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フルート合宿2018 その9 さて、本番です

 三日目は、夜にソロ曲の発表会があります

 レッスンは午前中にありましたが、H先生抜きで、ピアニストさんと二人で音楽作りをするって感じでした。とにかく、テンポ設定は、前回のレッスンで決めた、早めのテンポを基準に緩急の差をなるべくつけていく方向で演奏するという方針にしました。ゆっくりめのテンポでたっぷり歌っていく…は、今回は無しです。おそらく、この時に仕上げた曲がベストテイクだろうと思います。この日の晩に本番を迎えたわけですが、そちらは緊張もあって、かなり残念な感じになっちゃいましたからね。

 アンサンブルの練習もしました。ピアニストさんを加えて、O先生のご指導のもとにやりました。だいたい良いけれど、ユニゾンの箇所はピタッと合わせなさいと言われたけれど、我々はパート譜しかもっていないので、どこで誰と誰がユニゾンだか分からないのが困りモノです。

 で、残りの時間は個人練習と昼寝(笑)。さすがに色々と余裕も出来てきたので、ここでプチエチュードの20番の譜読みから簡単な練習をしました。

 20番は♭が4つの曲。ヴォカリーズにせよ、エンターティナーにせよ、♭2つの曲なので、20番とそれらの曲を交互に演奏すると、どの音に♭を付けたら良いのか、迷いが生じます。器用じゃないのだから、違う調性の曲を同時に練習しちゃダメだな。混乱が生じます。

 そうやって、たっぷり練習した後は、夕飯を食べ、発表会を迎えました。

 午前のレッスンでもいい感じだったし、その後の個人練習でも120%の出来だった私です。「今年は良い演奏が出来る!」と自信に満ちて本番に臨んだ私でしたが…ステージには魔物が棲んでいるわけで、あれこれやらかし、結果、みっともない演奏になっちゃいました。

 で、そのみっともない演奏がこれです。

 ううむ、あれこれダメですね。演奏をミスるのはプロでもあることだけれど、皆さん、上手にごまかして、決して観客に気取られるような事はしないのですが…私の場合、失敗をごまかしきれていないですね。緊張して、我を見失っています。

 まあ、失敗はまあいいです。ご愛嬌です。ミスするのも仕方ないです。しかし、演奏中にクチビルが痙攣したり、腹筋が釣ってしまったりとかは…困りモノです。ああ、ついてない。でも、そんな感じで、ワチャワチャした演奏した私ですが、ピアニストさんにはたくさん助けていただきました。感謝です。

 演奏後は、皆さん、拍手をしてはくれました。優しいね。皆さんの感想は「去年と比べると上達しましたね(ほんと?)」「本当に音はキレイですね(そうですか?)」「いい曲ですね、私も吹いてみたいです(そりゃどうも)」「選曲はご自分ですか?(体力勝負な部分があるので、先生は勧めませんよ)」とかです。

 改めて録音を自分で聞いてみると、周囲の人が言うほど、私の音ってキレイなの?って思っちゃいました。この演奏だって、音が良い、音がきれいだ…と褒められたくらいですからね。でも、録音だと、そんなにキレイには聞こえないんだよね。録音と実演は違うのは常識だけれど、本当に私って、音色がいい奏者なのかしら…って思いました。

 まあ、終わった事をくよくよ言っても仕方ないです。また、来年、頑張ろう!

 ってわけで、続きはまた明日ね。

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コメント

  1. やこ より:

    すとんさん、こんばんは。
    聴かせていただきました(^^)
    音、キレイですよ~。ホントに。
    こんなに長い曲なのに、最後まで美しい音色が保てているのがスゴイです。
    私は、すぐに疲れて音がつぶれてきちゃうので、長い曲は難しいです(^^;

    それにしても、合宿って楽しそうですね♪
    私が通っている教室も合宿があるのですが、まだ参加したことはありません。
    いつか娘が「行ってきて良いよ」と言ってくれる日を楽しみに待っています。

  2. すとん より:

    やこさん

     音、美しいですかね。先生も周囲のお姉さん方も「キレイだ、キレイだ」と言ってくれているのですし、まあ、そういう人たちの言葉を信じる事にしていますが、自分では(本当に)「これでキレイなの?」って思っているわけです。特に録音を聞くと「へっ?」って感じになってしまうのです。

     ただ、私の美しい(?)音色は、私の力と言うよりも、楽器のおかげですね。アゲハ(私のフルートの名前)って、最初から音色がキレイだったし、その音色に惚れて購入したわけで、私の音色が美しいとしたら、それは楽器の元々の音が美しいだけで、私の力量では無いのてす。

     実際、お店に試奏に言って、アゲハと同じモデルを吹いても、いくら私でも、アゲハのような美しい音色は絶対に出ませんからね。

     楽器に助けられている私なのです。

    P.S. 合宿は絶対に楽しいですよ。可能なら是非参加するといいですよ。でもそれは、まだ先の話…かな?

  3. パリのGinger より:

    すとんさん
    アマチュアおやじフルート吹きです。
    演奏をお聞きして感じたこと:
    ・音色が音の高低でブレが殆どないというのが好印象になるように思います。音色・響きの統一は今自分の課題として取り組んでいます。
    ・長く伸ばす音の終わりで音程が少し下がることが多いのでここが修正出来ればさらにまとまった感じになるのではないかと。H先生に是非アドバイスを伺ってみて下さい。
    私も最近ヴォカリーズを吹いています。Youtubeに上がっているものもいろんな調があります。すとんさんのは高めの方だと思います。。違う調だと勿論ですが雰囲気が異なりますね。

  4. すとん より:

    パリのGingerさん、いらっしゃいませ。

    >音色が音の高低でブレが殆どないというのが好印象になるように思います

     へえ、そうなんだ。それには気づきませんでした。うむ、いい事を指摘してくれて感謝です。

    >長く伸ばす音の終わりで音程が少し下がることが多い

     あー、腹筋の弱さが露呈してますね。ほんと、私はインナーマッスルが弱いみたいで、息の支えが不足気味なのです。残念。でも、欠点を知ってないと、前進できませんからね、感謝です。

     実は私、ヴォカリーズの譜面をこの一つしか持っていなかったんですよ。だから、選択の余地なく、その譜面で吹きました。ちなみに、ムラマツの「40フルート小品集」に掲載されているヴォカリーズです。

  5. こんばんは!
    録音聞かせていただきました! すごいです。長い音符の、保たなきゃいけない曲って とてもじゃなくて難しいのに、安心して聞いてました!
    すとんさん、ホントに良い音していらっしゃいます。楽器の音もあったのかもしれまっせんけれど、今もあるのかもしれませんけれど、もう すとんさんの実力になっていると思いますよ。いいなあ。

  6. すとん より:

    お散歩さんぽさん

     うーむ、難しいというよりも、体力的に大変だった…という感想です。実際、曲の後半は、疲れすぎて、クチビルが痙攣しちゃってますし(笑)。それに前の方に指摘されているように、音程も徐々に下がっているし…、まあ、今後の努力目標です(笑)。

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