オペラの後はお買い物です。普段遣いの靴を買います。
私の足のサイズは29cmなので、私に履ける靴は、普通の靴屋ではなかなか売ってません。それでもまだ、いわゆるビジネスシューズは、探せば売っている店がありますが、普段履きの、いわゆるズックは、まず買えません。
…と、ここまで書いたところで調べたら、ズックって、どうやら俗語のようですね。ううむ、知らなかったよ。ゴム底の運動靴を“ズック”と言うそうですが…それではちょっと私のイメージが違います。私がイメージしているズックとは、どうもスリッポンの事のようです。Slip-onでスリッポンです。まだ日本語に成り切れていない言葉のようなので、とりあえず、私が欲しい靴は“ズック”という事にしておきます。
で、ズックは欲しいのですが、なかなか入手できません。一時期は諦めて、スニーカーを普段履きにしていたのですが、スニーカーはあまり好きではありません。やっぱりズックを履きたいのです。
で、そんな事で悩んでいた時、理想のズックと出会いました。アメリカのスケッチャーズという会社の靴でした。それ以来、私の普段履きはスケッチャーズになりました。
問題は、スケッチャーズをどこで買うか…です。スケッチャーズ自体は、近所の靴屋でも少量なら取り扱っていますが、あくまでも少量しか取り扱っていなくて、当然、私のサイズなんて置いていないのです。それは近所の靴屋はおろか、東京や横浜の大きな靴屋でも同じ話です。で、ある時、そんな大型靴店の店員さんから「お客さんのようなサイズの人は、直営店に行かないと買えないですよ」と教えてもらい、横浜のスケッチャーズの直営店の場所まで教えてもらいました。それ以来、私の普段履きの靴は、横浜のスケッチャーズ直営店で購入する事にしていたのですが…実は先日、横浜の直営店が撤退してしまいました。
実は横浜だけでなく、神奈川県からすべてのスケッチャーズの直営店が撤退してしまいました。ああ～、なんと悲しい事だ。きっと、神奈川県民はスケッチャーズの靴を買わないのでしょうね、しくしくしく…。
で、調べてみたら、スケッチャーズは神奈川県からは撤退したものの、東京都には複数の直営店がある事が分かりました。うむ、東京都民は、スケッチャーズの靴を購入するみたいなのです。ならば、私もニセ都民になりすまして、東京に出たら、スケッチャーズを買いましょうと決意していたのです。
そんな時に町田に来たわけです。町田は、時々間違われますが、神奈川県ではなく東京都にあります。東京都ならば、スケッチャーズの直営店があるはず…と思って調べたら、ありました。やったねー、これで靴が買えます。
オペラが終わったら、さっそくスケッチャーズに行きました。
さっそく店員さんをつかまえて話をすると、私が欲しいズックは、スケッチャーズでは、Slip-on と Slip-in の２種類のあって、Slip-in は新製品なので、まだまだ安くはならないのだけれど、Slip-on なら、値段もこなれたモノがあります…というので「では、Slip-on を一足ください。サイズは29cmで、色は黒。できればセール品がいいです」と言うと「メッシュ地とそうでないのとありますが、メッシュ地にこだわりますか？」と尋ねられた（この時履いていたのが、メッシュ地のスケッチャーズでした）ので「むしろメッシュ地は雨に弱く、雨の日に履けないので、メッシュにはこだわりません」と答えたところ、すぐに私の希望に該当する靴を持ってきてくれました。
その中で、靴底がタイヤメーカーのグッドイヤーとコラボした靴があったので、迷わずにそれを選びました。だって、靴底がタイヤだよ。なんか強そうじゃん。
セール品であり、その日は、なんやかんやと割引が出来ちゃう日だったようで、結局、ほぼ半額で買えました。ラッキー！ もっとも、半額と言っても、約１万円ですから、普段履きにするには、決して安い靴ではありません。でも、スケッチャーズを常用していると、もう５千円前後のスニーカーは履けなくなってしまうのだから、仕方ありませんし、そもそも私の足のサイズにあるズックなんて、スケッチャーズぐらいしか入手できないのですから、たとえ高価な靴であろうとも、私には選択肢が無いのです。
ああ、いい買い物をしました。
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