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最後のピアノ合わせに行ってきました

 さて、本日のリアルな私は、発表会に行っています。果たして、きちんと歌うことは出来たのでしょうか? その様子は記事に書いてブログにアップしますが、記事を書くために準備が必要だし、今は仕事が忙しい時期でもあるので、発表会の記事がアップできるまでは、今しばらくの時間が必要です。
 今回は、発表会直前に行った、最後のピアノ合わせの記事をアップして、明日は今月の落ち穂拾いを、その次からは夏休みの旅行の話をしばらく連載します。で、それらが終わったところで発表会の記事をアップしますので、発表会の記事のアップ予定日は…9月中旬頃かな? それまで、焦らずにお待ちください。
 さて、ピアノ合わせですが、今回はしっかりと発声練習をしました。前回のピアノ合わせの後、しばらく声が出なかった事を踏まえて、今回はノドへの負担をなるべく減らしましょうって事で発声練習をしたのですが…今回はそんな事よりも、このピアノ合わせの数日前から、ちょっと忙しく働き、ボロボロに疲れていた私は、発声練習以前に疲れ切っていて、ほぼ歌が歌えない状態だったのです。
 普通に話すのは全然平気なのですが、歌声を発声するのが、かなりシンドくなっていたのです。
 歌って、こんなにシンドかったっけ? というのが、正直な私の感想です。とにかく、声が重たいのです。声帯がカタイのです。カラダが疲れ切っていて、ほぼほぼ動きません。動いても、反応が極めて悪いのです。本人が自覚している以上に、カラダが使えません。
 ピアノ合わせは、ピアノと歌のタイミングなど確認し合う稽古なので、別に歌の調子が悪くったってかまいません。正直、歌はきちんと歌えなくてもいいんです。ただ、本番通りの歌い方でとタイミングでピアノと合わせられたらいいのです。極端な話、メロディを1オクターブ下げて歌ったっていいくらいなんです。
 なので、調子は悪いのですが、調子が悪いから悪いなりに歌うのではなく、調子が悪くても、なるべくいつもどおりに可能な範囲で歌って、ピアノとのリハーサルをする事にしました。
 まずは、ドゥランテ作曲「Danza, fanciulla gentile/踊れ、優しい娘よ」です。この曲の歌い出しが唐突だとY先生に言われました。確かに、私は伴奏ピアノを聞いて、歌い出すところに飛び込んで歌うような感じで歌っていましたが、そうではなく、伴奏ピアノを聞いたら、そのピアノに寄り添って歌うような感じで、なめらかに歌い出すようにした方が良いと言われました。ま、そりゃあそうだ。自然さを感じさせるのが一番です。なるべくそんな感じで歌ってみたいと思います。
 次はトスティ作曲「L’alba separa dalla luce l’ombra/暁は光から」です。この曲は難しい曲ですが、何度も繰り返して歌えるほど余裕がないので、最初っから本気を入れて歌ったところ、最後の最高音のBのところで、なんと声をひっくり返して歌ってしまいました。
 私が声をひっくり返すというのは、滅多にありません…と言うか、もしかすると人生初かも? ちょっと記憶にないくらいに珍しい事なのです。普段なら「こりゃ、出ないな」と思うと、ついつい声を押して、無理くりに発声していた私ですが、今回くらいカラダが動かないと、普段なら押せる声も、全然押せないのですよ。で、押せないまま、歌に突入してしまったので、声がひっくり返ってしまったというわけです。それにしても、裏声的なモノはほとんど鍛えていない私なので、声が裏返ってしまうと、ほぼ無音になってしまいます。いやあ、裏声が出ているのは私的には分かるのですが、耳で聞こえるほどの音量は出ません。
 どうも、私にはカウンターテナーの才能は無いみたいです。
 まあ、結果は失敗ですが、発声的には、声押しよりはひっくり返った方がよいので、結果オーライという事にしておきます。
 ちなみに、最高音以外は、普段どおりの歌い方ができたので良しとしたいと思います。 次は、プッチーニ作曲「トゥーランドット」より「Non piangere, Liu!/泣くなリューよ!」です。この曲は、各フレーズの終わりの音と、次のフレーズの出だしの音が、ほぼ同じなんです。なので、カラダがロクに動いていない状態でこの曲を歌うと、フレーズの出だしが、ちょっと低くなってしまいがちで、出だしの音程が低めだと、その後に続く音符も落ちてしまいそうなのを、力づくで落ちないように支えて歌わないといけないので、結構声が疲れ、消耗してしまいます。同じ音で終わり、同じ音で始まるのだからこそ、次のフレーズの音は、改めて高めに取り直して、歌い直した方が楽に歌えるし、歌のスタミナも持ちがいいのです。実際、全然違うんです。ほんの小さな事だけれど、これを気をつけると気をつけないとでは、かなり違います。落ちそうになっているモノを支えながら歌うよりも、改めてリセットしてきちんとして歌った方が楽なのです。
 最後は二重唱。ドニゼッティ作曲「ランメルモールのルチア」の「Verranno a te sull’aure/そよ風にのって」です。
 とにかく、前回注意されたように、全編被せた声で歌う事に集中しました。疲れ切った状態で、本来なら歌うことも難しい状態であっても、被せた声で答えば、なんとか乗り切れます。いやあ、こりゃあ楽だ。
 ただ、声は被せた分だけ、すんなりとは出ません。タイミング的には溜めた感じで歌いがちなので、気持ちは早め早めでないとダメです。それでもとりあえず、ミスはしないで最後まで歌い切ることが出来ました。
 後は発表会を待つのみです。それまでに疲労を回復して、体調を整えて、暗譜を完璧にして、その日を待つだけです。うむ、頑張るぞ。

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