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もう“不景気”と言うのはやめよう[2010年3月第1週・通算8週]

体重:106.3kg[+0.1kg:-1.6kg]
体脂肪率:32.1%[-0.1%:-0.7%]
BMI:33.6[+0.1:-0.4]
体脂肪質量:34.1kg[-0.1kg:-1.4kg]
腹囲:104.6cm[-0.4cm:-0.7cm]
     [先週との差:2010年当初との差]

 近所の新聞屋が廃業してしまった事は「ひとこと」に書きましたが、新聞屋に限らず、みなさんの周りでも、近所の商店などが、ドンドンつぶれていませんか? 私の周辺でも、町の書店がドンドンつぶれ、八百屋、魚屋、肉屋、菓子屋、乾物屋などの個人経営の食料品店がつぶれ、それらの経営に著しい影響を与えたと思われるスーパーも店舗を統廃合していたり…、目を離すとコンビニやファミレスも無くなっています。ふと気がつくとガソリンスタンドのあった場所にマンションが建っていたり、ラーメン屋なんて、今度味見に行こう!と思っているうちに店名が変わっていたりします。とにかく、すごい状況になってます。

 で、お店を止めたあと、他のお店が入ったところはいいけれど、中には、シャッターが降りたままだったり、建物が解体されて駐車場になっていたりします。かつての商店街が、言葉は大げさでなく、ゴーストストリートみたいになって、すっかり活気というものがなくなりました。

 とは言え、町全体で見ると、まだまだ頑張っているお店もあるし、商店街を外れたところに新しくお店をオープンする方がいたり、全くダメという感じはしないけれど、全体的にヴォリュームダウンしていることは、間違いないです。

 そういう風景を見て「ああ、世の中、不景気なんだな」と思いますが、たぶん、その感覚は間違いなんだと思います。ついついマスコミが「不景気だー、不景気だー」と言っているから、何となくそんな気になるだけです。

 だってね。不景気なら、必ず好転します…が、もう何年、沈みっぱなしですか?

 景気が悪いと言いながら、商売繁盛な人もいれば、オカネに余裕がある人もいるのはなぜ?

 不景気なのに、年々、日本で働く外国人が増えているのは、なぜ? それも密入国までしてやってきるのは、なぜ?

 不景気だって言いながら、外資系企業はなぜ減らない? 減らないどころか、気がつけば、日本の企業が撤退した後に外資系の会社が入っていたりして、それはなぜ? 日本が本当にダメなら、外国人は来るどころか、真っ先に逃げ出すのに、なぜ?

 …おそらく、今の日本は不景気なのではなく、これが今の日本の素の姿なんじゃないかな。そして、素の日本は、実はまだまだ外国から見れば、魅力ある豊かな国…そんな気がします。

 不景気と言えば「良い景気が普通」という基準点があって、そこから見れば、今はマイナスの位置にいるから不景気って言うんですよね。

 でも、実は不景気でもなく、これくらいが今の日本の実力なんだとしたら? 今は“景気の底”ではなく、これが日本経済の現状と考えるなら? …ね、色々と世界の見え方が変わってくるでしょ。

 なんかね“不景気”という言葉を使うと、負けた感じがして、私はイヤですね。

 でも、我々はたぶん、そんなに負けていないんだと思う。確かに以前ほど、アゲアゲではないし、右肩上がりでもないし。いや、はっきり言っちゃえば、マイナス成長をしている分野だってたくさんある。そうやって、凹んでいる部分もあるけれど、地道にがんばっている分野だってあるわけで、トータルで考えると、まあまあなんじゃないの?

 極めて高い水準で“まあまあ”なんじゃないの?

 “日本が不景気だ”と言うのは、マスコミの策略なんだと思う。不景気だ、不景気だと言って、日本人から自信を奪うのが彼らの目的なんじゃないの?って勘繰りたくなります。

 まあ、マスコミの援護をするなら、日本人って元々、自虐的でしょ。その自虐性に迎合するように、日本人の自信を奪うことで日本人たちが喜んでくれるのを期待し、ひいては視聴率確保って奴が狙いなのかもしれない。そう考えると、まんざら、マスコミばかりを責めるわけにもいきません。

 でもね、であるから、マスコミってのは、第三の権力と言われるくらいの力があるんだから、自虐的な日本人の思考に合わせて、暗い話題ばかりを取り上げるのではなく、本当に頑張っている日本人を取り上げて、我々が失ってしまった自信を取り戻せるような報道するべきだと思うんだよね。

 まずは「不景気だ、不景気だー」と、しょぼくれた事を言うのを止めて、地味でもいいので、まずはちょっとずつでも、できる範囲でいいので、頑張っていきませんか? みんながちょっとずつ頑張る事が、私たちの生活を向上させ、日本の経済を上向きにする事につながっていくと思います。

 そして、政府には、失業者対策をしっかりやって欲しいです。人間、何が不幸かと言うと「働きクチがないこと」です、何が自尊心を傷つけるのかと言うと「他人の施しで生活すること」です。みんなが就労し、マジメに勤労して行くことが、それぞれの人の、ひいては国家の幸せと繁栄につながっていくし、それが明るい未来を作っていく事になるんだと思います。

 そういう事の積み重ねで、シャッター通りになってしまった商店街だって、以前のような活気あるストリートに戻れるのだと思います。

 経済問題って、難しいと思う。でも、経済問題の最終的な解決って、みんなが幸せに暮らせることでしょ。だったら、失業問題さえ解決できれば、まだまだ日本はイケていると思うよ。

 逆に言えば、失業問題が一番のネックなんだよね。そして失業問題の背景には、会社が儲からないという事実があるわけだし、なぜ会社が儲からないのかと言うと、利潤をかすめ取る奴らがいる事が問題だし、その利潤をかすめ取る奴って…。やっぱり、ここまで来ると、政治がちゃんとしないと、何も解決できないって事が分かるね。

 頑張れ、政府。あんたが、ちゃんとしないと、日本がダメになっちゃうよ。

コメント

  1. ひょっとこ より:

    知り合いの物書きが、「日本の場合は優雅な不況なんだよね..」
    って言っていた次第で。なるほど言い得て妙なワケで、
    日本との比較対象によってずいぶんと変わってくるものです。
    しばらく前に話題になっていた日本の貧困率といっても、
    世界にはもっと究極にどん底な国家があるわけで。
    統計のトリックに、さらにウルトラ級の何か手心を加えている、
    それが今の日本のマスコミ、でしょうね。

    結局マスコミも、何の目的化は知りませんが、
    『国家を悪い印象にすること』は
    概ねうまくいったのでしょうが、
    墓穴を掘る事になったわけです。それが例えば、
    新聞販売店の廃業ですね。テレビのCM広告主の減少、
    質の低下です。怪しい業界のCMやら、
    自分の番組の宣伝ばかりになっている。
    なりふり構ってられない現状。
    日本の場合は、テレビCMや新聞広告に
    大手広告代理店が絡むという「不思議な商慣習」
    があるわけですが、そのあたりを突っ込んで
    話するとややこしくなるので、これくらいで。

    この手の「虚業」の方々って結構な報酬を
    得ていたりしていたわけですが、
    いよいよ自分たちの身にも降り掛かり始めたわけです、
    自分たちで煽っていた不況が。

    この人達が先に煽っていたので、先に「実業」の方々に
    影響が出ていたわけですけどね。

    ダメだダメだ言っているうちは、
    物事なかなか好転しないものです。
    先の総理は「日本には底力がある」っていってましたね。
    日本、そこに住む人の「力」を感じさせるものだった。
    今の総理は「友愛社会」が必要だと言って政治をしています。
    みんなと「平等に仲良くしましょう」ってことですか?
    平等で仲良くできないから「政治で調整」
    するんじゃないんですか?
    政治的なスローガンとして、どちらが国家運営のイメージが
    しやすいと思いますか?

    スローガン一つにしても、虚(中身が見えてこない)と
    実(中身が見えてくる)ものがあるものです。

  2. すとん より:

    >ひょっとこさん

     「優雅な不況」とは言い得て妙ですね。まさに、そんな感じです。

     商売には浮き沈みがあって大変なのは当たり前であって、オカネを稼ぐことが楽なはずはないし、時代が変われば産業構造が代わり、我々の生活も代わり、商売のネタだって変わってきます。だから、ある分野の商売の業績が下り、廃業する方が増えるのは当たり前で、その一方で、新しい分野の商売が生まれ、起業する方が増え、全体である程度のバランスを取っているのは、別に不況でも何でもないと思います。

     マスコミの罪は重いと思います。政治家の罪も重いです。

    >ダメだダメだ言っているうちは、物事なかなか好転しないものです。

     私もそう思います。確かに今の日本にはまだ「底力」があると思いますが、ダメだダメだと言われ続けていると、その底力だって、いつのまにか無くなってしまいます。今のうちに手を打たないと、本当に大変なことになります。

     しかし、それにしても「友愛社会」って、眉唾の言葉ですね。私はこの言葉に、共産主義の香りを感じます。友愛社会の結果、民主党は、中国共産党や朝鮮労働党のような一党独裁を狙っているのでしょうか?

     あ、だから、総理大臣や天皇陛下よりも、党の幹事長の方がエライのか!

     ラジオがだいぶ前にダメになり、新聞がダメになりつつありますが、このままではいずれテレビもダメになるでしょうね。広告代理店(ってのも、不思議な業種ですね)の方々は、次はどのメディアとつるんで稼ぐんでしょうか?

  3. アリサ より:

    昔、財務省のアンケート記入していましたよ。
    こんなペーペー社員が、景気予測を書いていいものかと(笑)適当に書きました。
    四半期ごとにニュースで発表されるアレです。
    数字なんてそんなもんです。
    お腹がすいてるときとそうじゃないときで、予測が違ってたりしてね。

    ところで、地デジ化ですが、2011年で完全移行は無理みたいとききました。
    (家電屋さんにきいてきた人の話のまた聞きです)

    都市部は、元からアンテナがたくさんあってそれらを家庭全部が交換するのは無理。
    今でもビルが邪魔してテレビが映らないところがあるのに、誰が工事費を出すの?という話。
    田舎は、特に電波が弱いところや、雪深いところで、アンテナをたててもアナログなら画像が乱れる程度なのにデジタル放送では突然モザイク状態から真っ黒画面になってしまう。
    アンテナが無理なら、ケーブルテレビの契約をしろというが、毎月かかる費用を一体誰が負担するの?(当然各家庭ですね)という話。

    そんなのそれぞれの家庭の事情もあるので、全部が従うわけありませんよね。
    テレビは娯楽以外にも、国会中継やニュース等、国民全員が知る権利があるということで利用できる状態にあるはずなんですよね。だからNHKのBSでいきなり番組を変更して国会中継をしてるんでしょう。
    ある時間に突然うつらなくなるのは、おかしいことなんですよね。

    他にも、まわりの人達といろんな話をしてますけど、マスコミが言ってることと、井戸端会議レベルの話が、ずれてるんです。
    マスコミや国が言ってることを全部信じたらばかを見そうです。

  4. すとん より:

    >アリサさん

    >地デジ化ですが、2011年で完全移行は無理みたいとききました。

     ああ、やっぱりって感じです。だって2011年って、来年じゃん。これで完全移行、つまり地アナを廃止にしたら、テレビを見るのを止める人が続出でしょうね。テレビって、ついていると見ちゃうけれど、実は案外、見なければ見ないで済むものなんですよ。それを人々が気づいたら…。ああ、大変だあ~。

     日本には電波障害がある地域がたくさんあるんですよね。地デジはカネがかかりすぎますよ。どうして政府は、地上にこだわるんでしょうね。どうせシフトするなら、衛星テレビ(つまりBSね)にした方が、難視聴地域問題も解決できるし、色々な問題が、一挙に解決しただろうに。あ、地デジにしないと、地方のテレビ局が潰れるって。ああ、そうか、そう言うことか(笑)。

     ウチは数年前に地デジ(ケーブルテレビ経由です)に移行しましたが、いいですよ、地デジは。地アナと比べて、段違いに画質がいいです。もう、それだけでも幸せ気分になれます…すぐに慣れますが(笑)。

    >マスコミや国が言ってることを全部信じたらばかを見そうです。

     いやそうです、本当にそうだと思いますよ。だからこそ、情報を選りすぐる力…情報リテラシーというやつが必要な時代なんだと思います。

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