街なかで、ザリガニ柄のパンツ(ズボンね)を履いた女性を見かけました。ピンクの生地に大きめのザリガニ柄がたくさん入っていたんです。もう、ビックリですよ。ザリガニ柄だもの、なんかシュールなんですよ。
というわけで、なんかザリガニを思い出してしまいました。
私が子どもの頃は夏になると、近所の沼で、ザリガニ…と言うか、マッカチンを釣るのが、子どもたちの主流な遊びでした。マッカチンを何匹も釣ったり、捕まえたりして、バケツいっぱいにマッカチンを詰めて帰って、親に叱られるまでがワンセットでした。
ちなみにマッカチンの釣り方は、最初に手づかみで浅瀬にいるマッカチンを捕まえて、その身を引っ張ってちぎって、尾びれの皮を剥いて身を取り出して、その身にタコ糸をゆわえて、深みに投げ入れて、大きなマッカチンを釣っていました。で、何匹がマッカチンを釣ると、エサがボロボロになるので、そうしたら、捕まえたマッカチンの中から、比較的小さめのヤツを選んで、新しいエサにして釣る…という遊びをしていました。タコ糸さえあれば、永遠に遊べるって寸法でした。
沼なら近くにたくさんありました。まあ、鵠沼って地名でしたからね、そりゃあ沼だらけでした(笑)。江ノ電とマッカチンが私の子ども時代の原始風景の一つなわけです。
当時ザリガニは、あっちこっちにあった湖沼とか田んぼとか、日本中、どこにでもいたんじゃないかな? 比較的ありふれた生き物でした。
そんなありふれた生き物であるマッカチンですが、最近はとんと見かけませんし、マッカチン釣りをしている子どももいません。私はマッカチン釣りに夢中になりましたが、息子くんはマッカチンを捕まえるどころか、見たことすらないんじゃないのかな?
今思えば、マッカチンはアメリカザリガニで、特定外来生物で、害獣の一つで、本来、日本にはいないはずの生き物で、現在、駆除対象な生き物です。見なくなって良かったんだろうと思いますが、それでもなんか寂しい気がしないでもないです。たとえ、特定外来生物であっても、子どもであった私達にとっては、身近なオモチャであった事には違いないですし、そのオモチャが見られなくなったのは寂しいものです。
そう言えば、同じく見かけなくなった生き物に、グッピーがいますね。私が子どもの頃は、水路に(メダカではなく)グッピーがたくさん泳いでいたものです。そんなグッピーも全然見かけなくなりました。おそらく、グッピーはメダカを駆逐して生活していたのでしょうから、グッピーがいる環境は良くない環境だったと言えるけれど、それでも懐かしいものは懐かしいのだから、仕方ないのです。ノスタルジーは止まらないのです。
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