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赤ワインが好き[2024年3月の落ち穂拾い]

 ワインには、大きく分けて、白と赤の二種類があって、私は白が好きな人でした。でもね、定年退職をして以来、なんか赤の方を好むようになりました。料理とのマリアージュなんて面倒くさい事を考えずに、ただただ赤ワインさえ飲めれば嬉しい…的な感覚になりつつあります。やばいやばい、このまま突き進めば、アル中街道まっしぐらだよ。自重しないと…。デブな上にアル中じゃあ、人としてダメ人間だもんな。

 それはともかく、赤ワイン好きになったという自覚を持った私でした。寿司を食べながらでも、赤ワインを飲みたいんだよ。

楽器屋も商売なのは分かるけれど…

 フルートメーカーも商売ですから、全然儲けて構わないのです。ただ、あまりに欲をかいて楽器の値段を上げていけば、客が離れるだけの話です。とは言え、フルートは生活必需品ではなく、贅沢品ですから、価格高騰が原因で客離れをする…と言うのは、本来はないはずなんです。

 とは言え、人々の財布の底は有限ですから、時代が変わっても、客単価は大きく変わらないでしょうから、楽器の値段が上がってしまえば、単純に売れるモデルがより廉価モデルにシフトしていくだけの話で、それはメーカーにとって、吉なのか凶なのかという経営判断は、難しいでしょうね。

 さて、日本の楽器メーカーの存続は、実は学校の吹奏楽部にあるのではないかと、私は睨んでいます。毎年毎年、日本全国数万の学生たちが新しい楽器を購入し、それを3年程度で廃棄していくわけです。業界的には、ほんと、ここが命綱ですよね。ベーシック・インカムですよ。

 本来、楽器は消耗品ではないのですが、ほぼほぼ消耗品のような取り扱われ方をするわけです。特に吹奏楽部の生徒が使う楽器は消耗品なのだから、あまり高価なものを買い与えるべきではない…と思っているわけです。

 それにしても、楽器は高くなりましたよね。

今が一番安い時

 私も還暦&定年退職を迎え「還暦祝いにフルートを購入しちゃおうかな?、それもゴールドフルートを買っちゃおうかな?」と迷った事もありましたが、考えてみたら、今はフルートを吹く時間がめっきり減っているので、せっかく新しいフルートを購入しても、ロクに吹くこともなく、せっかくの新しいフルートを購入しても、その購入資金が死に金になってしまうと考えてしまいました。むしろそれより、今のフルートを生涯の伴侶として吹き続けた方が良いだろうなあと選択してしまいました。

 だけどやっぱり、新しいフルートは…いいですね、時折「やっぱりフルートを新調してしまおう」と思う時はあります。

 それにしてもフルートは高くなりました。今は、私がフルートを購入した頃と比べると、値段はほぼ倍になってしまいました。それを考えるとなかなか新しい楽器に手が出づらい一方「これからの事を考えるなら、今が一番安い時」とも言えるんですよね。

 本格的な年金暮らしになったらフルートを新調できないだろうし…ううむ。買い替えるなら、一刻も早く…が正解なのだろうなあ。

こんなお葬式に参加した

 昔、知り合いの葬式で、モーツァルトの「レクイエム」を録音でなく、生演奏した葬式に参加した事があります。会場はカトリック教会で、きちんとオーケストラや合唱団に4名のソリストたちも揃っていました。私的には、かなり理想の葬儀でしたが…手間とお金はだいぶかかっていそう(オーケストラ等のギャラを考えると…頭抱えますよ)で、さすがはお金持ちの良家の方のお葬式だなって思いました。

 いいなあ、羨ましいなあと思いました。

 もちろん、私には分不相応なので、私の「レクイエム」はCDの録音されたヤツを流しくれれば、それでいいと思ってます。

今月のお気に入り 「ビートルズ・アリア」

 ビートルズがまだバリバリの現役時代、キャシー・バーベリアンというメゾソプラノ歌手がアメリカにいました。その人がカヴァーしたのが、これです。

 ビートルズの楽曲(それも初期~中期にかけての、いわゆるアイドル系の曲)をバロック・オペラのアリア風にアレンジして歌っています。特に聴きモノなのが、アルバムの最初に入っている「Ticket to Ride/涙の乗車券」です。音源を貼っておきます。この音源では、最初の1分間はおしゃべりをしているので、すぐに音楽を聞きたい人は、最初の1分を跳ばすと良いかもしれませんね。

 全曲、こんな感じで歌っているわけではなく、この曲だけが特別に凝ったアレンジがされているだけで、他の曲は案外あっさりと歌われていますが、ビートルズと同時代の歌手なので、、まだ「サージェント・ペッパーズ~」でクラシック音楽界から認知される以前なのに、いち早くカヴァー・アルバムを出した、その先見性にビックリしました。

 その後、数多くのクラシック系演奏家にカヴァーされたビートルズですが、このアルバムは、その最初期にカヴァーされた貴重なアルバムで、声楽家がカヴァーした貴重なアルバムなのだと言えるでしょう。

 ちなみにカヴァーしたキャシー・バーベリアンは、作曲家ルチアーノ・ベリオの元妻で、正統なクラシック歌手ではなく、現代音楽業界で活躍するヴォーカル・パフォーマーだったそうで、当時の現代音楽家から数多くの作品を献呈されているような、それなりに大物の歌手さんだったそうです(だからビートルズにも手を出した…のかもしれませんね)。

 とにかく、耳珍しい作品なのです。そうそう、そんな彼女は享年57歳で亡くなったそうです。

今月の金魚

 ひとまず、全員元気にやっています。

今月のひとこと

 今年の花粉症の症状は…やたらと涙が出ます。もう、ダダ漏れ(笑)。その代わり、鼻や咳の症状は皆無です。目がかゆかったり腫れたりもなく、息苦しさもほとんど感じていないので、まあ例年と比べてマシかな…って思ってます。(2024年2月28日~3月3日)

 年度末です。今までは「ああ、年度末だ…忙しくなるぞぉ…」と憂鬱な気分になっていましたが、引退した今は違います。「ああ、年度末だあ!」と気分はアゲアゲです。これで妻も元気なら遊びに行っちゃうところですが、それはままならず、まあ花粉も飛んでいる事だし、家でどんよりとした日々を過ごすのでしょうね。ああ、太りそう(笑)。(2024年3月3~12日)

 菜種梅雨…というのでしょうか? 割りと雨の日が続きますね。基本的に雨降りは嫌いなのですが、この季節の雨だけは大歓迎です。だって、雨が降れば、花粉は飛ばないもの。もう、花粉の季節が終わるまで、ずっと雨でもいいくらいだよ…って、そんな事になったら洪水になってしまうか(笑)。(2024年3月12~19日)

 花粉、ピークなのかな? 何もしなくても、ただただ目がかゆいです。かゆくてかゆくてたまりません。目薬はもちろん差してますが、どれだけ効いているのやら…ほんと、グチりたくて仕方ないです。なんかもう、目の周りが熱くなってます。明らかに、うさぎの目になってます。(2024年3月19~23日)

 ああ、体力の減退を如実に感じています。特に我が身が重いです。いや、もちろん、デブなのが原因なんだけれど、それでも今までは自分の体重なんて気にせず生きてきたのに、ここのところ自分のカラダが重い重い…(涙)。今まで体重を支えてきた筋肉が徐々に衰えてきて、自覚的なレベルまで減退してしまったようです。ああ、だからと言って、痩せられるわけでもないし…どうしましょ?(2024年3月23~28日)

 今月は以上です。よろしくお願いします。

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コメント

  1. オペラ座の怪人の怪人 より:

    楽器としてのフルート、というような「お題」に、
    敏感に反応してしまう私を、
    すとん様、お許しください。

    中昔、某国に駐在していて、
    日本人会での、私の(下手な)演奏に感銘を受けてくれたご婦人から、
    「私もフルートをやってみたいと思うんですが」
    「おいくら(万円)、するのかしら?」と問われて、

    私「最初っから総銀製をお勧めします、50万円くらい。」と答え、
    ご婦人はそれっきりで、買いまへんでした。

    お子ちゃまにフルートをやらせようか? という話であれば、
    10万円程の、スチューデントモデルをお勧めしたかもしれまへんが、
    相手は有閑マダムだったので、総銀製をお勧めしちゃいました。

    大人(の本人)がやるにしろ、
    お子ちゃまがやるにしろ、
    大人(≒親)の経済力次第で、買うフルートは変わってくるだろうし、
    そもそも、先生につくのか? つかないのか? の方が問題なのかも?

    ピアノを始めるにあたり「先生なし、全くの独学」で始める人はごく少数でせう。
    N響元首席の茂木大輔さんは、
    高校でクラリネット→オーボエに転向するにあたり、
    親御さんから「最初っからオーボエの先生につくべし!」
    という条件を出されたそうで、

    フルートの先生の指導の下に始めるのであれば、
    先生のお考え次第で、
    スチューデントモデルスタートだったり、
    総銀製スタートだったり、するんでせうな~。

    吹奏楽部の先生の場合、フルートに詳しかったり、全く素人だったり?
    たとえ、フルートを習わないにしても、購入にあたっては、
    なんとか、伝手(つて)をたどって、
    フルート奏者に相談するべき、かしらね?

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  2. すとん より:

    オペラ座の怪人の怪人さん

     だいたいの吹奏楽部の顧問たちは、生徒の個人買いのフルートについては「頭部管銀の楽器にしなさい」と薦めるそうです。で、その頭部管銀のフルートを親子で買いに行って、、アドヴァイス通り頭部管銀のフルートを買う親子もいれば、あまりのお値段に親御さんがひるんでスチューデントモデル(つまり、総洋銀のフルート)を買ってみたり…という様子なんだそうです。私の知り合いの場合は、さらに踏み込んで、もっと安価な中国製フルートをムスメに買い与えていました。

     音楽をやっている人は、そもそも裕福な人も多いし、そうでなくても金銭感覚がマヒしている人が多いので、フルートの値段でビビったりしないようですが、ごく普通の一般人の感覚だと、フルートは“びっくりするほど高価な楽器”のようです。

     まあ、同じ楽器とは言え、ポピュラー音楽で使う、ギターやベース、ドラムス、キイボードのお値段と比べても高いわけですから、まあ一般人がフルートのお値段を見たり聞いたりして、ひいてしまうのも仕方のないことだと思います。

     「フルートとリコーダーで、どうしてこんなに値段が違うの?」というのが、正直な庶民の感覚なんだと思いますよ。

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