルートが、ヤマハだけでなく、アズミという選択肢もできた事は良いことだと思います。私は、チャンスに恵まれず、まだアズミフルートを試奏した事がありません。ううむ、アズミフルート、試奏してみたいぞ。でも、試奏して出来が良かったら、衝動買いしそうで怖くて、手が出ません。だって、衝動買いできちゃうお値段なんだもの。
さて、アルタスフルートを女性にたとえるなら、ちょっと身持ちの固いお嬢さんって感じかな? もちろん、ツンデレですよぉ。こちらに容易に心を開いてくれません。しかし、一度心を開けば、とことん尽くしてくれるタイプですが…ちょっとでも邪険に扱うと、また簡単にへそを曲げてしまう人でもあります。そういう意味では、ちょっとばかりウザいタイプかも(笑)。でも、扱い方さえ、こちらがわきまえていれば、最高のパートナーになってくれると思います。
…と言うわけで、明日から平常運転に戻ります。よろしくね。
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コメント
すとんさん
あけましておめでとうございます
寝正月、正月太りにため息しつつ
新年の記事を拝見し思わずにやり(笑)
今回女性にたとえてのタイプ別面白いです[E:good]
昨年アルタスを購入しましたがまさにツンデレですね
数多いメーカーからアルタスを候補に挙げたのも
すとんさんの記事のツンデレ性質(笑)がヒントでしたから
そのときヤマハも候補に挙げていたのですが
試演したときのあまりにも簡単に音が鳴ってしまう
万能振りにビックリしたと同時に
明日にでもステージにデビューできそうな
できあがり感が物足りなくも感じて・・・
その点確かにアルタスは「くせ者」感がありましたし
一筋縄ではいかない、簡単には鳴らせてくれない感が
ありありでした
最終的に時間をかけて私仕様に育てられそうな
アルタスを購入しました
ただ私のアルタスはミヤザワさんと比べると
どうも「若い男性」のようで「アルタスくん」ですね[E:notes]
今はニキビ顔の中学生思春期ど真ん中ですね
ムラマツ ヤマハ ミヤザワ
アルタス アキヤマ ラファン パウエル
と目移りし続けてきましたが
SANKYOに出逢ってからは
他に目がいかなくなりました。
FLFLさん、こちらこそ、あけましておめでとうございます。
アルタスフルートの“くせ者感”を存分にお楽しみください(笑)。
>今はニキビ顔の中学生思春期ど真ん中ですね
そりゃあ、たしかに“くせ者”だ。中二病は発病していませんか? でも、そう言いたくなる気持ちは分からないでもないです。確かに、アルタスフルートのくせ者感は、ツンデレとも言えるけれど、中二病的とも言えるかも。とにかく、話がかみ合えばノリノリだけど、かみ合わない時は、全くかみ合わないからねえ。
そこがアルタスの楽しみですよん。
中年ハチ公さん、いらっしゃいませ。
>SANKYOに出逢ってからは、他に目がいかなくなりました。
そうおっしゃる方、ネットには大勢いらしゃいます。サンキョウは、相性がバッチリなら、本当に最高のフルートなんだそうです。実際、サンキョウのプレイヤーさんで、目の覚めるような美音で演奏される方、いらっしゃいますよね。サンキョウって、とにかく、音が美しいんですよね。
ただし、私はダメです。全くダメ(笑)。
たぶん、中年ハチ公さんは、アルタス、ダメだったんじゃないですか? そこが相性って奴で、良いとか悪いとかの話ではないと思います。でも、何はともあれ、お互い、良いフルートに出会えたものです。でしょでしょ?
こんばんは。
連載お疲れ様です。
すとんさんのサンキョウのイメージは…予想通りでした(笑)
頭部管もFLしか合わなかったのですよね。
以前、アーチストを吹いていましたが…自分は豊かな音色で鳴らすことはできませんでした。綺麗には鳴ってくれるのですが、倍音どこよ?って感じ。きっと合わない人だったのでしょうね。
でも、今月サンキョウの木管が届く予定(笑)…試奏では木管らしい柔らかい音色で気に入ったのですが、自分のはどんな感じか…気体と不安です。
アルタスは…以前PSを使っていましたが(中古)、綺麗な音色で鳴ってくれました。が、アンサンブルの時、隣の姉様のEtudeに負けて自分の音が聞こえません。音量はムリとかネットにあるし、山野では「ブリアコフとかくらいじゃないかな」とも言われ…手放しました。巻管系には興味あり…いや、買いませんが吹いてみたい。
アズミは頭部管居銀製モデルは試奏しました…明るい音色で吹きやすかった…あっけないほどですが、ターゲットを考えると正解なのでしょうね。
本当はすとんさんのA1307Rのデレな音色を聞いてみたいです…何かの機会には宜しくお願いいたします♪
手に入らなかったアルタスが
あります
それは 本当に本当に欲しかった
14Kでした
家庭崩壊に繋がる
まさに 高値の花でした
そうそう
パールも書き忘れました
へそくりは すべて 楽器につぎ込みました
家庭は崩壊してません。
ぼーさん
>本当はすとんさんのA1307Rのデレな音色を聞いてみたいです
チャンスがあれば、いつでも…ってか、音源アップできるほどの腕前が…(涙)。とりあえず、ミスなく最後まで吹き通せた音源さえあればアップしちゃうのですが、なかなかアップに耐える演奏ができなくて…ねえ。
ジャズなら、演奏のキズも味のうち、とかシラばっくれることもできますが、クラシックでは、そういう言い訳できませんからね。最低限、楽譜通りに吹けていないと…。ま、それでも少しずつ上達していると思いますから、いずれはフルートの音源もアップできるといいなあって思ってます。
あとは…いつもいつもデレた音で鳴ってくれるわけじゃないので、録音の時に、デレた音で鳴ってくれるかという不安もあったりします。
中年ハチ公さん
アルタスの14Kですか? あれはなかなか面白いフルートだと思います。
ゴールドフルートなのに、シルバーっぽい響きがあって、だけどやっぱりゴールドの音で、深みもあるけど、軽妙さもあって、なんか不思議な音がするフルートだと思います。ま、これもまた、変化球的な笛なんじゃないかな? それこそ、くせ者? でも、趣味心を大いに刺激するフルートだと思います。
パールもいいフルートですね。私、大好きです。
>へそくりは すべて 楽器につぎ込みました
エラいなあ…へそくりで楽器を買っちゃうなんて、すごいなあ。私は貯金をしても、すぐに使っちゃうので、全然貯まりませんよ。だから、楽器購入なんて…ムリムリムリ(笑)。
良かったぁー。パールは出てたし、アルタス最後に出たぁ。
前回心配して頂いた私の右手二本の指、一時は奥様の白魚の様な指からすとんさんの指の様に(見たこと有りませんが)成ったのですが(特に第二関節が)、徐々に良くなってきました。(エヘヘ)
面白いことが有りました。23日に怪我をし練習をサボっていたのですが、吹き納めで30日に吹きましたら、びっくりする様な綺麗な音色が出ました。そして4日にワクワクして吹き初めをしたら、元の汚い音色に戻っていました。(涙)原因は多分確認しにくい唇の中央とか喉の脱力かな?ハァー
でも去年よりも汚いながらも少しだけ綺麗に成ったかなって、感じています。(笑顔)
これからも、ストンさん達も歩かれた道を、私も元気一杯に歩いて行きます。
アッ、アン(オペラ)もダイアナ(GPT )も、まだツンツンです。(笑顔)
カスミ草さん
>すとんさんの指の様に
ん? ゴツい指って事? あるいは、浮腫んだ指って事かな? だとしたら、残念、不正解ですよ。私、手は大きいんですよ。それもデカイ上にに、結構縦長なんです。つまり、指、長いよ(笑)。バスケットボールを素手の片手で握って持ちあげられます。その代わり、手がデカすぎて、ピッコロは吹けません。指が余りまくります(残念)。
それはさておき、吹き納めのキレイな音色は、たぶん、脱力のおかげじゃないですか?久しぶりに吹いたので、あっちこっち力が抜けていたんでしょ。
吹き始めの時に残念だったのは、力みのせいでしょうね。久しぶりに吹いたので、あっちこっちがカチンコチンになっていたんですよ。
毎日練習するのも良いですが、たまに、どっかり練習を休むといいですよ。そうすると、結構色々な事を忘れますし、できなくなります。もちろん、良くなっていた所も忘れちゃいますが、悪い癖も忘れます。なに、忘れてしまった良くなっていたところは練習始めれば、すぐに思い出させます。それよりも、悪い癖を忘れるのは、とてもとても大切な事ですって。
なので、私は、しばらく練習できない日が続くと「やった、ラッキー」って思い、久しぶりの練習が楽しくなります。だって、あんなにしつこかった悪い癖が抜けていたりするんだもの。だから、お休みって大切よ。
あけましておめでとうございます。
ついにAltusですね…!
PearlのPF525から変えた時には凄く失敗したんじゃないか、と思いましたが、吹けば服ほど馴染んできて面白いな、と思いました。
…年末に、消費増税と、Altusの次の価格改定で値段が3割ほど跳ね上がるという話で、勢いで値切ってかなり無理して14KSRHを入手しました…。
H管が欲しかったのもありましたが、総銀と吹き比べて響きの違いを感じたので…相性が凄くよかった感です。
お陰で今年は遊べそうにありませんので(笑)、フルートと思いっきり遊ぼうと思います。
Luciferさん
>Altusの次の価格改定で値段が3割ほど跳ね上がるという話
あら~、またですか? 次にあがったら、もうムラマツやサンキョウどころの騒ぎでなく、日本メーカーとしては、トップレベルの(価格が)お高いフルートメーカーになっちゃいますねえ…。あんまり高くなっちゃうと、買換えの時にアルタスを選べなくなっちゃうよ(汗)。
ま、せめて価格が上がる分、アルタスの職人さんたちのお給料が上がればよいかな。
>お陰で今年は遊べそうにありませんので(笑)、フルートと思いっきり遊ぼうと思います。
いやあ、それは実にうらやましい…とかね。いやいや、私は1307と遊びだして、もう5年以上になりますが、今だに飽きずに遊べますからね。ほんとは、全然うらやましくなかったりします(ごめんね)。
久しぶりにメールさせていただききます。
アルテスのミニヨンエチュード20番にようやく入りました。
フレーズのキャラクターの違いに悪戦苦闘中です。
私はサンキョウのエチュードを使っています。アルタスの総銀に憧れて試吹きさせて貰もらいましたが、笛に嫌われてしまいました。ムラマツは普通に素晴らしかったです。
でも、、、な。夢の総銀フルート探しはまだ続きそうです。
うさぎさん、お久しぶり。
あー、20番ですか? ラスボスですね。あれ、難しいですよねえ、私も散々苦労しました。
それにしても、どうやら、サンキョウとアルタスは相容れないフルートなんでしょうかね? サンキョウに愛されている人は、たいていアルタスがダメだし、アルタスラブの人はサンキョウに嫌われる…傾向にあるみたいです。両方とも個性的かつ趣味性の高いフルートですが、個性の方向がだいぶ違うんでしょうね。
>ムラマツは普通に素晴らしかったです。
日本のデフォルト。世界のメジャーフルートですからね。ムラマツとヤマハの両横綱は、とにかく“普通”に素晴らしいんですよ。でも、その普通に素晴らしいって事自体がとても大変な事なんですけれどね。
去年の夏、持っていたパウエルのシグネチャーを手放し
中古のPSを購入しました。
サークル内でパールのオペラからPSに変えられた方の
音が劇的に変わり、音質が豊かになったのが気になり
吹かなくなってたパウエルを下取りしてもらいました。
吹き始めは全然鳴らず、手持ちだったオールドヘインズが
断然メイン楽器でしたが、鳴るポイントをつかめてからは
ガンガン鳴りだし、妻の座はPSに譲られ
オールドヘインズは愛人に成り下がってしまいました(笑)
PS、吹き込んでいったらどんな表情をみせてくれるようになるのか
楽しみです。
ヘインズの甘い中低音も魅力なんですけどね。
まーさくさん
オールドヘインズ対PSとなったわけですね。音量的というか鳴りで比べると、やはり現代フルートであるPSの勝ちになるのは、当然の話です。ただ、PSはポイントが狭くて、鳴らせるようになるのは大変って聞きます。でも、ソロで演奏する時は、まだまだオールドヘインズの魅力を発揮できると思いますよ。
それにしても、妻がPSで愛人がオールドヘインズですか。ああ、うらやましいラインナップですねえ。
すとん様
早々にレスありがとうございます。
自分もヌーボ社のプラフルート持ってますよ(^_^)
キーが共鳴して指先にブルブル伝わってきますよね?
軽量なので寝たきりになったら、寝ながら吹こうと思っています(笑)
ヘインズもまだまだ現役ですよ。
3万番台でサークル内(フルートオーケストラ)では試奏させてーと
人気者です(^_^)
まーさくさん
きますね、きますね、ブルブルきますね。あれってなかなかいい感じです。
>軽量なので寝たきりになったら、寝ながら吹こうと思っています(笑)
なるほど、そういう使い方もありますね。軽量で雜に扱えるプラ管は、そういう用途に良いかもしれません。
>サークル内(フルートオーケストラ)では試奏させてーと人気者です(^_^)
そりゃあそうですよ、私だって、その場にいたら「試奏させてー」と叫びますって。
たびたびのカキコミすみません。
楽器購入したときについてくるアルタスのケースカバーて
使い勝手が悪くないですか?
手で下げるにはショルダー紐が長いし、
肩から下げると最大限に伸ばしても短い…
ケースカバーはムラマツのを使ってますが
みなさんどうされてるんでしょう?(^_^;)
まーさくさん
ええと、アルタスのケースカバーって使った事ないです(笑)。フルートを買って、すぐに今のフルートカバーを買いましたから。私は日本のS.HAYASHIのカンガルー革のヤツ。日本の職人ワザで作られた逸品って奴ですぜぇ。ええって驚くほどお高い値段でしたが、中にしまう笛の値段から考えれば、それくらいでちょうどいいかって思って購入しました。
私が思うに、皆さん、思い思いのケースカバーを購入されているんじゃないかな? だって楽器屋さんに行けば、本当に色とりどりのケースカバーは売っているし、普通のカバン屋にもフルート収納にちょうど良いバッグはあるしね。まーさくさんも一度お店でフルートケースカバーをご覧になると良いですよ。