たぶん、一番大きな理由は「声に芯が生まれるから」じゃないかと思ってます。支えのない声は、ふわっというか、ふにゃっていうか、ぼやってした感じの声になりがちです。私自身、そういう声も嫌いじゃないし、そんな声で歌いたい気分の時もあるのだけれど、そういう声はクラシック声楽では良い声とはされていないので、きちんと声を支える必要があると思ってます。
別に支えがなくても声に芯を与える事はできますが、それは往々にして喉声になっていると思います…ってより、ノドを力んだ方がよりくっきりとした硬めの芯を声に与える事ができるように思いますが…これはクラシック声楽的な声ではないんだよね。あくまでも邦楽系の声だと思います。
二番目の理由は声量…かな? 私は何をやっても大声になる人なので、全く実感がありませんが、声を支えることで声量が増して、声が遠鳴りになる…そうです(ほんと、全く実感がありません)。
三番目の理由は…もしかすると、この理由が一番大きな理由かもしれませんが…健康上の問題かな?って思います。声を(腹筋で)支えずに、ノドで支えて歌い続けていくと、やがて声が壊れます。ハスキーヴォイスの獲得を目指しているのなら、それもアリでしょうが、クラシック声楽の世界では、壊れた声はダメです。声を壊さないためにも、しっかり声を支えて歌わないといけないのです。
と、まあ3つほどの理由を考えてみましたが…他にも理由はあるかしら?
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