追星の有無で見分けるのが正しいそうです。追星とは、エラ蓋に現れる、ちょっとしたブツブツです。オスの金魚特有のものです。
でもね、これって繁殖期の発情したオスにしか現れないし、その現れ方も金魚によって差があるし、分かりやすくブツブツになる子もいれば、ほとんど現れない子もいるし、追星が残る子もいれば、発情が終われば同時に消えてしまう子もいます。
それを考えると、確かにオス特有のモノとは言え、分かりづらく、時期限定だったりして、あまり分かりやすい指標とは言えません。
なので、私は以下の通りに考えるようにしています。
「金魚は、基本的に全部メス」
だいたい、そうなんです。大抵の金魚はメスなんです。オスは例外的な存在なんです。だから、オスかメスかを見分けるのではなく、基本的に全部メスなので、「あれ? この子はオスかもしれない」って子がいたら、その子がオスかどうかを判別するようにしています。
では、私の考えるオスの特長
1)肛門が好き オスの金魚は発情期にはサカリがつきます。で、その行動は「お気に入りのメスの肛門を舐め回す」です。これがオス金魚のサカッた状態です。だから、こういう行動を取る子がいたら、ちょっと注意します。ただし、この“肛門舐め回し”はオスだけでなく、若魚たちも(遊びとして?)行うので、早合点をしてはいけません。それにしても、金魚にも肛門期ってあるのかしら? 教えて>フロイトさん。
2)フンを見せない いわゆる“金魚のフン”と言われる、あの長くて太い奴をぶら下げて泳いでいる子は、ほぼメスなので、そういう様子を一向に見せない子はオスかもしれません。もちろん、オスは排泄しないってわけじゃなくて、あの太くて長い奴はしないってだけです。少なくとも、長くて太いフンをしている子は、ほぼほぼメスです。
一時期、ミツカが他の子の肛門を舐め回していた事があり、「もしかしてオス?」と思った事もありましたが、その後、長くて太いヤツを量産するようになり、あれは若魚時代の遊びだったのだなと結論づけました。ま、そういう事もあります。
3)目立つ オスはシュッとした体型で、活発で活動的で、人の目を惹きます。逆に、ボテっとした体型で、のそのそ泳いでいる子(たいていの金魚はのそのそ泳ぎます)はメスです。
4)気が荒い・気が強い 生物としては微弱ながらも、縄張り意識や群れ意識を持っているのがオス金魚です。メスと比べて攻撃的で、他の金魚をいじめ殺す事すらやりかねません。もちろん、穏やかな性格のオスもいますが、特に繁殖期は気が荒くなります。同じ水槽にオスが複数いると、格付けをして、上下関係をしっかり付ける傾向があります。
こんなところでしょうか? ちなみに、現在の我が家の水槽では、オスは出目金のラク1匹のようです。後は、おそらく、全員女の子です。オスが一匹もいない時期も、かつてはありました。
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