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油壷マリンパークに行ってきました

 と言っても「油壺マリンパークって何?」と思われるかな? たぶん、関東の人じゃないと知らないよね。昭和の人じゃないとピンと来ないよね。検索かけると“○○マリンパーク”って全国に結構あるけれど、今回は“油壷”マリンパークの事だからね。
 油壺マリンパークと言うのは、神奈川県の三浦半島の先の方にある、東洋一(当時)の大水族館の事です。昔は、テレビCMもバンバンやっていましたよ。京急の終点の三崎口駅まで行ったら、そこからバスで(道が空いていたら)20分程度で到着します。いやあ、遠い遠い。マジ遠い。
 いつかは行ってみたい水族館として、私の中では以前からリストアップしていたのですが、ちょっと遠くて気軽に行けないために、長いこと後回しになっていましたが、実は今回、油壺マリンパークが閉園すると聞き、びっくりして、慌てて行ってきたのでした。
 油壷マリンパークの閉園日は、2021年9月30日の予定なのだそうです。
 で、行ってみました。良い意味で“昭和”な水族館でした。レトロな感じの水族館でした。リニューアル前の江ノ島水族館がこんな感じだったよなあ…って、なんか懐かしい感じがしました。確かに、これでは今の時代の水族館としては、あれこれ厳しいよね。
 1970年代後半にサンシャイン国際水族館が出来て、水族館経営の流れが変わったにも関わらず、それについていけなかったんだろうなあ…って思っちゃいました。そのサンシャイン水族館ですら、21世紀になってリニューアルをしているのにねえ。
 まあ、レトロな水族館としては、すでに一周まわっているなあと思いました。これはこれで、突き詰めていけば案外ウリになるのでは…と思った直後、場所が悪いなあと思いました。研究施設ならば、この場所でも良いのだろうけれど、都市型の水族館が主流の令和の時代に、こんな交通の便の悪い場所では水族館ビジネスとしては厳しいでしょう。地域密着で小さく商売をするなら問題ないでしょうが、京急の資本でリゾート開発の任務を背負っているのでしょうから、これでは閉園になっても仕方ないと思いました。
 私は昭和の人間ですから、こんな昭和な水族館って、実はちょっぴりホッとするんです。でも、今どきの都会の若いファミリーには受けないだろうなあとも思いました。都会からは遠すぎるんだよね。地元密着なら、まだまだ十分やれるのだろうけれど…。
 老兵は消えゆくのみ。昭和も遠くになりにけり。リゾート開発なんてバブルの夢よ。だから昭和の昔にブイブイ言わせていたものが、少しずつ消えていくのは寂しいけれど、自分もやがて消えていく事を考えれば、これも社会としては新陳代謝のようなものなのでしょうね。寂しいけれど、受け入れていかないといけないのかもしれません。
 マリンパーク的には、かわうそ推しのようですが、私的にはオルガン演奏をするアシカに心を奪われました。水戸黄門の主題歌をアシカが演奏するんだぜ、そりゃあビックリたまげたよ。よその水族館じゃ、なかなか見られませんって。おまけに、そのアシカの演奏にイルカたちがコーラスをする(ってか合いの手をキャッキャッと入れる)のも凄いなあと思いました。声で演技するイルカってのも珍しいよね。イルカってカラダがデカイのに、声は高くて可愛らしいんだよね(知りませんでした)。
 あと、プールでジャンプを披露するアシカってのも始めて見ました。
 海獣たちはさておき、魚類の中では、タイの仲間たちが、やっぱり可愛いです。口元がポテっとしていて、なんか良いんだよね。
蛇足 水族館って、ある意味、巨大なイケスなんだよね。閉園後のお魚たちは…食用に転用されちゃうのかな? アジとかタイとかは、美味しそうだしねえ…。

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