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オンラインレッスンには未来がある?

 昨日はオンライレッスンの大変さについて書きましたが、物事には両面あるのが常で、オンラインレッスンに大変さがあるのは事実としても、その大変さを乗り越えた先に未来があると思えないわけでもないのですよ。
 そもそも今回、オンラインレッスンに踏み切った方々は、普段は対面のレッスンをやっているのだけれど、外出自粛のためにやむなくオンラインレッスンに踏み切ったわけで、そういう人たちにとって、そりゃあオンラインよりも対面のレッスンの方がいいに決まっています。
 確かに、オンラインレッスンと対面レッスンを比較しちゃうと、オンラインレッスンには大変さが目立ちますが、そもそもの選択肢に対面レッスンがない場合、つまり「オンラインレッスンをするか、それともレッスンをしないか」という二者択一の場合なら、そりゃあレッスンが無いよりもある方がいいわけでしょ?
 音楽を対面で習う…ってのは、そもそもかなり贅沢な事だと私は思ってます。対面で習うためには、まず自分が通える範囲に先生がいらっしゃらないとダメじゃないですか? 
 私は徒歩圏内の教室で声楽もフルートも習っているので、ほんと贅沢だなあって思ってます。まあ、徒歩圏内に教室がなくても、自家用車や公共交通機関などを利用して小一時間程度の場所ぐらいまでなら、まあまあ許せますよね。でも、片道2~3時間ってなると、かなりしんどいですよね。それ以上時間がかかるとなると、往復を考えると、宿泊がどうしても伴いかねません。そうなってくると、そうそう頻繁に習えませんし、普通に考えると、まず無理です。
 でも、オンラインレッスンなら、移動に時間がかかりません。いくら遠方の先生であっても、オンラインなら何の問題もありません。これって、地方に住んでいて、今まで音楽に興味があったけれど、良い先生と巡り会えなかった人にとって朗報だよね。
 また逆に言えば、地方住まいで生徒さんがあまり集まらなかった先生にとっても朗報だろうと思うのです。あるいは、本当は音楽を教えたいのに、生徒が周囲にいないという理由で別の職業で生計を立てていた先生予備軍の方にも朗報だろうと思うのです。
 でしょ?
 今回のコロナ禍で、オンラインレッスンのノウハウとか、だいぶネットに蓄積されたと思うのです。それらの知識を利用して、今まで音楽レッスンとは縁のなかった人々を掘り起こす事で、オンラインレッスンには未来があるのではないかと、私は思うのです。

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コメント

  1. ドロシー より:

    日本においては、音楽ほど地域格差の激しいものってないと思います。
    へき地の学校だったら、合唱も吹奏楽もできない。
    学校にある楽器も都心の学校と田舎とでは大違い。
    音大進学するにしても、定期的に希望大学の先生のレッスンを受ける必要がある、という点で地方は不利です。
    このようなハンディが解消されるというのなら、コロナは悪いことだけではないと思います。

  2. すとん より:

    ドロシーさん
     そうそう、音楽って地域格差が実に激しいと思います。だから私は田舎暮らしができないし、やりたいとも思わないのです。日本だったら、その気になれば、簡単に東京に出かけられる環境じゃないと、音楽を趣味にはできませんし、学ぶこともできないし、ましてやプロには絶対になれません。
     オンラインが普及する事で、地方在住者が背負っているハンディが少しでも少なくなるら、世の中は少しだけ良くなってきているのかもしれませんね。

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