今回の曲は、ロッシーニ作曲の「猫の二重唱」です。ほんと、アマチュアの発表会で二重唱と言うと、この曲とモーツァルトの「手紙の二重唱」がよく取り上げられます。
この曲は、二匹の猫がニャーニャー鳴いているだけの曲なので、歌詞がありません。歌詞がないので、外国語が苦手な方でも歌える…というので、人気があるんだと思います。まあ、聞いていて面白い曲だと思います。
この曲は、発表会等では、だいたいソプラノさん同士で歌っているモノが多いし、音域的にその方がネコっぽいくていいのですが、ソプラノとテノールでの二重唱も少なからずあります。と言うわけで、ここではソプラノとテノールの二重唱版のモノを貼りたいと思います。その方が両者の違いがよく分かりますしね(笑:いや、実際、ソプラノの二重唱ではそっくり同じ声[同じ門下なんだから当たり前?]の声で歌っている事も多くて、それでは聞き手にとっては、あまり面白いもんじゃないですからね)。
歌っているのは、ソプラノは Branislava Podrumac で、テノールが Ljubomir Popović ですが、両者とも何とお読みするのでしょうね。二人ともセルビアの方で、お名前も当然セルビア語なので、私には読めません(汗)。
歌詞がないので、訳詞もございません。
私も何度か妻と、この二重唱を歌おうかと試みますが、今のところ、チャンスに恵まれません。見た目よりも難しいんですよ、この曲。特にあっちこっちにハモリ箇所があって、ハモるのが苦手な私には、ちょっとばかり気が引ける曲だったりします。しかし、歌詞の制約が無い分、設定に凝れるし、演技にも集中できるので、舞台向きの二重唱だったりすると思います。
まあ、この曲はレパートリーに入れておいて損はないので、いつかは自分のモノにしたい曲です。
でもネコの二重唱なら、この歌の前に、ロイドウェーバーの「キャッツ」の“マンゴジェリーとランペルティーザの二重唱 ”を歌う方が先かな?
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コメント
初めて書かせていただきます。
一、二週間前に何か調べていて、こちらのブログを見つけて以来、毎日拝見しております。
私も声楽やヴァイオリン、ピアノなどが好きで練習しているものです。
今朝この二重唱の動画を六歳の娘に見せたところ、たいへん気に入ってしまい、何十回と聞いておりました。
上の動画から始まり、いろいろな歌手によるものを見たのですが、
こちらの演奏(https://www.youtube.com/watch?v=O5bJJviAX0c)を見たら、これ一筋で一時間以上繰り返し見ておりました。
その間ひさしぶりに(学校が冬休みのため時間が取れませんでした)自分の練習もすることができて助かりました[E:sign03]
ありがとうございます。
これからも楽しみに拝読させていただきます。
leggieroさん、いらっしゃいませ。
あの動画はなかなか良いですよね。実は私、ソプラノ同士の歌唱だったら、そちらを紹介しようと思ってました。と言うのも、ソプラノ同士ですが、それぞれがかなり個性的ですらね。二重唱って、違うタイプ同士で歌うから楽しい…って私は思ってます。双子のように同じ声で歌うなら、二重唱を歌う必要はない…なんていう乱暴な意見も持っていたりします(笑)。
>こちらのブログを見つけて以来、毎日拝見しております。
このブログもずいぶん長く続いていますから、過去記事を読むのも大変でしょうが、一生懸命書いていますので、楽しんでいただけたら幸いでございます。
今後ともよろしくお願いします。