いやあ、まだまだ暑いとは言え、夏本番と比べると、ようやく涼しくなってきました。やはり「暑さ寒さも彼岸まで」は本当で、お彼岸を過ぎたあたりから、涼しくなってきて、それまでノーネクタイで過ごしていた私ですが、今はちゃんとネクタイ着用な服装をしています。ただ、まだ上着を着る気にはなれません(笑)。本当は10月から衣替えですから、上着を着て、秋の装いをするべきなのでしょうが、とてもとても、まだまだまそんな気にはなれません。
上着を着るのは…11月ぐらいからかな? で、そこから一ヶ月ほど経った12月頃には、コートを着るようになるんだろうなあ…。いやあ、秋が短いねえ。例年思うけれど、夏から冬への変化は、ほんと足早だね。
人生の残り時間には限界がある
…とまあ、思うわけですよ。書斎に積んである多量のCDとかDVDとか書物とかを見るたびに…。若い時は「そのうち見返す事もあるだろうから…」と軽く考えて保存しておいたものですが、この年になると「そのうち…って、一体いつだよ(笑)」と思うようになりました。実際、以前聞いた/見た/読んだものを改めて見返す時間なんて、まず無いよね。昔のモノを見返す時間があったら、新しいモノを見たいよね。そっちを優先したいよね。
若い時は、時間なんて無限にある…と思っていました。むしろ足りないのは経済的な余裕だと思っていました。だから働いて稼ぐのに頑張っていたわけです。金さえあれば、もっと幸せになれるかも…って単純に信じていました。
今は違います。金があっても使う暇がないし、使う暇があっても、それを使っていく体力がありません。私にとって、今一番貴重なのは、残り人生という“時間”であって、お金なんて、死ぬまでに使える分だけあればOKなわけで、残ってしまうようなら、むしろ不要な感じです。で、時間の次に大切なのが、健康とか体力とかです。
となれば、考える事は「残り時間をどうやって使っていくか…」です。時間は貴重だもの。そう考えると、書斎のCDとかDVDとか書物とか、どうせ見返す暇なんて無いんだから、さっさと断捨離してスペースを空けた方が良いのだろうなあ…なんて思うこと、しばしばです。
人間は楽な暮らしに慣れてしまう
私は再雇用制度を利用して、今でも元の職場で雀の涙ほどの給料で働いています。収入は以前の1/3~1/4程度ですが、責任もなければ、労働時間も少なめだし、全く新しい職場で気遣いながら働くことを考えれば、文句はあるけれど我慢をするべき程度だな…と思って働いています。
現役時代からこの夏までは、職場へは徒歩通勤をしていました。片道小一時間の道を往復していました。これが私の唯一の運動であり、ある意味、健康維持の基本だったわけです。
でも、夏休みを経て、暑さに負けるようになり、通勤の手段をバスに変えたところ、涼しくなったにも関わらず、もう元のような徒歩通勤に戻れなくなりました。バスは片道200円で、1日で400円。1ヶ月20日通勤するとして、8000円/月になります。安くはないですね。そう思っても、以前のように歩いて職場に行く気にはなれないのです。そこまで体力気力が減退してしまった事を情けなく思う一方、これが老いの現実なんだなと思うようになりました。
今月のお気に入り ドリトル先生航海記
たぶん今、50年ぶりにドリトル先生を読み返しています。
以前読んだ時は、井伏鱒二訳でしたが、今回は河合祥一郎訳の最新訳で読んでいます。懐かしさを優先するなら、旧来の井伏訳で読むべきなのでしょうが、やはり翻訳書は最新訳で読むに越したことはないので、河合訳で読んでいますが…最新訳は実に読みやすいです。今回の翻訳は井伏訳とは違って完訳だし、当時はやむをえない事情で日本の事情に寄せて訳していた部分も、あれこれ正しく翻訳されているようで、これが令和のドリトル先生なんだなと感心しながら読んでいます。
「航海記」はドリトル先生シリーズの第2作目で代表作です。もちろん私はドリトル先生を刊行順に読み返しているので、1作目の「アフリカ行き」も読了済みです。ちなみに河合訳は、最新の翻訳である事はもちろん、井伏訳には含まれていないスプンオフの「ガブガブの本」も訳出されているので、それも読んでみたくて楽しみです。
それにしても翻訳モノは、新訳があるなら、そちらで読む方が良い事が多いね。それは、つい最近読んだ「枕草子」でそう思いました。私にとっての「枕草子」はずっと橋本治訳(悲しいことに現在絶版です)がベストだったのですが、今は最新訳の酒井順子訳がベストだと思うもの。そういう意味でも、源氏物語を角田光代訳で読み直したいと思ってます。ちなみに私にとっての源氏物語は、今のところ、円地文子訳だったりします(これも現在は絶版ですね)
今月の金魚
2025年9月7日(日) マックス(緋ドジョウ)が星になりました。おそらく、7年3ヶ月、我が家にいた子です。
2025年9月11日(木) ギンザ(緋ドジョウ)が我が家にやってきました。
今月のひとこと
最近、魚と日本酒の組み合わせにハマっています。とは言え、飲み過ぎは健康に良くありません。気をつけないと…。(2025年8月30日~9月1日)
今年の夏は、歌舞伎のDVDばかり見ていたような気がします。これもまた映画「国宝」の影響なのかしら?(2025年9月1~8日)
石破さんが首相を辞める事になりましたね。でも国民が“No”と言っているのは、別に石破さん個人ではなく自民党自体なんだと言うことを、自民党の政治家の皆さんは分かっていないようです。それでは何も変わらないと思うんだよね。国民にとって大切なのは、政治であって、政局でも選挙でも無いんのです。(2025年9月8~11日)
観測史上最大の記録的短時間大雨の日に東京に出かけてしまいました。上野~湘南間は通常、電車で1時間ほどですが、この日は3時間半ほど掛かってしまいました。いやあ、剣呑剣呑。(2025年9月11~15日)
今度は人身事故ってヤツで、湘南~上野間に3時間もかかる電車に乗ってしまいました。なんか最近、電車に祟られているのかな?(2025年9月15~18日)
9月も下旬にぼちぼち突入するわけだけれど、以前として湘南地方は真夏の暑さです。「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、ほんと、お彼岸過ぎたら、少しは涼しくなるのかしら? ああ、暑い暑い。(2025年9月18~21日)
今夜からABEMAで『世界の果てに◯◯置いてきた』の3rdシーズン『世界の果てにくるま置いてきた』が始まります。くるまとはcarではなく、令和ロマンのくるまで若手芸人さんです。『置いてきた』シリーズは大好きなので、今から楽しみにしています。(2025年9月21~23日)
お彼岸になりました。本当に涼しくなりました。「暑さ寒さも彼岸まで」。うむ、昔の人の言い伝えは本当でした。(2025年9月23~28日)
今月は以上です。よろしくお願いします。
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