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オオカミさんになりました

 歌劇団の練習に行ってきました。門下の発表会後、一週間で歌劇団の練習という事で、みなさん、まだ疲れが抜けきれていないようで、それをご覧になった先生が優しかった事が、うれしかったですね。

 いつもなら、筋トレから始まる練習ですが「一生懸命、ストレッチすれば、筋トレを免除してあげるよ」と先生の優しい言葉がけに、みんな、必死でストレッチに励みました。よっぽど筋トレがイヤなんだなあ(笑)。必死でストレッチをしたので、筋トレは免除になりました、ヤッター。

 発声練習は普通に歩きながらやりました。ゆっくり歩いたり、早足にしたり、堂々と歩いたりと、色々な歩き方を試しながらの発声練習です。これは、今回は演技付き発声練習をやらないので、その代わりのようなものです。

 しかし、演技付き発声練習と言うのは、我々にとって、とても有意義な練習なんだと思います。発表会を見に来てくれた方々の評判の中で、我々歌劇団のメンバーの歌が、ソロであれ、アンサンブルであれ、表情に富んでいたそうですが、その理由の一つが、毎月行っていた、演技付き発声練習のおかげだと思います。歌いながら、カラダを動かし、表情をつけていくというのをやっていたわけですから、ただ歌の練習だけをしている人と比べて、歌に感情がこもりやすいというのは言えるのだと思います。

 休憩時間に「昨年参加した地元の合唱祭、今年はどうする?」という話し合いをしました。結論を言えば、今年は見送る事にしました。理由は…今、練習しているミュージカル「赤ずきんちゃん」に集中して、このミュージカルの公演(私たちにとってデビュー公演になります)の実現に向けて頑張っていこうという感じになりました。ちなみに、ミュージカル公演は、来年の秋ぐらいを検討しています。まだ一年以上先の話になりますが、我々の練習は月に一回ですから、実は準備にそれなりの時間がかかるわけです。今から集中して準備をしていっても、一年後になんとかなるといいねえ…という感じです。

 公演時期も大雑把に決めた事に伴い、今まで全員で全曲の練習をしていましたが、これからは、それぞれの役を仮決めし、今年いっぱいはその役に専念して練習をする事にしました。半年間、その役をやってみて、その経験を踏まえて、来年になったら、今度は役を本決めして、それでデビュー公演に臨む…という手順にしました。

 ちなみに、私の役はオオカミさんです。一応…主役?の一人かな。歌もたくさんありますが、とにかくセリフがたくさんあるので、ちょっと大変かもしれません。

 休憩後は、コンコーネをやりました。1~5番全曲という約束でしたが、発表会直後という事もあり、みな、さほどの余力も元気もなかったので、1&2番だけやりました。1番はまあともかく、2番でちょっと苦労しました(2番はちょっと難しいのです)。来月は1~3番を行います。2番の音取りをしっかりしましょう。

 さて「赤ずきんちゃん」の練習です。「赤ずきんちゃん」は、それぞれの役を決めたので、まず第二幕の自分の曲の音取りを、それぞれ、先生としました。自分の番でない時は、それぞれで譜読みをしました。ちなみに、オオカミは第二幕にはソロで歌う新曲がありません。新曲は、赤ずきんちゃんとの二重唱が一つあるだけで、他の曲はすべて第一幕で歌った歌のリフレインばかりです。そういう意味では、第二幕の譜読みは楽勝…のはずなんです。

 一通り、第二幕の簡単な音取りをしたら、後は各自で練習してきて、次回までにちゃんと音取りをしてくる事になりました。

 で、残った時間で、第一幕の通し稽古です。通しと言っても、まだ楽譜を持ちながらの練習です。それぞれ自分の役なので、心なしか力が入っているようです。

 ミュージカルですから、当然、暗譜が必要となってきます。第一幕は11月までに暗譜をして来る事となりました。第二幕は12月までです。ただし、両方とも歌パートだけの暗譜で結構です。セリフとか演技とかを体に入れるのは、年を越してからボチボチやるつもりなので、ひとまず、歌の部分を暗譜しちゃいましょうとの事です。

 さらに次回からは、歌劇団の練習も「赤ずきんちゃん」の練習を中心に行うことになります。「赤ずきんちゃん」はミュージカルですから、これを練習の中心にすると、どうしてもソロ歌唱の練習が増えてしまい、ハモリの練習が足りなくなるのが分かってますので、そのハモリの練習を補うために、時間的にはあまりかけられませんが「赤ずきんちゃん」の練習と並行して合唱曲の練習もする事になりました。

 谷川俊太郎&木下牧子の「春に」が練習曲の候補に上がっています。次回の練習の時に、軽く譜読みして、再来月からボチボチ歌って行けたらいいなあと思ってます。

 また「赤ずきんちゃん」の練習の比率が増える事に伴い、しばらく「演技付き発声練習」は中止になります。演技の勉強は「赤ずきんちゃん」の自分の役の演技で行っていく事になりました。

コメント

  1. Yテノール より:

    この、コンコーネによる赤ずきんちゃんのミュージカル、凄くよくできていて、めちゃ,楽しいですね!!
    やる方はもちろん観る方も、凄く楽しいんじゃないかな〜♪

    コンコーネって、練習曲にしておくには、本当にもったい程,名曲ぞろいだなってあらためて思いました。

    うちで、何気なく、オオカミのアリアとか、郵便配達のアリアとかを口ずさんでいたら、娘が、「私も出演したいな。」って言い出してきました。
    「声楽を習わないと駄目みたいだよ。」
    と言ったら、黙っちゃいました。
    声楽って、やっぱり、おおきな壁なんですかね〜笑

  2. すとん より:

    >Yテノールさん

     おっしゃるとおり、コンコーネをベースにした「赤ずきんちゃん」って、よく出来てますよね。おまけに楽しい! いやあ、実は私、最初のうちは、このミュージカルをナメていた事を告白します(謝)。実に良いミュージカルですね。公演するのが楽しみです。そのためにも、きちんとお稽古しないと…ね。

    >声楽って、やっぱり、おおきな壁なんですかね〜笑

     所詮は“歌”なんだけれどね…でも、明らかに、カラオケなどとは、やっている事の世界が違うし、普通は音楽大学で学ぶモノだし、ジャンル的に言えばクラシック音楽だし…。普通の人の感覚だと、声楽って、やはり“何やら難しそうなモノ”って思われるのも仕方ないかもしれませんね(実際、難しい事やっていると思いますよ)。

     本来は音楽大学に行かないと学べないような事を、親身になって懇切丁寧に教えてくださる、キング先生には感謝感謝だし、そういうチャンスが与えられ、あまつさえアマチュア歌劇団で声楽アンサンブルを学べるなんて、市井の素人音楽愛好家にとっては、贅沢の極みなのかもしれませんね。

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