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声楽始めて1年たちました

 キング先生に初めて出会って、レッスンを受け始めたのが、昨年の今日、2007年1月31日です。ですから、ちょうど声楽を始めて1年たったことになります。

 もちろんキング先生の前にも、声楽の個人レッスンを受けたり、合唱団に入って歌ったりと色々とあったけれど、今思うと全然ダメダメで、なんか人生遠回りしていたなあと、今更ながら思います。きちんと歌に取り組んだのは、キング先生に出会ってから。だからその日をキャリア(と書くとおおげさですが)の出発点と考えたいと思います。

 キング先生について、声楽の基本の基礎を学び、発声を見直しました。すると、それまでの日々の努力が嘘のように、私の声がアレアレアレと変わってしまいました。特に最初の半年は、自分でも薄々気づいていたけれど、妻や先生から「すとんさんは声が変わりましたねえ」とよく言ってくださるほどに、劇的に変わっていったと思います。

 声が変わったと書きましたが、おそらくは、本当の自然な声を取り戻したと言うのが正解だと思います。

 一年前の録音があります。ひさしぶりに聞いてみました。かなりやばい声でした。最近の録音と比べると、まるで別人のようです。まあ、今もって大したことはないのは事実ですが、それでもすごく進歩していることが自分でも分かります。

 色々な人にアドバイスを受け、専門家の指導を受けたり、独学で苦労を重ねたりして、自分なりに声や歌の上達をめざしていたはずなのに、あの日々はなんだったの?と、ぼやきたくなるくらい、この一年の自分の変化に(いい意味で)戸惑ってます。

 本当に、自分と相性の合う、良い先生に出会えたのだと感謝しています。

 1年たって、だいぶ上達したとは言え、キング先生に言わせれば、まだまだようやくスタートラインに立ったところだそうです。ま、去年の今頃、とにかく3年頑張ってくださいと言われました。あれから1年たちました。私はキング先生の想像した程度には進歩しているでしょうか?

 欠点を探せば、それこそ海の砂の数ほどありますが、それでも一つ一つ克服してゆきたいと思ってます。本当にこの一年間、歌が楽しく、声を出すことに幸せを感じられた年はありませんでした。若い人のように、歌を習ったからといって、もはや私の場合、職業には結びつくことはありません、所詮は趣味で終わるものです。でも、趣味だからこそ、楽しくやってゆきたい、自分を高めてゆきたいと願っています。

 つまり、私は歌える爺さんになりたいのです。

コメント

  1. Cecilia より:

    声楽レッスン1年おめでとうございます!
    私も歌える婆さんになりたいです。
    縮緬ヴィブラートにはなりたくないので、努力しなければ・・・。
    それと一番怖いのが声が出ない病気になること。
    足がなくなっても手がなくなっても、声だけは失いたくないです。
    お互い健康に気をつけましょうね!
    (ああ・・・痩せなければ・・・。)

  2. すとん より:

    >Ceciliaさん
     もちろん健康が一番なのだ前提ですが、私は声を失っても両手があれば、楽器(ピアノかギター)ができるので、それはそれで楽しみを別の方向に持っていけば良いので、案外あっさり諦めてしまうと思います。
     もっとも声を失えば、私の場合、失業してしまうので、声を失うことは重大な問題には変わりないのですが…。
     どちらかと言うと、声よりも聴力や視力を失う方が怖いです。視力を失うと楽譜が読めなくなるので、音楽を聞く楽しみは残るものの、演奏する方は諦めないといけなくなります。聴力を失うと、音楽を聴くことも演奏することもできなくなります。それはとても恐ろしいことです。
     あ、そうそう、両手を失うとパソコンができなくなるので、これはこれで困ってしまいます(失業もするだろうし…)。

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