お盆休み中の話です。
妻が渋谷で開催されている「本好きの下剋上 グッズ10年分大集合!展」に行きたいというので、それに付き合って渋谷に行ってきました。
私は「本好きの下剋上」というラノベ作品は、面白いとは思うものの、別にファンではないので、グッズ展には参加せずに、近くのベンチで休憩したり、妻が「共同開催している書店に行く」というので、それに付き合って書店近くのベンチで休憩したりしてみました。まあ、この年になると、電車に乗って渋谷に行くだけでも、結構しんどいものですし、あてどなく書店をウロウロするのもツライものがあります。
若い時は書店巡りとか楽しかったんだけどなあ…。
妻の楽しみは、小一時間程度で終了しました。それで帰宅してもよかったのだけれど、わざわざ渋谷に来て、それだけで帰るのも勿体ないので、途中で見かけた「HOKUSAI ANOTHER STORY in TOKYO」に行きました。横文字タイトルですが、葛飾北斎の浮世絵作品をネタにしたイマーシブアート展ってやつです。
もう終了したようなので、はっきり書いちゃいますが、これのチケット代は3千円したのですが、そんな価値はないと私は思いました。だってつまんないし、スタッフ(たぶんバイトなんだろうけれど)にも問題アリアリだからね。「つまんない」は私の個人的な感想だから、あんまり参考にはならないし、しなくていいけれど、会場のスタッフさんの対応には、問題あると思ったよ。メイン会場が3つあったんだけれど、スタッフさんの誘導のおかげで、2番目の会場は見学させてもらえなかったんだよね。
そもそも1番目の会場に入るまでだって、暑い空間に、ただただ待たされて、1番目の会場の見学が終わったら、2番目の会場の前で、ただただ待たされて、そんな2番目の会場では立ち止まる事を許されずに、素通りをさせられて、3番目の会場の前でただただ待たされました。つまり、3つしかない会場のうち、その1つをパスさせるようにスタッフが誘導していたわけで、この誘導には怒っていた客も何人もいましたが、その場のスタッフは取り合ってくれませんでした。会場内は「逆走禁止」なので、すでに通過した会場の見学は許可されないんだそうです。それでも怒った客の一部は逆走をして、混乱を起こしていましたが…これはスタッフが悪いなあと私は思いました。
もっとも私は逆走はせず、1番目の会場での展示内容に呆れていましたので、2番目の会場の見学どころか、足止め食らっている3番目の会場も通過して、さっさと帰りたい気分でいっぱいでしたので、足止め中は、タブレットで読書して気を紛らしていました。まあ、その程度の展覧会でした。
私の中では「イマーシブ展示会」とは「AI技術を駆使した展示会で、技術屋的には興味深いのだろうけれど、エンタメ的には退屈だし、イベント的にはクソな展示会」であると深く心に刻みました。
たぶん、もう二度と“イマーシブ”と冠が付いた展示会には行かないと思います。だって、お金をドブに捨てるようなものだもの。ただただ、高いだけの、詐欺みたいなクソなイベントでした。
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