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アラフィフの記憶力をナメんじゃねーぞー!

 社交ダンスのレッスンを受けてきました。三週間のお休みをいただきましたので、ほぼ一ヶ月ぶりのレッスンでした。

 初心者が一カ月もレッスンをサボると、どうなるでしょうか?(笑) はい、とても大変な事になります(涙)。

 まず、歩けなくなります。前進も後進も出来ません。しっかりと、体重を乗せて、腰で歩けなくなります。腰で歩こうとすると、カラダが「そんな歩き方はゴメンだぜ」と言って、いつも足だけの歩き方になってしまいます。後進なんかは「生き物ってのは、前に向かって歩くもんだぜ」と言うわけで、フラフラになってしまいます。

 明らかに、ゼロに戻っているなあ…。

 以前なら、ウォークから、自習でそれぞれのダンスの復習をして、それからレッスンに入るのですが、あまりにウォークがダメダメだったせいでしょうか、いきなりレッスンに入りました。まあ、その妻先生の判断は正しかったと思います。だって、復習をしようとしても、復習できるものが…揮発してしまったのです(驚)。

 まずはブルースから。はい、すべて忘れていました(驚)。思い出そう、思い出そうとしましたが、結局、思い出せずに、頓珍漢なダンスを踊ってしまったので、思い出すよりも、改めて習った方が早いと言うわけで、また最初から習いましたが…ブルースって、こんなつまんないダンスだったっけ? こんな退屈なダンスなんて、習った覚えない! ブルースを最初に習った時は、もっとワクワクしたし、ずっと楽しくて面白かったはずなのに、なんか、改めてブルースを習ってみたら、すごく退屈でつまらなかったです。

 なんだろうなあ…憧れのマドンナを郷里に置いて都会に出て、都会生活を満喫して、ひさしぶりに田舎に帰って来たら、マドンナの田舎っぽさにガッカリする…みたいな感覚? もう一歩進むと、マドンナの田舎っぽさが純朴さに感じられるようになって、また新たな魅力発見!って事になるかもしれないけれど、今のところはガッカリ気分な私です。

 でも、とりあえず、ブルースは踊れるようになりました。

 ジルバは…ステップそのものを忘れてました(驚)。当然、踊れません。元々、苦手なダンスだったけれど、それをようやく克服したところだったはずですが、また全然踊れなくなってました。…ってか、ジルバとルンバがゴッチャになっていました。で、結局、全部は思い出せませんでした。『続きはまた今度』って事になりました。なんか、納得できません。

 ブルースとジルバだけで、すでにヘトヘトになってしまいました。やっぱり、練習なんて三週間もサボってはいけません。ダンスはカラダを使うものだから、出来なくなると、目に見えて分かるので、まだ罪が軽いです。声楽もロクにレッスンしてもらってませんから、とってもヒドイ状況になっていますが、ダンスのように、ダメっぷりが目に見えないので、切実感が無いですね。

 ワルツは…これはカラダが覚えておりました(やったね)! 何も考えずとも、カラダが勝手に動きます。ワルツに関しては、とりあえず、現状維持が出来てました。レッスン室もぐるりと回れるし、音楽に合わせて踊れます。ワンパターンのダンスしか出来ないけれど、でも踊れて楽しかったです。

 前回までの力量が、単純に維持できていただけなのに、なんか、とってもうれしかったです。なにしろ、ブルースやジルバがひど過ぎたから…。

 ワルツは覚えていたので、懸案のステップであるオーバーターンド・ターニング・ロックの練習に入りました。『乗り越えてから回る』とか『きちんと足をフックする』とか『忘れずにスウィングする』とか、一つ一つの動作をきちんと出来ないと様にならないステップのようなので、細かく細かく注意してやりましたが、結局、また次回へ持ち越しです。まあ、このステップは、足型が出来ても、それだけじゃあ全然踊れないステップだからなあ…。難しいです。でも、これをマスターすると、クルクル回れるわけだし…目指せ、クルクル!

 で、悪い予感を抱えたまま、次はルンバの練習をしましたが、やっぱり忘れていました(呆)。どうも、ジルバとルンバがゴッチャになってます。ジルンバ? とりあえず、ルンバ・ウォークは覚えてましたが、覚えていたのはそれだけで、ニューヨークもファンも、なんか変でした。ってか、ニューヨークは最後まで、ちゃんと出来なかったと思いますし、グルって回る奴(ステップ名すら覚えていない)も、すっご~~~く変でした。

 一方、タンゴは…覚えてた(笑)。とりあえず、前回はウォークからリンクまでやったのですが、タンゴ・ウォークは覚えていたし、リンクは忘れていたけれど、すぐに思い出したよ。なので、プロムナードの練習もして『ウォーク -> リンク -> プロムナード』という一連の動きが練習できました。
 
 
 結論、アラフィフの記憶力をナメんじゃねーぞー!

 出来る出来ないとか、覚えている覚えていないではなく、習った事すら忘れている…自分でも呆れるけれど、それがアラフィフの記憶力。そんな厳しい現実をつきつけられました。三十代の頃までは確実に存在していた、あの私の優秀な記憶力は、一体どこに行ってしまったのでしょうか? 半年近くかけて習った事が、たったの三週間で、ほぼすべて揮発してしまうとは(涙)。

 とりあえず、今回のレッスンで前回レベルまで戻せたのは、ブルースとワルツとタンゴ。これはあくまで“戻せた”レベルね。一方、ジルバとルンバは前回レベルよりも明らかにダウンしています。妻先生曰く「ゼロにまで戻っていないんだから、立派立派」だそうです。三週間かけて失ったものを、取り戻すには、どれくらいの期間が必要なんでしょうね…。

 しかし、ラテンはすっかり忘れちゃったけれど、モダンは何となく覚えているみたいで、私のカラダはモダンの方が吸収しやすい…のかな?

 ちなみに、次回も諸般の事情で、ダンス練習は無い予定です。また、色々と忘れてしまうんだろうなあ…。せっかくあれこれ習っても、すぐに忘れてしまうのでは、レッスン代がもったいないです…って、レッスン代、支払っていなかったんだ、ドンマイ(笑)。
 
 
 そうそう、ダンスの練習が終わってから、二人で歌の練習をしたのだけれど、もう、泣きたくなるくらい、発声がダメでした。浅いし、平たいし、響きもないし。高音を外すのは当然としても、あっちこっち音を外しまくりで、歌いながら、情けなくなりました。こっちも、ロクにレッスン受けていないのだから、こんなテイタラクでも仕方ないです。妻も、あっちこっちで声が割れて、かなりマズい発声になってます。

 夫婦揃ってダメです。

 今回は、撃沈ではなく、このままでは出航できないかもしれません。マズいなあ…。

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コメント

  1. racco より:

    はじめまして。raccoと申します。
    いつも、楽しくブログを拝見させて頂いております。
    フルートを初めて1年。超初心者ですね〜

    ところで、
    トピックとは全然関係ないのですが、
    この疑問、何かと物知りなすとんさんならお分かりかと思い、
    ちょっとお聞きしてみたいと思いまして…

    フルートストラップって、なぜ無いんでしょう?と申しますか、
    私が探しきれていないだけなのでしょうか?
    もちろん、アクセサリーじゃなくて、実用としてのストラップなのですが…

    例えば、C#を吹く時、フルートと接している部分(肉体?)は4カ所ですよね?
    そこから、別の音を吹く時などが一番顕著なのですが、フルートが不安定になります。
    3点支持ができていないと言われると、それまでなのかもしれませんが、
    そこそこ、高額の楽器を、ほぼ手放し状態で宙に浮かせ
    (もちろん浮いてはいませんが、気分的にはそんな感じです)
    そこから、また安定した音を出すなんて、曲芸さながらですよね〜

    フルートに、何か余計なものを付ける事自体が、間違っているのでしょうが、
    「手から滑り落ち、そこそこ高額なフルートが、床に叩き付けられることは100%無いよ」
    という保険としてで良いので、
    なにかこう…あまり音に影響しない程度の、
    ストラップ的なものがあったら、もっとのびのびとC#が吹けるだろうに…といつも感じます。
    左人差し指に付ける、滑り止めのようなグッズは、ネットでいくつか見ましたが、
    そういうのではなく、ストラップが欲しい!
    何かにつけ、小心者の私は、そんな風に保険をかけたくてしょうがないのですね〜トホホホ

    トピックと無関係で、その上、ド素人の浅はかな疑問を最後まで読んで下さり、
    誠にありがとうございました。

  2. すとん より:

    raccoさん、いらっしゃいませ。

     ストラップと言うと、今どきは、携帯電話につけるチャームの事を言う事が多いので、フルートストラップと聞いて、吹奏楽部のフルートちゃんたちがつけている、フルートのチャームのついた携帯ストラップの事を想像しちゃいました。楽器屋さんに行くと売ってますよね。

     raccoさんのおっしゃるストラップは、そうではなくて、いわば『肩掛けヒモ』とか『首掛けヒモ』の事ですよね。一般的なのは、サックスの首掛けヒモであるストラップとか、ギターの肩掛けヒモであるストラップとかね。つまり、楽器から両手を離しても、楽器が演奏状態のまま保持できるようにする補助道具としてのヒモの事ですよね。

     で、なぜ、フルートストラップが無いのか…という話ですが、たぶん不要だから無いんじゃないかな? 少なくとも、売り上げが見込めるほどの需要があるなら、絶対にどこかのメーカーが製作販売していると思います。

    >例えば、C#を吹く時、フルートと接している部分(肉体?)は4カ所ですよね?

     いや、三カ所でしょ。だから“三点支持”です。中音C#はすべてのトーンホールを開放しますので、純粋にフルートを保持する部位だけがフルートと接しているわけですが、それはクチビルと左人指し指の付け根と右親指だけです。

     私は結構しっかり楽器を持ちますので、楽器がグラつくという事はありません。だからストラップの類は不必要ですが、確かに初心者の頃は、楽器がちゃんと持てずに、結構グラグラさせながら持っていたかな?

    >フルートに、何か余計なものを付ける事自体が、間違っているのでしょうが、

     いや、むしろ、フルートの歴史はフルートに余計なもの(?)をドンドンつけてきた歴史だと思います。ブリディアルディキーとか、足部管とか、Eメカとか、ギズモキーとかね。必要ならやがて標準機能に取り込まれると思います。

     当面、ちょっと格好悪いですが、フルートのボディに釣り用のテグスをつけて固定し、固定されなかった端の先に金属製リングをつけ、raccoさんご自身はサックスストラップを首からさげ、サックスストラップとフルートにつけたテグスリングをつなげば、とりあえず、簡易版のフルートストラップになりますが、いかが?

  3. racco より:

    すとんさん、
    お答えが迅速でびっくり!

    ホントにありがとうございます。

    需要がないのですね〜
    私は、てっきり私みたいに、びくつきながらフルートを支えている人が、
    たくさんいるのに「なぜっ!」と鼻息も荒くご質問させて頂いたのですが…
    こんな小心者は、やはり少数派だったのですね〜

    テグスのご提案、すごいですが、
    自分のギミックだと、どうも、心もとなく(どこまでも小心者)
    きっとはずれちゃうよ〜とこれまた、ビクビクの原因になりかねないので、
    やっぱり、私も、しっかりと三点支持を支持します!!!

    ではでは、ありがとうございました〜

  4. racco より:

    何度もすみません。

    今、すとんさん、負傷状態だったのですね。。。
    送信してから、気づきました。
    左腕のご回復をお祈りしております。。。

    そんな中、誠にありがとうございました。

  5. すとん より:

    raccoさん

     お見舞いありがとうございます。左腕痛いですよ(涙)。怪我ですから仕方ないです。とりあえず、現在は痛み止めを兼ねて湿布で誤魔化してます。年を取ると、つまらない事で怪我をしてしまいます。ほんと、気をつけないとね。

     フルートの三点支持は、確かに慣れないうちはビクビクですが、慣れてしまうと、これほど安定的な持ち方はないんじゃないかって思えます。三点支持にも、流派による違いがありますので、ぜひご自分の先生にしっかりと尋ねて、持ち方をご確認くださいね。

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