声部ってのは、ソプラノとかテノールとかってヤツの事で、四部合唱なら、4つに分かれているそれぞれのパートの事を言います。声域ってのは、その人が歌として使える最低音から最高音までの事です。その声部と声域の2つの関係について、今までは以下のように考えていました。
1)男女の音域の差は、基本的に1オクターブ。
2)高音歌手と低音歌手の音域の差は、4~5度。
つまり、ソプラノ、アルト、テノール、バスと4つの声部で考えるなら、それぞれの声部は、約1/2オクターブずつ離れ、ソプラノとテノール、アルトとバスは、それぞれ1オクターブ程度離れている…ってね。
たぶん、これは合唱では正解なんだと思います。で、私は今まで、合唱のノリで声部について考えていたわけです。
でも、独唱をするようになって、自分はテノールだけれど、ソプラノ用の曲やアレンジを、1オクターブ下で歌うのは…案外キツイ事に気づきました。キツイどころか、曲によっては、ほぼ無理って思うほどです。だって、独唱ソプラノって、めっちゃ高いんですよ。
1オクターブ下で歌うなら、ソプラノよりも、メゾソプラノだなって思うようになりました。実際、メゾソプラノの曲やアレンジだと、テノールの自分は歌いやすいのです。
同じ目線で独唱曲で考えてみると、アルトの1オクターブ下は、バスではなくバリトンになるみたいです。
合唱ならば、ソプラノとテノールは1オクターブ差の関係。アルトとバスも1オクターブ差の関係になるけれど、独唱だと、メゾソプラノとテノールが1オクターブ差の関係。アルトとバリトンが1オクターブ差の関係になるんじゃないかと思います。
じゃあ、ソプラノやバスはどうなの?って言えば、ソプラノの2オクターブ下がバスなのかな?って思います。
つまり、独唱でも、各声部は約1/2オクターブずつ離れているわけです。ただし、合唱が基本4部なのに対して、独唱は6部が基本になります。
ですから、メゾソプラノの1オクターブ下がテノールであって、アルトの1オクターブ下がバリトン。ソプラノやバスは、メゾソプラノやバリトンよりも、1/2オクターブがもう少し、上下に離れているって感じになるのです。
で、音域的には、合唱ソプラノ=独唱メゾ、合唱バス=独唱バリトンって感じかな? アルトとテノールに関しては、合唱も独唱も基本的な音域は同じ(独唱の方が、若干上下に広いかな?)。で、独唱ソプラノと独唱バスは、合唱のソプラノやバスよりも1/2オクターブほど、上下に広い音域を歌う…って感じですね。
まあ、私の私感なので、間違っているかもしれませんが…。
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