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フランス語はローマ字読みではいけません

 声楽のレッスンに行ってきました。

 発表会の曲順が決まりました。発表会は二部構成で、第一部の中頃に「Caro mio ben/いとしい女よ」と「Erlkonig/魔王」を続けて歌い、第二部のトリの一つ前でカルメンの二重唱「Parle-moi de ma mere/母の便りは」を歌います。

 発表会そのものは、2023年9月23日(土)の14時から、横浜の杉田劇場(最寄り駅はJRの新杉田駅と京急の杉田駅)で行いますの、応援よろしくお願いします。

 さて、レッスンです。ハミング練習&発声練習ともに歌いだしの声を落とさないように留意すること。そのためには発声時にアゴを下に落とさない事が肝心なようです。

 クチを大きく開いて歌う事は大切だけれど、だからと言ってアゴを落としてしまうと、アゴと一緒に声まで落ちてしまうので、クチは開いてもアゴは落とさないようにするのが大切です。つまり、下アゴは意識的に開かなくても良いというわけです。

 むしろ肝心なのは、上アゴを十分に開くこと。そして上アゴを開くには、腹圧をかけて息の強さでアゴを上向きに開いていくのです。そのためには、常にしっかりと腹圧を掛けて発声するの大切なわけです。

 ジョルダーニ作曲の「Caro mio ben/いとしい女よ」です。軽い声で歌うのは大切だけれど、軽い声は気の抜けた声でもなければ、支えのない弱い声でもありません。だから、しっかりと息で声を支えたパワフルな声で、なおかつ、軽い声で歌えるように目指すこと。でも、それが何とも難しいのです。

 力任せに歌うのは軽い声ではないし、腹圧を軽くしても声は軽くはなりません。丹田に力を入れても、息を細く少なめに出して歌うと…軽い声になるかもしれないなあ…なんて、今は思ってます。まだ、それほどしっかりとした確証はないのだけれど、丁寧に軽く歌えるように気をつけます。

 あと、音程はアゴではなく、腹筋で作る感じが良いみたいです。

 シューベルト作曲の「Erlkonig/魔王」です。ドイツ語に引っぱられてゴツゴツ歌わないようにする。ドイツ語はしっかりと喋りながらも、歌そのものはレガートに歌うこと。特に、魔王のパートは音程の跳躍が激しくてレガートに歌うのは困難だけれど、そこを涼しかい顔でレガートに歌うのが肝なのです。何しろ魔王は人外だから、人間には難しい事を涼しい顔をして出来ちゃう悪魔なのですからね。悪魔的に難しいフレーズなんて、チョチョのチョなのが魔王なのです。

 キャラとしての魔王は嫌らしい存在なので、歌い方も嫌らしいくらいでちょうど良いのです。

 ひとまず、歌としては、なんとか歌えるようにはなってきたので、後は歌い込みをたっぷりして、キャラの掘り下げと暗譜をしていく事が大切です。あと…正直、まだ音が怪しい箇所が数か所あるので、そこはきちんとやっつけておくことです。

 カルメンの二重唱は…今回は妻がレッスンの中心になりました。まあ、妻の歌う箇所の方が多いからね。ただ、レッスンの時に、私があまり注意されすに、妻ばかりが注意されていたので、後で妻からチクチク言われてしまいました。ははは(汗)。

 だからと言って、私もまだまだきちんと歌えているわけではなく、特に歌う時に、音楽に流されないよう気をつけないといけないようです。何しろ、まだまだ発声時の事前の準備が足りていないようです。特に高音発声の準備不足は、自覚もあります。

 あと、フランス語は、なまじスペルを見ていい加減な発声をするのではなく、しっかりカタカタを見て、カタカナ発声で歌うように、妻から指摘されました。私はフランス語はからっきしだけれど、妻はそこそこフランス語が出来るので、私のローマ字っぽいフランス語が気になってしようがないそうなのです。

 イタリア語はローマ字のつもりでもいいのだけれど、フランス語はそうはいかないようで…とほほな気分になってしまいます。

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