それは、歌が好きだから。
おそらく、私の世代の普通の日本男子は、歌を聞くのは好きでも、歌うのはちょっとパスって人が多いと思います。ちょうどカラオケが普及しはじめた世代なので、流行り物に敏感だった人は、カラオケを入口にして、歌が好きな人がぼちぼち出始めるって感じで、まだまだ多くの人は歌が苦手で、カラオケに行っても「いやあ、私はちょっと…」とか遠慮気味になってしまうわけです。
まあ、私はカラオケなんて関係なく歌が好きです。カラオケが普及する前から、ギター片手に、下手くそな歌を歌い飛ばしていましたから、根っからの歌好きなんだと思います。
歌は好きだったけれど、当時の平均的な日本男子だったから、歌は当然下手です。あの頃は、女子はピアノを習っている子も多くて、音楽的な素養のある人も大勢いたけれど、男子は音楽教育なんて受けている子はほぼいなくて、だから思春期に入ると、モテたいがために、下手くそなバンドを始めるヤツもいたくらいです。それもたいてい、歌を避けて、ギターに走るってのも定番でした。
モテたいという下心満載でバンドを始めるヤツに、不純さを感じて、仲間になれなかったのが、純粋に音楽好き(ただし下手)だった私です。たぶん、バンド仲間的には「面倒くさいヤツ」って思われていたかもしれません。
とにかく、世代的には珍しく、歌を歌うのが好きな人だったのです。
後は…これはクラシック声楽を習いだしてから気付いたのですが、私はどうやら“声を持っている”ようなのです。神様から(そんな程度は良くないのだけれど、楽器としての)歌声をもらっているらしいのです。望んでも、願っても、歌声を持っていない人もいるなか、せっかく声をもらって生まれたわけだから、その声で歌わないのは、実にモッタイナイって思うわけです。
歌を歌うのが好きな上に、歌声を持っている。ならば歌うしかあるまい…ってのが、今の私の偽らざるを得ない決心なのです。
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