昔々、ある所に、ヲタクなオッサンがおりました。オッサンは、自宅に籠もって、ネットをしたり、歌を歌ったり、笛を吹いたりと、お気楽三昧な生活をしていました。ある日、歌の練習をしようと、iTUNESというソフトをつけっぱなしにして、そばにあるエレピを上機嫌で歌い弾きをしている、ほんのわずかな時間で、パソコンさんがご昇天めされてしまいました。
しかたがないので、オッサンは、パソコンを修理するために、奥さんとお財布と買い物リストを伴って、未だ見ぬ天竺(電器店ともいう)へ、ありがたいパソコンパーツを買い求めに行ったのでした。…なんてね。
いやあ、パソコンが壊れて、本当に大変でした。ひとまず、ハードウェア関係は修理し終えましたが、まだソフトウェア関係というかな、とにかく、そっち方面はボチボチとやっていくつもりです。詳しい報告は、次の土曜日にでもアップします。
さて、今月の落ち穂拾いです。
日本のトップって誰なんですか?
テレビのニュース番組を見ていて、気になった事があります。
あるコメンテーターがこんな感じの事を言ってました。「最近の4~5年。日本では毎年のように国のトップが変わり、外国からはどのように見られているのか、恥ずかしいです」
私はこのように言いたいです。日本の、総理大臣が毎年のようにコロコロと変わっているのは、確かに外国から見れば、いぶかしい事でしょう。でも、言っちゃあなんだけれど、たかが総理大臣ですよ。行政の長です。国のトップではありません。
我が国のトップ(つまり、国家元首)はここ20年ほど、ずっと今上陛下です。それは、日本人よりもむしろ外国人の方がしっかり分かっています。外国から見れば、日本の国のトップは比較的安定しているのですよ。
え?と思われたら、イギリスを見てみればいいです。イギリスの国のトップは誰ですか? エリザベス女王でしょ。キャメロン首相じゃないよ。日本のトップも、外国から見れば、今上陛下(つまり、Ten-nou)であって、鳩だか管だかじゃないんだよ。
テレビで意見を言うなら、まずは正しい事を言わないとね。
ちなみに、日本のファーストレディは、もちろん、皇后陛下だよ。総理夫人なわけないじゃん。鳩山さんの幸さんは、勘違いしていたみたいだけれどね。
注射大好き?
実は注射が好きというか、採血が好きな私です(笑)。
私は採血されるのが結構好きです。採血される血の色って、その日その日で違うんですよね。だから、採血されながら「今日は真っ赤だな…」とか「ううむ、どす黒い、と言うか、ほとんど黒じゃん」とか「かなりピンクだなあ…」とか、薄いとか濃いとか、まあ色々な感想を抱きながら、採血してもらってます。
採血って、注射でしょ、針を刺されると痛いじゃん! …って思う人が多いでしょうが、実は採血の注射って、最初に針が皮膚を貫通する瞬間はチクッとしますが、それ以外は、案外平気なんですよ。お試しあれ。
で、みなさんは点滴の針を、体のどこに打ちますか?
普通は採血の注射って…ヒジの内側の血管が浮き出たあたりに差しますよね。私も体重が80Kgくらいの時は、ヒジの内側に採血の針を指してましたが…さすがに、100Kgを越えたあたりから、それは難しくなり、採血ジプシーとなりました。
手の甲に指す事が多かったかな。手首に差した事もあったね。足首に差した事もあるよ。指の背も一回だけある。足の付け根もおもしろいそうだけれど、そこはまだチャレンジした事ありません。
親指の先に刺しましょうかと言われたこともあるけれど、これは完全に遊ばれていると思ったよ。
君が代
「君が代」の「君」が天皇陛下と言うのは、明らかなミスリードだと思います。「君」と言うのは、本来は「大切なあなた」程度の意味で、恋人とか配偶者とか家族とか子どもとか、主に女性から親しい男性を指す言葉です。「君」が「君主」を指すのは、明治政府の苦肉の策というか、暴挙の一つですね。
ちなみに、「代」は「代替わり」とか「三代目」とかの「代」で、「存在」とか「命」とかを指してます。
つまり「君が代」で「大切なあなたの命」って感じかな? だいたい、歌詞の内容だって、「大切なあなた、いつまでもお元気で長生きしてください」って、いかにも妻が自分の亭主を思いやるような歌なんだよね。
「君が代」を否定する人の罪深いところは、そういう事を全部分かった上で、不勉強な人間をミスリードして、国論を割って、日本人の力をそごうとしているところにあると思います。悪意の塊だと思います。
ただ「君が代」が音楽的に優れているかと言うと、それは私も否定せざるを得ません。本当は「君が代」に変わる国歌を作ればいいだけの話で、そうすれば、どこでも誰でも日本人なら遠慮なく国歌斉唱ができて良いのですが、それをされると困る人たちは「君が代」に反対しても、代替案を出さないんだよね。
私は「さくらさくら」が国歌としてふさわしいんじゃないかと、個人的には思ってます。他に、何かありますか?
今月の歌曲
もう一度(トスティ作曲:Ancora!)
私を泣かせてください(ヘンデル作曲:Lascia ch’io pianga)
今月は曲としては、この二曲ばかりを歌っていました。「もう一度」はレッスンでやっているために、「私を泣かせてください」はレパートリーのつもりで。あとは、ひたすら、コンコーネを歌ってます。コンコーネって難しいんですよね。あと、レパートリーを増やすために、以前レッスンでやった曲で良い手応えだった曲も、毎日歌った方が良いのでしょうね。
今月のフルートソロ
メリー・ジェーン(Mary Jane)
500マイル(Five Hundred Miles)
ドナ・ドナ(Dona Dona)
そうなったら素敵(Wouldn’t It Be Loverly)
君の住む街で(On The Street Where You Live)
ティル・ゼア・ワズ・ユー(Till There Was You)
ある愛の詩(Where Do I Begin)
ユー・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ(You’d Be So Nice to Come Home to)
小さな愛の願い(It’s Going to Take Some Time)
ドリーム(Dream)
レッスンに持っていって、反応を見て、セッションなどで使えるかなと思って選曲しています。こちらも、レパートリーを増やさないと。
今月のお気に入り その1 シブすぎ技術に男泣き!
えっと、マンガとしてはかなり素人臭くて、その評価は正直、微妙だけれど、ここで描かれている世界が、とても興味深くって、私は注目してます。私はこういう系統のマンガ好きですが、好みはだいぶ分かれると思います。ま、万人向けとは違います。理科系というか技術系のお話なんですが、エリートではなく、もっと庶民的なレベルでの話です。「シブすぎ~」とありますが、たしかにシブいというか、地味なお話の連続なんですが、シブいのもここまで突き抜けると、なんとも味があるというか何と言うか…。
この本の「はじめに」で、主人公がこう語ってます。
「技術者の仕事とは、見えないトコロにあり、それこそが、日本の技術であり、男の魂…私はそれを伝えたいのです」
…かーーっこいーでしょ。ま、本編はダメカッコいい話ばかりなんてすが(笑)。
この本、最近、妙なブームなんですよね。本屋でも平積みだったりしますが、この本は、期待せずに読むとおもしろいですが、期待して読むと、かなり拍子抜けを感じますよ。
テーマは「中小企業って、おもしろいけれど、報われないね」と私は読み取りました(違うか?)。労働って、つらくて、過酷で、でも面白みにあふれる人間業なんだね…と思いました。ある意味、日本ってこんな国で、日本人ってこんな人たちで…って、話を広げたら、大きすぎますか? 文系な私から見ると、あまりに、私の見知っている世界とは違っていて、イッツ・ア・ワンダーランドって話です。
今月のお気に入り その2 Canon Rock バイオリン×3で。
サルベージという意味もこめて、ここにアップしておきます。元々はひょっとこさんに教えってもらったのですが、今ではすっかりハマってしまいました。毎日聞いているかも(ちょっとおおげさ:笑)。とにかく、かっこいいんですよ。
単純に、こんな風にヴァイオリンが弾けたらいいなあと思います。
これって、オリジナルはクラシックのメロディだけど、完全にロックですよね。ヴァイオリンって、クラシックだけでなく、色々なジャンルの音楽で通用する楽器なんだなと、最近思うようになりました。特にエレキヴァイオリンはエレキギターにも負けない、ロックアイテムになるんじゃないかなって、ヒシヒシと感じてます。いかがでしょうか?
今月の金魚
2010年5月31日(月) チヅル、星になる。
2010年6月1日(火) サクラ、来襲。
今月のひとこと
晴れたり曇ったり、寒かったり暑かったり、雨が降ったりやんだり…。なんか天候が安定していませんねえ。気圧も高かったり低かったりしているんだろうなあ、なんか妙に疲れます。周囲には体調を崩している人も大勢いらっしゃいます。みなさん、ご自愛ください。(2010年5月30~31日)
老犬ブログの正式タイトルを変更してみました。「老いた犬に芸は仕込めない? ~声楽&フルート日記~」から「老いた犬に芸は仕込めない? ~声楽・フルート・ヴァイオリン日記~」にしてみました。ま、サブタイトルに“ヴァイオリン”の文字を入れただけですが…。こうやって、自分自身にプレッシャーをかけている私です(笑)。でないと、ヴァイオリン、挫折しちゃいそうで…。(2010年5月31日~6月8日)
HMV渋谷店が8月に閉店するそうな…。残念だけど、仕方ないかな。つまり、都会と言えども、もはやCDを小売りする店が複数存在できるほど、商売としてのパイは大きくないって事です。私も昔はよくHMV渋谷店に行きましたが…ここ数年は行ってませんねえ。最近の音楽購入はアマゾンかiTunesな私です。HMV渋谷店を始めとするリアルな店舗がなくなっても全然困らない私です。しかし…残念だなあ…。(2010年6月8~14日)
はやぶさが、昨夜(2010年6月13日)に地球に帰還しました。7年あまりの長い宇宙の旅、ご苦労さまでした。はやぶさは、まさに日本の英知の結晶だと思います。世界の先端を突っ走っている日本の宇宙技術ですが、民主党さんに仕分けられて、今後は活動縮小が決まってます。日本人は誇りを持たないようにするの、民主党政権の大切な仕事の一つですから、仕方ないですが…。(2010年6月14~15日)
ひどい話だと思います。はやぶさが行ったミッションを更に進める為に、文科省は、はやぶさ2(仮称)の建造予算17億円をきちんと予算に盛り込んでおいたのに、民主党政権は「たかが、人工衛星に17億円はかけすぎです。3000万円でやりなさい」と予算を削ったために、はやぶさ2の計画は頓挫しているそうです。技術というのは、受け継がれていかないとなくなってしまいます。良い例が、今の日本の航空機技術です。かつては零戦まで作った我が国なのに、今じゃあジャンボジェット一機も作れません。しかし、3000万円だってサ。車だって、3000万円で開発できるとは思えませんが、最新技術の粋を集めて造られる人工衛星を3000万円で造れって、一体どういう事? たしか、現総理も前総理も理科系出身者のはずだけれど、ものづくりの感覚を忘れてしまったのでしょうか? 民主党政権は確実に日本をダメにしています。(2010年6月15~18日)
いつもいつも、パソコンには泣かされます。仕事の〆切が立て続けに詰まっている時に限り、パソコンが不調になります。半年前にメーカー修理をしてもらったばかりなのに。今回は、インターネットエクスプローラーだけが起動しないという病気になりました。もちろん、直したので、こうしてご報告できるわけですが…。午前中の貴重な1時間が…ああ、もったいない(涙)。セキュリティーと言うのは、強ければよろしいと言うものではないのだがなあ…>MS(2010年6月18~20日)
kan-nazukiさんの「フルートレッスン戦争記」をお気に入りのブログに加えました。みなさん、よろしくお願いします。(2010年6月20~25日)
パソコン、壊れた。詳しくは、26日の記事で(涙)…。(2010年6月25~28日)
今月の落ち穂拾いはここまでです。来月もよろしく。
コメント
>本当は「君が代」に変わる国歌を作ればいいだけの話で
この点では、昔の日教組のほうが(今の日教組よりも)、的確な考え方を持っていたようです。
1951年に「君が代」に替わる歌を…ということで日教組主導で「緑の山河」という曲を広めようとしましたが、世論はこれを拒否。
1953年に(後の)サントリー社が公募し、「われら愛す」という歌を広めようとしましたが、これもダメでした。同様に「若い日本」という歌もあったそうですが、以下同文。
これを鑑みても、「君が代」が日本の国歌、国民歌であるという認識は1950年代にも、すっかり日本国民に根付いていたと考えることができるでしょう。
当時は、誰も、天皇制がどうとか戦争責任とか、言わなかったみたいですね。今よりもっと「戦後」間近の時代だったのに。
>えまのんさん、いらっしゃいませ。
日教組やサントリーが「君が代」に変わる歌を広めようという運動をしていた事は、初耳です。教えてくださって、ありがとうございました。
今も昔も「君が代」が国歌だという認識は人々の間に強く浸透していたと共に、やはり「君が代」が国歌のままでは何かと都合が悪かろうから、新しい国歌を作らないといけないなあと思う人もいたという事で、人間が考えることって、今も昔も、それほど変わらないという事なんですね。
きっと、批判はありつづけるでしょうが、これからも「君が代」は日本の国歌として歌いつづけられるのでしょうね。
…でも、それでも、私は「君が代」のメロディーって、あんまり良いメロディーではないと思うし、伴奏(アレンジだね)もなんかぼや~っとしていて、イマイチだなあと思ってます。なんか、いくらでもいい曲があるんだから、なにもこの曲が国歌でなくても…と、やっぱり思います。
母親が、昔言ってました。
学校で、君が代に替わる国歌を習ったと。
あれはなんだったんだろう?と言ってました。
幻の新国歌だったんでしょうかね。
私は、「ふるさと」なんて、穏やかでいいかなと思います。
でも「君が代」は雅楽から生まれたフレーズなんですよね?
最初、外国の方が、君が代のメロディを考えたのですが、明治の人達にはなじまなかったので、宮内庁の方が作ったそうです。
和声の概念がないため、ドイツの方がハーモニーをつけて、吹奏楽用の楽譜を作ったのだそうです。(オケはその後)
無理矢理西洋の音楽にあてはめると、どうやらDドリアンスケールのようですよ。
単純にペンタかと思ったけど。
Cで、レを強調してるので、なんとなくフワフワするのでしょうか?
(レはナインスですね)
そういえば、パラグアイの国歌は、バレエのグラン・パ・ド・ドゥのコーダのような曲でした。
>アリサさん
「ふるさと」ね、あの歌もいい歌だと思います。この前まで、歌劇団で練習してました。問題は…あの歌の歌詞の世界は、さすがに21世紀の日本だと、かなりの田舎に行っても難しいかな…って気がします。
だって「うさぎを追っかけた、あの山。小鮒を釣った、あの川」だよ。うさぎを追っかける遊びなんて、今じゃ、田舎でもなかなかできません。
…小鮒釣りは私が子どもの頃はよくやった遊びだけど…ね。
なので、ちょっと内容的にはキビシイかも。でも、曲としては、とてもいいね。少なくとも、君が代よりもずっといいと思う。
>学校で、君が代に替わる国歌を習ったと。
それこそ、日教組お薦めの歌だったんじゃないの?
>最初、外国の方が、君が代のメロディを考えたのですが、明治の人達にはなじまなかったので、宮内庁の方が作ったそうです。
その話は聞いた事あります。つまり「君が代」のメロディって、西洋音楽を奇異と感じた明治の人たちが、自分たちに心地よいメロディにしたものだから、今や西洋音楽を自分の音楽としている我々が聞けば、奇異に聞こえるメロディになっちゃったんだと思います。
明治の役人、グッジョッブ!(色々な意味で:笑)。