スポンサーリンク

オンラインレッスンって大変じゃない?

 コロナ禍で、個人レッスンができなくなり、やむなくオンラインレッスンに代替していた教室もあるようですが、オンラインレッスンって大変じゃないですか?
 私自身はオンラインレッスンって経験がないので、あくまでも推測なんですが、とても大変そうな気がします。
 生徒目線で言えば…機器がないと受講できませんよね。パソコンがあれば理想なんだろうけれど、スマホでも受講できるのかな? 私の知り合いには、まだまだそんな機器を持っていないなんて人も結構います。電話もスマホでなくガラケーを使っていたりするんだけれど、そういう人は、最初っからオンラインレッスンは無理って事になるんですね。それでもあえて行うなら、レッスン中、電話をつなぎっぱなし? まさかね、ありえない。
 やはり最低限でもスマホ程度の機器は持っていて、何らかのアプリを使ってレッスンって事になるんでしょうね。ちょっと前ならSkypeやMessengerでしょうが、今ならZoomかな? まあ、私ならセキュリティに不安のあるZoomよりもMeetを使うかもしれません。
 とにかく、先生側と生徒側で同じアプリを入れないといけませんが、往々にして先生側の都合でアプリが選ばれるでしょうから、生徒側からすれば「えー、そんなアプリを入れるの?」とか「こんなの知らないよ」とか、そんな感じになりがちです。
 まあ、そのあたりを乗り越えたとしても、使い慣れていないアプリですし、あれこれ設定するのが面倒だったするわけです。うまく動かない事もある…まあ、そういうテクニカルな不安はあるわけです。
 それらを乗り越えたところで、レッスンが始まるわけだけれど、それはそれで大変じゃないですか?
 まずは撮影場所です。先生は普段のレッスン室で撮影するでしょうから問題ないとして、生徒側は自宅ですよ。皆さん別に豪邸に住んでいるわけでもないし、防音室があるわけじゃないでしょ? 一番広い部屋…って言うと、リビングだったりするけれど、そこには当然、他の家族もいるわけですから、その人たちにはレッスン中は遠慮願う(つまり追い出す)わけだし、なんか気を使っちゃいますよね。画面の映り込みにも気を使います。いつもいつも部屋がきれいに片付いている人はいいけれど、そうでないと、そのたびに背景になる部屋の片付けをしないといけないわけで、ちょっと憂鬱ですよね。
 ご近所の手前もあります。音に関しては、マンションや一軒家だって周囲に気を使いますが、賃貸アパートに住んでいようものなら、音は筒抜けですからね。自宅での音出しはまず無理です。普段の練習はカラオケボックスを使ってます…なんて人も、今はカラオケもお休みですから、オンラインレッスンを受講したいけれど場所がない…って事になりかねません。
 それでも楽器のレッスンはまあ良しとしても、歌のレッスンはかなり困りますよね。歌のレッスンだと、先生が伴奏ピアノを弾いて、それに合わせて歌うわけだけれど、オンラインで先生がピアノを弾いたのを、ネット越しに聞いて、それに合わせて歌って、それを先生へ返すとなると…聞いている先生は気持ち悪いでしょうね。先生ご自身は、今リアルに自分が弾いているピアノと、生徒の自宅を経由してきたピアノと同時に聞いているわけで、これって絶対に時間的にズレているわけで、そんなズレたピアノって気持ち悪いでしょうね。そのズレたピアノの上に、素人である生徒さんの歌ですよ。なかなかシュールな現代音楽になっちゃいますって。
 あと、音質的な問題がありますね。上記にあげたような会議用アプリだと、音質的には大したものじゃありません。果たして音楽レッスンに耐えられるのか…はなはだ疑問です。
 まあ、それでも緊急事態宣言も解除されたわけだし、オンラインレッスンだった教室も、そろそろ以前の対面型のレッスンに戻っていくだろうと思います。なにはともあれ、めでたしめでたしだね。

↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。

にほんブログ村 音楽ブログ 大人の音楽活動へ
にほんブログ村

コメント

  1. 金井 より:

    私の先生は6月からは生徒さんの選択、と言うことでオンライン、通いのレッスン、の二択になりました。私はオンラン選択しました。
    なぜなら・・
    通いのレッスン(私も先生のお家まで自転車10分ほどの距離)のほうがいいのかな~?と一瞬思ったのですが、先生の教室の安全を求めた対策(色々の対策をしています)を見た時、『これではやはりオンラインの方がいい(楽とも言えます)』との決断をしてオンライン続行です。
    当たり前のことですが行く側、来られる側のお互いの対策は大変な感じで、それならば家で、と言う判断でした。フルートって唾、とか息とかがやはり相当なネックのようです。7月はどうなるのはわかりませんが。
    オンラインの構築ですが、ソフト(先生の場合はZoomの無料版)のスマホでもタブレットでもにインストール。その後は先方に写る範囲の限定(これはカメラを反転して概ねわかります)。それに対して若干お片付け。そのくらいですよ~わたしにもできたのですとんさんなら簡単!。写り込む範囲もフルートの口元と足部管までがメインですからあまり部屋の中は映り込まないのではないか思います。
    長々とすみませんでした・・・。

  2. すとん より:

    金井さん
     対策ねえ…確かに備える人はかなり備えちゃいますね。かなりのハイレベルで対策されちゃうと、あれこれ面倒と言えば確かに面倒です。(たとえ命を守るためとは言え)私も面倒な事を要求されたら、楽なオンラインを選択するかも…って思いました。
     でも、私はオンラインですら面倒って感じちゃう人なんだよね。だから、その先生との関係が深いならともかく、そうでないと、オンラインを選択せずに、辞めちゃうかもしれません。だって、ウチの近所には、フルートの先生は、たくさんいるから。
     と言って、もしも自分の先生がオンラインを提示してきたら…やっぱり受けちゃうだろうなあ。これで案外、情が深いのよ、私は。もっともウチの先生がオンラインを提示してくる事は、まず絶対ないけどね(笑)。私もオールドだけれど、先生はもっとオールドだからなあ。
     ちなみにウチは来週からフルートのレッスンが再開の予定です。もちろん、対面だよ。

タイトルとURLをコピーしました