…って思ってます。
何に対して感心しているのかと言えば、私、この歳になっても、歯が全部あるんですよ。すごいでしょ?
もちろん、あっちこっち虫歯の治療跡はあるわけで、私の歯が完全無欠ってわけではないけれど、入れ歯も差し歯もインプラントも使ってません。ひとまず全部自分の歯。ふふん。
なんで、こんな事を自慢しているのかと言うと、我々の親世代の人って、入れ歯の人、多いよね。これが子供の時に見ていた爺婆世代になると、ほぼほぼ入れ歯だったと思うんですよ。
子供の頃は、人間は誰でも年を取れば、腰が曲がって、耳が遠くなって、入れ歯になる…そう思ってました。
ところが、私自身が子供の頃に見ていた爺婆の年齢になったにも関わらず、私の腰は曲がっていないし、耳も遠くなっていないし、何と言っても、一本も入れ歯じゃない! これってすごくない?
とは言え、全部が自分の歯である事は、別に私の努力の賜物ではありません。いや、むしろ私は歯科衛生に関してはガサツな方です。一応、日に1回程度は歯磨きをするけれど、正直言うと、たまには…というか、しばしば歯磨きを忘れて寝ちゃったりします。一年に360回も歯磨きしていない事は確実です。なぜなら、私は入浴時に歯を磨く人なので、面倒くさくて入浴をサボった日とか、温泉に行ったり、銭湯に行った時は、さすがに現地で歯磨きできないので、そういう時はサボっちゃったりするので、毎日必ず歯磨きしています…とは言えないわけです。
それにだいたい、数年に一回、歯が痛くなって歯医者に行くと、歯の治療よりも歯石を取る方に時間がかかっちゃったりするほど、ちゃんと歯磨きできない、いいかげんな野郎です。毎食ごとに歯磨きしている人を見ると、尊敬する…と言うよりも、別の種類の人間なんだろうなあって思っちゃうくらいです。
こんなにいい加減にしか歯科衛生について考えていないのに、入れ歯じゃないのは、やっぱりたまにしか行かないけれど、歯医者さんのおかげなんだろうと思います。
歯が痛くなって、こりゃたまらんとなってから病院に駆け込む、ダメ患者であるにも関わらず、その都度、丁寧な治療をしてもらっているから、この歳になっても、保険治療しかしていないにも関わらず、入れ歯を回避して、自分の歯なんだろうと思います。
たぶん、私、自分の爺婆の世代に生まれていたら、今頃は間違いなく総入れ歯だよね。親の世代であっても、数本は入れ歯か差し歯になっていると思うわけよ。ほんと、そういう意味では、医学の進歩はすごいんだなって思います。
ちなみに、虫歯は舐めちゃいけません。今でこそ、虫歯で死ぬ人はいなくなったけれど、時を二百年くらい遡ると、虫歯で死ぬ人がいたようです。つまり、昔々虫歯は死病の一つだったわけで、だからやばいと思ったら、虫歯を抜いていたんだよね。これはガンになったら、ガンの部位を切除するのと同じなわけで、そういう意味では、二百年前の虫歯は今のガンみたいな病気だったのかもしれません。
いや、別に大げさではなく、結構真面目にそう思っていたりするんですよ。
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