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ハナジロが入院しました

 実は、前回の金魚記事をアップした2013年4月25日の事、仕事から帰って来て、水槽を見たら、ハナジロが腹を上にして、水槽の下に沈んでいるではありませんか? 心なしか、息も荒いようです。

 どうやら、転覆病の初期状態のようです。今は水槽の下に沈んでいますが、やがて浮かんできて、浮島のように常に腹を水上に出したまま、エサも食えず、段々とやせ衰えていくわけです。

 転覆病って、一度なると、なかなか治らないというか、まず治らないというか、金魚にとっては、死病の一つなんですよね。ただ、転覆病になったからと言って、今日明日死んでしまうわけではなく、苦しい状態のまま、数週間から数カ月を過ごすわけです。ああ、たまんないなあ…。

 転覆病の原因は諸説様々ありますが、私の見立てでは、過食&肥満が原因だと思います。なので、急に大きくなった子は、たいてい転覆します。そういう意味では、ハナジロは前々から危ないなあ…って思ってました。

 でもね、ハナジロはオランダ系金魚です。オランダ系金魚は、琉金系金魚よりも転覆しづらいのは確かなので、ハナジロは確かに肥満魚でちょっとヤバかったのですが、それでも、たぶん平気、と私は心の中で思ってました。

 むしろ、ヤバイのは、ナゴンの方だな…ってね。

 それが、ナゴンではなく、ハナジロがいきなり転覆しちゃったわけです。

 そのまま水槽に置いておいて良いのかもしれないけれど、ハナジロは転覆以外に、ケロイド体質という特徴もあり、常にカラダに生傷があって、いつも何かがドロドロと出ている子です。それもあって、いきなりハナジロを入院させました。

 転覆&ケロイドのために、隔離…って感じかな。可哀相な気がしますが、しかたないです。

 あれから約一週間しましたが、ハナジロは転覆以外は元気です。一応、絶食してます。金魚は、食べなくても一カ月程度は平気なので…いやむしろ、体調の悪い時にエサを与えると、余計に体調を悪くするので…絶食&塩水浴治療をしていますが、一週間では、これと言った変化はありません。

 早く治って欲しいのですが、なかなか難しそうです。

 それにしても、金魚は…と言うか、サクラは薄情です。ハナジロを入院させて以来、とりあえず、ナゴンとキキョウは、ハナジロの入院水槽の方を見ている事が多くなりました。何を考えているのかは分かりませんが、人間の目からは、仲間を心配しているように見えます。

 そこへ行くと、サクラはマイペースです。ハナジロがいなくなっても、いた時と全く同じ行動パターンで、常に天真爛漫に暮らしています。こういう鈍いところ、薄情なところ、他の魚に興味がないところが、サクラが毎日元気で過ごせる理由なのかもしれません。

 サクラって、いつでもどこでもマイペースな子なんです。たぶん、自分以外には興味なんて無いんだろうなあ…。

 ちなみに、これがドジョウなら、たぶん、水槽がパニックになってます。と言うもの、ドジョウって、本当に、仲間を大切にする魚なので、一匹が入院しただけで大騒ぎだし、星になった日には阿鼻叫喚になってしまいます。

 できれば、転覆から回復して欲しいです。

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コメント

  1. 椎茸 より:

    良くなるといいですね。「入院」の見出しをみるとつも心配になります。

  2. すとん より:

    椎茸さん

     ご心配、感謝です。少なくとも、ハナジロの状態は、良くも悪くもなっていません。悪くなっていないのですから、希望がないわけではありません。

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