ダンスの練習をしてきました。
いつものように、ブルースの練習から始めました。ブルースを踊っている時に、ふと「なぜホールドをするのかなあ? 腕がだるいのに…」とボヤいたら「ホールドをして出来た空間の中で踊るため」と言われました。ん? じゃあ、腕は城壁のようなものですか? つまり『お城の中で踊れ』って事ですか?
「踊っていても、モモは疲れていないでしょ?」と尋ねられたので、素直に「うん、疲れていないよ」と答えたら「それじゃあダメ」と言われました。
なんでも、ダンスって、モモがしっかり疲れるように踊らないといけないんだと。でも私は、ラクに、楽しく踊りたいから「踊っていて、カラダが疲れないのは、良いことなんじゃないの?」と答えたら、初心のうちは、あえてカラダにつらいダンスを踊る事が大切なんだって。そのつらいダンスを踊る事で、少しずつダンスのカラダが出来てくるのだから、ダンスがツライという段階を経由しておかないと、いつまでもダンスが上達しないし、ダンスが上達しないと、楽しく踊れないから、今はあえてツラいダンスを目指して踊るようにしましょう…って言われたけど…水は低い方に流れるんだよなあ…。
ジルバは、リズムが大切です。それは、自分が踊るためだけでなく、特に男性の場合、相手をリードするためにも、正しくリズムをキープすることかが大切です。特に「5-6」のリズムは大切です。
ひとくちに“ジルバ”と言っても、色々なテンポのジルバがあるわけです。私の場合、会場に流れている音楽が、ゆっくりめの演奏だと、そのゆっくりなテンポに耐えられなくて、ついついダンスが走ってしまいます。
もちろん、それはダメなわけで、そんな時でも、しっかりと気合を入れて、きちんとテンポキープをする事が肝心です。自分の踊りやすいリズムで勝手に踊るのではなく、その場の音楽のテンポに合わせて踊ることが身に付いていないといけません。
と言うのも、社交ダンスは、自分で踊る音楽が選べません。常に会場に流れる音楽に合わせて踊るだけなんですか。だから、流れてきた音楽に即座に合わせて踊る事が出来ないとダメなんです。
ワルツは、ひたすらウィーブの復習でした。とにかく、あっちこっち、細かく直しました。「カラダ、ゆるめるな!」「脚が硬い!」「2で伸びる!」を散々言われ続けました。理想は、脚は弛んで、上体はピンとし、優雅にワルツのリズムに乗って踊る事です。でも、実態は、脚に柔軟性はなく、上半身はクニャっとして、ワルツのリズムに乗り切れていないんだから、イケナイイケナイ。
それにしても、ワルツは疲れます。汗が吹き出るし、息がキレる。おまけに花粉症で呼吸困難だし…。ヘトヘトになったので、ちょっと早めのドーナッツ休憩を取りました。
ああ、ハニーディップとエンゼルクリーム、うま~。
さて、休憩を取っているうちに、カラダが冷えて、気持ち悪くなってしまったけれど、その気持ち悪さに負けずに、頑張ってルンバを踊ってきました。
ルンバは、リズムのキレよく踊る事が必要です。でも、私、まだまだステップがあやふやなため、何となくリズムのキレが悪くなってしまいます。まずはしっかりとステップを思い出す事。思い出しさえすれば、あとはカラダがなんとかしてくれるはず。ルンバは、ジルバと違って、足を止めてはいけないダンスなので、いつもしっかりとステップを踏み続ける事を忘れずに…です。
最後に控えしは…タンゴ。タンゴと言えば、ウォーク、ウォーク、とにかくウォークです。だって、私、タンゴウォークなんて、ちっとも分からないし、出来ないんだもの。
まず、右ヒザの使い方が全然分かりません。何度もトライしてみるけれど、なんともうまく出来ません。「スクワットが足りないんじゃないの」と妻先生に言われたけれど…確かにそうかもしれない(涙)。
とにかく、ヒザから上体をひねって、ひねったまま、へその方向に動こうとするわけで、その結果、円運動になるわけです。それにしても、ウォーク、難しすぎです。
おまけに、タンゴって(今の段階ですら)ステップのリズムは2パターンあって、今から踊るのが、どっちのパターンになるのか、ちっとも分からないし、どういう順番でくるかも、いちいち考えないと分かりません。分からないからリズムのキレが悪いくなります。それでも、なんとかなっているのは、私が妻先生に連れられて踊らされているからです。決して私の力で踊っているわけじゃないです。
ああ、もっと自然にカラダから踊れないとダメです。
さて、ここまで90分です。町中のダンス教室だと三回分のレッスン量です。で、ヘトヘトになったので、今回は、ここでおしまい。
それにしても、社交ダンス。世間で流行る気配が、一向にないですね。
私は、モノマネ芸人のキンタロー。さんが有名になって、テレビの露出が増えて“元社交ダンス選手”と言うのがクローズアップされれば、社交ダンスが再び流行りだすかな…なんて思っていたけれど、どうやらそれは甘かったようです。
昔の人と違って、今の若い人たちって、ダンスが好きだし、踊るという行為も、かなり定着してきました。でも、彼らが踊っているダンスって、どのダンスもソロダンスばかりです。ペアダンスって、若者の間では、ちょっとも流行っていないんですよね。
考えてみれば、最近人気のアイススケートだって、注目されるのはソロの選手ばかりで、ペアとかダンスなど、二人組で踊る選手って、あんまり注目されないんだよね。日本人は、男女カップルで行う競技ってのが、嫌いなのかね?
まあ、私も相手が妻だから、平気な顔して踊っているけれど、これが余所の家の奥様だったら、手を握るだけでも、ご亭主に遠慮しちゃうし、独身の方だったら「私、既婚者だし、どーしたらいいんだろ」とかわけの分からない事で悩みそう…。まあ、自分の妻が相手だから、何も考えず、何も遠慮せずに踊れるわけですが、世間じゃ、自分の妻の手を取ることだって恥ずかしいという殿方はいるわけで……そう考えると、やっぱり、日本人には男女カップルで行う競技は、ハードル高いか…。
それにしても、社交ダンスを楽しんでいる方の多くは、自分の配偶者ではない方と踊っているわけでしょ? それって、どんな気分なんだろ?
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コメント
私は日本人って、男女間に限らず、同性間でもあまり他人の身体に触れるのが好きじゃないのかなって思います(若い子たちで親友みたいな関係ならそうでもないのかも)。
なんか、中国の人って、同性の普通のお友達同士、腕組んだり、手つないだりするしなぁ。
親子ほど年の離れた同性同士だとして、ご年配の方と一緒だったりすると段差のあるところとか、腕組んじゃったりして相手が歩きやすいように気遣ったり…ちょっと日本人だと相手が身体が不自由とまでいえないご年配の人に気安く触らないですよね。
ちなみに、楽器とか教わる時、日本人の先生はホント、人の身体に触れませんね(プロを育てている人は別らしい)。
異性だと一歩間違うとセクハラ(?)みたいになっちゃってヤバいと気をお使いになるのかもしれませんが…
中国人の先生はあんまり言っても分からないと、手つかんだりする人もいますけどね(笑)
逆に自分の身体差し出して「力抜けてるでしょ、ほら、触ってみ」とおっしゃることもあるし。
游鲤さん
言われてみれば、その通りで、確かに他人の身体に触れるのは、好きじゃないと言うか、遠慮しちゃいますね。特に男性は顕著じゃないかな? 女性相手だと、セクハラが怖いですし、同性同士だと“ホモ疑惑”が怖いです。
音楽の場合、楽器を教える先生は…たしかにプロを育てるような関係でもなければ、なかなかカラダに触れる事はないかもしれませんね。特に子ども相手だと、体罰だと誤解されるのもイヤでしょうしね。
声楽の場合は、先生によりけりです。全く触らない先生もいらっしゃれば、平気で触ったり触られたりします。声楽の場合は、カラダが楽器なので、全く触らないで教えるには、限界がありますので、異性の生徒を取らない先生もいらっしゃるくらいです。
その点、ペアダンスの場合は『身体接触ありき』が大前提です。避けて通るわけにはいきません。
そう言えば、子どもの頃に学校で習ったフォークダンスも、踊る事自体は好きでしたが、女の子と手をつなぐのがイヤでした(女の子だってイヤだったみたいですが…)。我々日本人にとって、本当に異性との身体接触って、高い壁なんですね。ましてや社交ダンスの場合、手をつなぐどころか、背中に手をまわしたり、腰同士をくっつけたり、相手の股間に足を入れたりと…なかなか、恥ずかしい事をしないといけないわけで…ううむ、やっぱり色々と抵抗はありますよね。