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発表会には出ません!

 フルートのレッスンに行ってきました。実はここんとこ忙しくて、三週間ぶりのレッスンでした。三週間のうち、最初の一週間は真面目に練習をしていたのですが、最近の二週間は、仕事の忙しさに付け加えて、体調も崩していたりして、ほとんどフルートに触っていないといった状況でした。

 ですから先生には「申し訳ない…」と謝りつつ、練習の不足を報告したところ。ニコニコしたお顔で「いいんですよ、では、ここでたっぷり練習しましょう」と言ってくださいました。生徒が若者ならば、そうはいかないでしょうが、現役の社会人を相手にするなら、そういう優しさも必要だろうと思います。

 エルステ・ユーブンゲンは5番ですが、今回は徹底的にブレスを注意されました。このレベルの曲は吹けて当たり前ですから、より良く吹くために、あれこれと注意されるのですが、今回はブレスの仕方とかタイミングとか、まあそういう細かいところを徹底的に見てもらいました。続く6番は、音の立ち上がりをだいぶ注意されました。

 エルステ・ユーブンゲンは暗譜を要求されていますが「音符だけでなく、休符とかブレスとかも合わせて暗譜してくるんですよ」と言われました。また「暗譜する時は、ブレスからブレスを一塊として暗譜すると良いですよ」とも教わりました。頑張りますよ。

 プチ・エチュードは、今回から7番です。三連符のリズムはもちろんですが、スラーとスタッカートの吹き分けに注意するように言われました。特に、スタッカートの直前の音は、通常よりも短めに吹くわけです。つまり、スタッカートは、その音符自身も短めに吹きますが、その前の音も短めに吹くことで、音として、きちんと目立たせるというか、孤立させる感じになります。

 それにしても、私が使っている譜面はフランスの楽譜なので、八分休符と四分休符の形が似ていて、実にまぎらわしい(涙)。

 さて、今回の雑談は…「来年の秋に発表会をやるらしいんだけれど、もしやるなら、出ますか?」と尋ねられたので「出ません」と即答したという話です。

 もう少し丁寧に説明しますね(笑)。

 私はH先生のレッスンをご自宅ではなく、カルチャースクールで受けています。そのため、安価にレッスンを受けさせて頂いている代わりに、レッスン時間が極端に短い(だいたいいつも15分程度)のです。まあ、ご自宅でレッスンを受ければ、もっとバッチリ見ていただけますが、その代わりにレッスン代が、今の一ヶ月分が一回分のレッスン代にしかならないので、経済的な点から考えても、まあいいかと思っているわけです。

 で、私がレッスンを受けているカルチャースクールが、来年創立ウン十年とやらで、記念行事としてスクール全体の発表会を企画しているそうで、そのために出演者の希望を取っているようなんです。なので、H先生から「もしもカルチャーの発表会があったら、出演しますか?」と尋ねられたので「私は出ません」と即答したわけです。

 だって、その発表会、キング先生も絶対に参加するだろうからね。私、彼とは顔を合わせたくないんですよ。と言うのも、彼の姿を見るだけで、私、心臓がバクバクして苦しくなるからです。理性的には彼を赦したつもりの私ですが、カラダは彼に痛めつけられた事をしっかり覚えているようで、彼を見ると、心が締め付けられるような気がして、動悸が激しくなって、体調不良になるのです。あの頃の心的外傷って奴がトラウマっぽく残っているからなんです。PTSD? まあ、そんな感じの状態になって、実にマズイんですよ。

 そんな心臓バクバクの状態になって、フルートなんて吹けないでしょ? だから即答で「私は出ません」って答えたわけです。

 本音で言えば、発表会、出たいなあ…。H門下の発表会は合宿内で行うため、私、H門下に移籍して以来、発表会には一度も参加していないんです。だから、フルートの発表会に飢えているわけで、本来なら、イの一番に参加したいくらいなんですが、会場でキング先生のお姿を拝見したら、私、倒れるかもしれないから、参加できません。

 「なんで参加しないの?」とH先生に尋ねられた時も、同様の事を答えました。先生は「ああ、それじゃあ、しょうがないねえ」と言ってくれました。「私だって、レッスンではキツイことも言うけれど、レッスンが終われば、同じ人間、同じオトナ同士なんだから、そんなところで師匠風を吹かせても仕方ないんだけれどねえ…」 まあ、H先生はそういう考え方なんでしょうが、みんながみんな、そう考えるわけじゃないですから。

 というわけで、せっかく発表会のチャンスがあったのですが、それはチャンスのまま、終えることにした私です。

 発表会の話が長引いてしまったので、今回の雑談はこれで終わりになったのですが、先生的にはパピヨンちゃんの話がしたかったようなのでした。実は先生のオタクではパピヨンを飼っているのですが、その子が先日、フラ~っと家を出てしまって帰ってこないのだそうです。ずっと家で飼っていた子なので、心配でたまらないのだそうです。今頃はお家に戻っていると良いのですが…。

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コメント

  1. だりあ より:

    人間関係って難しいですね。私もけっこう人生が長いので、これまでに切られたことも切ったこともありますが、どちらも大きな教訓になりました。思想信条人生の方法論がまったく異なる人とは、切らなくちゃいけないときもあると思いますが、そのときは、きちんと理由をお伝えして、あちらから退いていただける方向をとりたいと思います。いくら思想信条方法が異なっていても、お互いに理性で向き合えば、切った切られたは大きな傷にはならずにすむと思います。でもその方法は、片方が理性を失った段階でもうダメになりますけど。ほんと、人間関係って難しいですね。

  2. すとん より:

    だりあさん

     人間関係は難しいかもしれませんが、私は基本的に平和主義者で小心者なので、あまり人と争う事はありません。結構、穏やかな人生をおくってます。まあ、合唱団ではよく「うるさい」と言われて嫌われます(笑)が、まあ、他人に嫌われるのって、それくらいです。

     怒らず、恨まず、妬まず…の精神で頑張りたいと思ってます。でもね、世の中は自分一人で生きているわけじゃないですし、人それぞれ信条は違いますからね。どうしてもぶつかってしまう事はありますが、そんな時でも、相手を赦して、された事を忘れようと思ってます。少なくとも、理性や知性ではそのようにふるまいますよ。でも、カラダは正直なんですね。こればかりは自分でもどうにもなりません(笑)。

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