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メダカ、投入!

 私は、バラの花束には、かすみ草が欠かせないと思っている人なんです。

 だから、金魚水槽にも金魚だけでなく、色々な魚がいて欲しいと願ってます。ウチの水槽には、金魚以外にも、ドジョウ(緋ドジョウ・縞ドジョウ)やエビ(ヤマトヌマエビ)や貝(タニシ・石巻貝)や水草(マツモグサ・アヌビアスナナ)がいたりします。

 でも、魚は金魚だけ。それが寂しいんです。

 実は以前は、ここにメダカとタナゴもいました。それはなかなか壮観な風景でしたが…タナゴはいけません。タナゴのメスはともかく、オスは気が荒くて…、ペットとしてはどうにもこうにもでした。

 その点、メダカは良かったですよ。特に緋メダカは魚体の色も金魚とはベストマッチなので、水槽的には良かったです。ある日までは…。

 ずっと、金魚とメダカの混泳を楽しんでいた我が家でしたが、ある日を境にメダカがボツボツと姿を消し始めました。いくら新しい子を投入しても、すぐに全滅してしまうのです。

 これはおかしいと思い、観察を重ねたところ、実に簡単な話でした。それは「金魚がメダカを食べていました」 それだけ。金魚自体が小さい時は問題ないのですが、大きくなると、金魚の口にメダカがラクラク入ってしまうのですよ。それで食べちゃう。

 でもね、メダカってビュンビュン動くんですよ。その点、金魚って、特にウチの子たちは琉金とかオランダとかですから、ノサ~としか動けない。どう考えても、金魚がメダカをハンティング?なんて無理と思うのですが、見ていたところ、大きな子たちはその瞬間の1秒くらいだけ、普段のノサ~っとした動きではなく、ビュンとか動くのですね。ほんの短時間だけなら、素早く動けるようなんですね。メダカを追いかけるのは無理でも、目の前を横切るメダカをパックンチョするくらいはできるみたいなんです。

 いやあ、そうなると、メダカは単なる生き餌ですね。人間があげる金魚フードよりも美味しいのでしょう。あっと言う間にたいらげてしまうわけで、それ以来、金魚とメダカの混泳はあきらめました。

 あれから時が流れ、ふと、先日、気がつきました。今、水槽にいる子たちは、一昨年の孟夏以降の子で、メダカ食べ放題時代の子は一匹もいない。だいたい、金魚ってペットですから、普段も金魚フードしか食べないわけで、今の子たちなら、メダカを混泳しても、生き餌と気づかずに、仲良く暮らしてくれるのではないかと思いました。

 さっそく試してみました。

 先週の土曜日に、近所のホームセンターでメダカ30匹買ってきました(1匹30円でした。高いなあ…)。軽く消毒をして水槽に入れてみました。以前なら、入れ食いでしたが、今回はそんな事もなく、メダカは新しい環境に不慣れでパニックを起こしていましたが、別に殺戮場面は繰り広げられることもなく、平穏無事でした。金魚の口もとをメダカが通過しても、何事も起こりませんでした。

 やっぱりメダカを食べたことのない金魚は、メダカをエサだと認識しないんだなあ…。

 そういうふうに思いました。とにかく土曜日は平和でした。

 翌日の日曜日の朝、金魚にエサをやりました。当然、メダカの数も数えました。20匹強でした(涙)。もしかすると、どこかに隠れているのかもしれませんが、あきらかに『ちょっと』数が減っています。

 息子君が言うには「さっき、カエデの口からメダカのシッポが見えてたよ~」

 やりやがったな…! 焼肉定食、いや、弱肉強食の世界だから、仕方無いとは言え、ちょっと目を離したスキに食っちまったか…。

 しかし、水槽には適性な数というのがあるわけで、我が家の水槽の場合、エビは何匹投入しても、3~5匹で安定してしまうし、キンギョも最近は5匹が定数で、6匹を入れると必ず誰かが星になるという現状があります。きっとメダカにも適性数というのがあって、そこに至れば落ち着くはずだ。そう思いました。

 月曜日のメダカの数は…20匹前後。さらに昨日よりも減っているような…。

 火曜日…ざっと数えたら13匹しかいません(涙)。尾ビレのない子を発見。金魚に食われたけれど、全力で逃げ出した、その勇気に感動。個体識別が可能になったので、シッポナ(尻尾無)と名付ける。

 水曜日…ざっと数えたら13匹。シッポナも元気。濾過器の吐出口から激しく出てくる水流に、みんなして逆らって泳ぐという遊びが、メダカ界では大はやりの様子。

 木曜日…水草の森の中に頭のないメダカの死骸を一つ発見。襲うだけ襲って食べないって…どういうつもりなんだろ? ともかく、メダカの数は12になりました。シッポナは相変わらず元気ですが…。

 金曜日…たぶん、12匹。シッポナも元気。

 そして今日、土曜日…たぶん、やっぱり、12匹。シッポナも元気。

 ううむ、どうやら、メダカは12匹が定数のようです。後の心配は、水替えの時に一時的に人口過密状態の上に金魚たちがパニックを起こすので、そこでどさくさ紛れで食べられちゃうメダカがいないかなって心配だけど…どうだろ?

コメント

  1. 我が家にも金魚がいます。
    どじょうとタニシもいるらしいです。

    先日、庭で蜂の巣を前後して、二つ見つけました。
    「この幼虫は、バタ焼きにすると旨い」夫はそういうのですが、フライパンの使用は断りました。

    で、夫は幼虫を金魚の水槽に投入。
    幸い現場は見なかったのですが、何匹もいた幼虫は見事消えておりました。
    けっこう大きい幼虫だったのに、お口にあったようです。
    いやあ金魚って、すごいんですねえ。しらなかった(汗)

  2. めいぷる より:

    水槽の大きさと、おさかな君達のバランスはあるみたいですよ。
    我が家にも淡水海水いくつかありますが、珊瑚からイソギンチャクから縄張りがあるようで、魚の入れ方の順番に左右されますが、大体一定化しますねぇ。。。。(^^)

  3. すとん より:

    >E-KOMOさん

     ええ、金魚ってすごいんです。何がすごいかって、その口の大きさ。あの体ですが、口は実はかなり大きいのです。人間とは(当然ですが)その構造が違っていて、とんでもなく大きく開きます。で、その大きく開いた口に入るものは、なんでも食べます。

     なので、メダカなんかは、金魚にとっては食べごろの大きさのようなのです。いやはや。

     蜂の子は…おいしいらしいですよ。私も食べたことはなりませんが(笑)。

  4. すとん より:

    >めいぷるさん

    >水槽の大きさと、おさかな君達のバランスはあるみたいですよ。

     ですね。だから、本当はもっともっと大きな水槽が欲しいのですが、妻からストップがかかっているので、現状で我慢しています。でもまあ、私自身の器の大きさを考えると、あの現状がちょうど良いのかなとも思ってます。

     それにしても、水槽内のバランスって不思議ですね。

  5. ふっきー より:

    ハチノコは炒めて食べると、赤ワインに合いそうな味がしますよ。ははは。

  6. すとん より:

    >ふっきーさん

     赤ワインに合いそう? という事は、見かけによらず、肉系のお味とか?

  7. ふっきー より:

    ハチノコ何だか甘いんですよ。
    ハチの種類によると思いますが……(私が食べたのはミツバチ)。
    甘いんだけど、炒めてるから油ぽいし。
    辛口の白ワインでも良さそうなんですが、やはり油っぽいから赤ワインで流したいような……、そんな味です。

    私はごま油で炒めたのを食べましたけど、多分有塩バターで炒めて、ローズマリーの刻んだのなんかを投入すると相当美味しくなるんじゃないかなあって思います。

  8. すとん より:

    >ふっきーさん

     ふーん、なんか不思議そうな味?のような感じがします。韓国の料理でカイコを食べるのがあるそうなのですが、あれは虫の幼虫だけれど、トリ肉のような味なんだそうです(これも食べたことないのでホントのところは知りません)。虫って、やっぱりそっち系の味なんでしょうかね?

     ハチノコは昔から食べられているから、きっと美味しいのだとは思いますが…。虫なんですよね、リアルに食卓に出たら、ATフィールドが発生しそうです。

     一回食べちゃうと平気なんですが、最初に口に入れるまでは、ちょっと大変な私です。ちなみに、イナゴの佃煮は、私の好物です…が、これも最初の一口が大変でした。だって、バッタの姿、そのままなんだもん。

  9. 小夜子 より:

    30cmの小さな水槽でアカヒレというメダカサイズの魚と小さなエビを飼っています。
    この所、魚×2&エビ×2で落ち着いています。
    本当はもう少し賑やかな水槽にしたいのですが…
    金魚すくいで金魚を持ち帰る事にチビが憧れているので、アカヒレちゃんの寿命が尽きるのを待っている(だって、絶対食べられちゃうもんね)ところです(^^;
    すとんさんとこのメダカちゃん、生き延びられると良いですね♪

  10. すとん より:

    >小夜子さん

    >すとんさんとこのメダカちゃん、生き延びられると良いですね♪

     いやいや、ホントです。あんな小さな世界でも、生存競争は激しいみたいですが、とりあえず、どこかで落ち着くはずですから、それを待っています。今は12匹で落ち着いていますが、まだ水替えという儀式をしていませんので、まだまだ減りそうだなあと思っています。

     でもメダカは群を作る魚なので、群を作れないほどの少数になったら、全滅まで時間がかからないと思うのですが、さて何匹いれば群が作れるのか…ちょっと心配です。

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