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今年はベートーヴェン・イヤーだったはずなのに…

 …なのに、生の第九を全然聞いていない。もちろん、聞く予定も無い。
 あれ? おかしいな。毎年暮になると、あっちこっちで第九の演奏会があって、私もいくつか聞いているはずだし、年によると自分で歌っていたりもしていたのに、今年はパッタリと第九を聞かない。
 まあ、第九そのものは手持ちのCDやDVDを再生すればいつでも聞けるし、たぶんテレビではいくつか第九の演奏会の中継をしてくれるだろうけれど、今年の私には、生で聞くチャンスは無い。少なくとも地元には無い。まあ、東京まで出かければ、第九の演奏会があって、生で聞けるのかもしれないが、それこそ第九演奏会なんて「不要不急」の用事だよね。出かけちゃダメなパターンだろう。
 そもそも第九のコンサートは、日本中の演奏家の皆さんの年越し資金を稼ぐための大切なコンサートのはずだけれど、皆さん大丈夫かな?
 フルートのH先生は、しばらく仕事が無いらしいけれど、別にお金には困っていないようなので、全然問題ないでしょう。声楽のY先生は、なんだかんだと言っても仕事が忙しいみたいなので、大丈夫みたいです。つまり、演奏家の皆さんと言っても、大丈夫な人は大丈夫みたいなようです。おそらく、大丈夫じゃない人は、コロナ禍以前から大丈夫じゃないだろうから、それはコロナとは別問題でしょうね。
 たぶん、一番困っている人は、コロナ禍以前はギリギリ音楽で生活が成り立っていた人だちでしょう。コロナ禍で仕事が減ると、残った仕事は有名な人とか実績のあるベテランたちが持っていってしまうので、売出し中の若手とか隙間の仕事で食べていた人たちが干上がってしまうのだけれど…それでも、そういう人は裕福な家の人だったりするので、仕事があろうとなかろうと生活自体には困ってないはずなんだよね。
 そもそも音大には苦学生なんていないもんね。
 はあ、聞けないとなると、無性に聞きたくなるよね、第九。カラヤンのDVDでも取り出して聞いちゃうかな。それとも、日本人の演奏で、小林研一郎の第九にするか。ううむ、迷う迷う。

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