あー、今週は一度も体重計らなかったよ(涙)。それくらい忙しくて、デタラメな生活を送っていたと、お察しください。食べる方も、結構デタラメだったし、ストレス解消を音楽とオヤツで解消する私ですから…たぶん、太っただろうなあ。来週が怖いです。
なので、今週は、エッセイだけでお茶を濁します(爆)。
さて、皆さんは、ワーク・ライフ・バランスという言葉をご存じでしょうか? 私は最近まで耳にした事、ありませんでした。なんでも「仕事と生活の調和」という意味で、日本は諸外国と比べて、有意にこのバランスが悪いんだそうです。
もちろん日本人は概ね、仕事偏重であって、長時間労働であって、ワーカホリックなんだそうです。
まあ、今までも何度も「日本人、働きすぎ」という話は耳にしました。たぶん、欧米諸国と比べると、統計的に働きすぎなんでしょうね。2004年度のOECDの報告によると、日本は世界第5位の働きすぎ国民なんだそうです。ちなみに、第1位は韓国で、2位がポーランド、3位がメキシコ、4位がチェコなんだって。ちなみにアメリカは7位です。イギリスは14位なんだけれど、1位の韓国の2/3程度の労働時間なんです。
それにしても、メキシコ人の方が日本人よりも勤勉だったとは…意外な統計。
確かに働きすぎだと、うつ病になったり、過労死したりするわけで、労働時間は少ないに越したことはないけれど、少ない労働では、生活するのに十分な賃金が確保できなかったりするわけで、忙しいけれど経済的に豊かな生活を目指すか、楽だけれど貧乏な生活に耐えるかって話なんじゃないかなって思います。
無論、程度の問題なんだけれど、日本人は、高度成長期以来、経済的に豊かになることをめざしてきたわけだから「忙しいけれど経済的に豊か」になれて、幸せなんじゃないかなって思います。
「労働時間を今の半分にするから、お給料も今の半分ね」と言われて、喜ぶ日本人って、どれぐらいいるんだろ? ちなみに私は、お給料を今の半分にされたら困るので、反対します。もちろん「労働時間を今の1.5倍にするけど、お給料も1.5倍ね」と言われたら…若くて体力が余っていた時なら喜んだかもしれないけれど、今の私では、それを受け入れたら、死ぬかウツになるかどっちかだろうから、それも困ります。
私的には「労働時間を今の8割にするから、お給料も8割程度ね」ぐらいが、ちょうど良いのかも。いや、一番良いのは「労働時間を減らして、お給料を増やして…」ですが、それは一応ナシの方向で(笑)。
結局、生活レベルを下げるのは容易な事ではないし、これでも妻子を養っているという自覚もある(笑)ので、カラダに鞭打って、今のお給料をキープすべく、頑張るのが私なんだよね。
それはさておき、確かに、ワーク・ライフ・バランスを整えるのは、大切だと思います。働きすぎは色々と良くないです。ウツ病や過労死だけでなく、少子化だって、ワーク・ライフ・バランスが良くないからだろうし、結局、お金があっても幸せでないなら、残念だものね。
だいたい日本人が働きすぎなのは、働くのが好きって事もあるけれど、その性質につけこんで、人件費を節約して結果的に長時間労働にならざるをえない事とか、サービス残業が横行している事とか、そういう現状があるからだよね。つまり、日本人って、人がいいトコロに、つけこまれているって寸法なわけだ。
そうそう幸せと言えば、健康・富・教育の三要素から、国際的な幸福度を作って、それをマッピングした、世界幸福地図ってのがあります。ご存じですか?
それによると、2006年の調査では、日本は世界で90番目に幸せな国なんだって。世界には約200の国があるので、日本は、ちょうど真ん中程度の“とりわけ幸せでも不幸せでもない国”ってのになるらしい。なんか、不思議。私は、もっと幸せな国なんじゃないかなって思ってました。
ちなみに、その地図によると、幸せな国の世界ランキングは以下の通り。
第1位 デンマーク
第2位 スイス
第3位 オーストリア
第4位 アイスランド
第5位 バハマ
第6位 フィンランド
第7位 スウェーデン
第8位 ブータン
第9位 ブルネイ
第10位 カナダ
ちなみに、アメリカは23位、台湾は68位、中国は82位、韓国は102位だそうです。つまり、日本よりも中国の方が幸せなんですって? ふーん、そうなんだ(棒読み)。
まあ、幸せな国(笑)に住むと言うのも大切な事だけれど、肝心なのは、私個人が幸せか不幸せかって事だろうと思ってます。
私個人のワーク・ライフ・バランスは…今年はちょいとワークに傾きすぎているような気がします。昨年まではなかなか良いバランスだっただけに、ちょいと残念でございます。でも、バランスは少々悪くなったけれど、幸せは幸せだと思ってます。うん、私は幸せだよ。サービス残業は山のようにやっているけれど、趣味生活もそれなりに充実していて、決して仕事オンリーな生き方しているわけじゃないしね。
後はこれで、労働時間と仕事の責任が少なくなって、お給料が増えたら、もっとうれしいけれどね(大笑)。
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コメント
もうちょっと「仕事の時間」と「その他の時間」とのメリハリがつくと良いのですが、日本の場合は切替が下手みたいで、いつもダラダラ忙しいという感じなんですよね。オンとオフのけじめがついていないというか、勤務時間外に仕事をするのは特殊なことである、という認識が定着していないというか。日頃はなりゆきで残業していても、休日はきっちり確保できればまた違うのだろうけれど、休日にもなりゆきで仕事していたり。
仕事とプライベートとの線引きをきっちりできるようになれば、もっとワーク・ライフ・バランスもよくなるんじゃないでしょうかねぇ。オンには全力で仕事して、オフにはきれいさっぱり仕事を忘れて、またオンになるときにはリフレッシュできている、というのが結局効率も良いと思うんですが。
るきさん
そうそう、仕事とプライベートの時間がきちんと切り換えられれば、ワーク・ライフ・バランスも改善するんだろうと思います。ダメなのは、メリハリのなさ。ついつい、休みの日も仕事、しちゃうんだよね。でもそれは、休みの日も仕事を持ち帰ってしないと間に合わないから。これって、つまりオーバーワークなわけだし、カタチを変えたサービス残業なわけだし、結局、テイヨク安く使われているわけんなんだよ、それも命令されたわけではなくて、自主的にやっているんだから、始末が悪いです。
なかなかね、難しいですね。やっぱ、積極的に遊ばないと、人間、壊れちゃうな。もっと、マジメに音楽やろうっと。
こんばんは。
ワーク・ライフ・バランスってどこかで聞いたことがある、とおもっていたら、
http://www.nhk.or.jp/jirenma/20130428.html
TV放送の出演者のお一人が株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長、という方でした。詳細は
http://www.work-life-b.com/
年寄りのオジサンからみると、納得できるとこと不明なことが混在、という感じではあります。ご本人はお幸せそうで、何もいうことはありませんが。
世界幸福地図ですが、デンマーク、スウェーデンの伝説的な高福祉国家(税金はメチャ高く、公務員もメチャ多い)とかフィンランド(教育で有名???)あたりが上位にあって、作者の夢なのかな、とカッテに推測してしまいました。
失礼しました。
面白いなぁと思ったのは、なんだかんだと「(大笑)」で笑って締めくくってる記事である事。
これはすとんさんに限らず、多くの日本人男性に共通してるような気がします。
日本人って、面白い人種で、不幸だったり辛い目にあってるのに、インタビューマイクを向けると笑って話す人が多い。
不思議だけど、そういう習性の人たちなんですよね(^^;ゞ
tetsuさん
不勉強で、NHKの番組も、コンサルティング会社の事も知らなかった私ですが、そのあたりのつながりを教えていただき感謝です。
それにしても色々な会社があるんですねえ。コンサルティング会社? ヨソの会社にアドヴァイスするだけでお金がもらえるなんて、どうなの? 虚業もいいとこだね…なんて思ってしまう私は、古い人間なんでしょうね。
ワーク・ライフ・バランスって言葉は、元々は内閣府が…って、ありゃ、こここの会社の代表さん、内閣府の委員なんだね。ううむ、って事は、ワーク・ライフ・バランスって言葉そのものは、この人の発案ってところかな。これぞコンサルティング! そう思ったら、なんか気持ち悪くなってきました。ステマのつもりはなかったけど、ここの会社のステマになっているとしたら、私、サイテーだね。この記事は削除するべきだろうか…。
>年寄りのオジサンからみると、納得できるとこと不明なことが混在、という感じではあります。ご本人はお幸せそうで、何もいうことはありませんが。
『何もいうことが何』も関わらず、コメントくださりご苦労さまでした。次回からは、無理なさらないでください。
世界幸福地図って面白いでしょ? 私の中では、世界で一番幸せな国は日本なんですが、そういう結果とか統計とかって、なかなか無いんですね。残念です。
すずめおばさん
最後を笑って締めくくるってのは、現状が厳しいからですね。事実と感情のバランスを無意識に取ろうとしているのかもしれません。事実が厳しければ厳しいほど、それを陽気に楽しげに語る…モンじゃないかしら?
サラリーマンが気楽な商売だったのは、植木等の時代までで、今は決して“お気楽極楽”な仕事じゃないですからね。デフレの時代って、そういうモンなんだと思います。別に極端なインフレは歓迎はしませんが、インフレにならないと給料が増えないってのも事実なんだよね。
若者の失業率の問題や、少子高齢化の問題も、世の中がインフレになったら改善するんじゃないかしら…と何となく思っている私です。
どうもです。
> コンサルティング会社?
この会社ではありませんが、月1回、計12回のプレゼンテーションとディスカッションの1年契約で、1社あたり1200万(?)というお仕事をされている会社があるようです。内容を紹介している本は本屋では平積みになっています。クライアントは上場企業も含めて数十社あります。WWWサイトには金額まで公開されていませんが、問い合わせたらこの回答がくるのでしょう。
先日、友人たちと事務所開きして、ようやく仕事が始まります。こんなところで何やってんだろう、と大笑いにはなりました。
> 私の中では、世界で一番幸せな国は日本なんですが
幸福度なんて適当なデータを寄せ集めているだけのはずなので、そういう統計を選んでくれば可能だとはおもいます。日本語だけでほとんどの生活ができてしまう国はおそらく英語圏を除けば、ないとおもいます。
tetsuさん
>月1回、計12回のプレゼンテーションとディスカッションの1年契約で、1社あたり1200万(?)というお仕事をされている会社があるようです。
情報ありがとう。しかし、そういう業務が成り立つんですね。信じられない。業務が成り立つ事も信じられないけれど、そういう契約を結んじゃう企業があるって事も信じられない。1200万円という金額が端金のように扱われているのが、なんともなーって気がします。お金の使い道に困っている人たちって、たくさんいるんですね。
>先日、友人たちと事務所開きして、ようやく仕事が始まります。
おめでとうございます。どんな業種かは存じあげませんが、客に必要とされている事を、喜ばれるようなカタチでサポートしてあげられるような仕事をしていれば、いくら世の中が不況とは言え、大きくヘマる事はないと思います。頑張ってください。