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オペラを歌う人たちが合唱をすると…

 先日もまた、見知らぬ人たちの発表会に行きました。その教室は、現役のオペラ歌手が指導者で、教室の生徒さんたちも、かなりオペラチックな歌を歌っていました。

 その人たちが、発表会の余興でしょうか? 数名の人たちが舞台に出てきて、合唱曲を歌っていました。この合唱が、極めて良かったのですよ。

 まず、一人ひとりの声がちゃんとしているのです。彼らは、歌曲を歌っても、オペラアリアを歌っても、観客の心にズシンと来る。密度の濃い声で歌っていて、その声のままで合唱をしてくれました。明らかに、町の合唱団の人たちとは、声が違います。

 ただし、合唱に不慣れなせいか、音程とかリズムとかは、かなり甘いと言うか、俺様音程、俺様リズムの方も目立ちましたが…それでも、かなり心にズッシリと来ました。

 歌はやはり声だな。独唱ではもちろんだけれど、合唱でも、声は大切です。舞台に上がっている人数は10人を超える程度だけれど、狭いホールにビンビンに響く声で歌われると、意味なく感動しちゃうよね。

 ここの教室では、日本語の歌が多かったのが印象的でした。特に若い世代(10~20代)と、老人世代はほぼ日本語での歌唱でした。やはり外国語での歌唱は敷居が高いのでしょうか? クラシック声楽の教室でしたが、ミュージカルのソングを歌う人も多かったです。クラシック発声でミュージカルのソングを歌われると…まるで日本語オペラのアリアを聞いているような錯覚が起こります。ミュージカルのソングも捨てがたいですね。

 発表会全体で100曲以上の曲を聞きました。そのせいか、曲カブリが多かったのですが、同じ曲でも歌う人が違うと、印象が変わってくるのは、面白いと思いました。

 オペラアリアを低く移調して歌っている人もいました。個人的には「???」と思いましたが、それがここの教室の方針なら、まあ仕方ないですね。

 とても勉強になりました。良い発表会だったと思います。

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