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フルートは気持ちが大切

 フルートの音程は運指が大切…ってのは当然の話ですが、運指さえ合っていれば、ちゃんとした音が出るのかって言うと、それはちょっと違う気がします。
 私はフルートの場合、奏者の気持ちが大切だと思ってます。例えば、特定の音程の音を出そうという気持ちとか…です。気持ちをもっと具体的に言えば、その音程にふさわしい息の量と速度であり、これを気持ちで整えるわけです。
 例えば、フルートの場合、低音域と中音域は、同じ運指だったりするわけですが、これを吹き分けるのは、奏者の気持ちだと思います。低音域の音を出したいと思うか、中音域の音を出したいのかで、その思いがあると、自然と息の量や速度が変わり、同じ運指なのに違う音が出るわけです。
 他にも、高音域の音は、フルートでは出しにくかったりしますが、なぜ出しにくいのかと言えば、それは奏者側の気持ちが整っていないために、必要な息の量であるとか、速度であるとかが、適切ではないためです。技術的な問題もありますが、きちんと音程のイメージがつかめていないために気持ちが整っていないという事もあります。
 気持ち、大切です。私はそう思ってます。でも、他の楽器では、表現はともかく、音程に関しては、奏者の気持ちはあまり大切ではないかもしれません。
 ピアノなんかは、誰が鍵盤を叩いても、同じ音程で鳴ります。いやいや、人でなくても、何かがピアノを押せば、同じ音程で鳴ります。弦楽器全般も、ネックのどこを押さえるかが大切であって、気持ちと音程はあまり関係ないと思います。他の管楽器は…よく分からないので、パスします(笑)。
 音程づくりに気持ちが大きく関係するフルートって、ある意味、歌に近い側面があるような気がするんです。歌なんて、ほぼ気持ちだけで音程を作っていたりするんだよなあ。

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