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思わず、ほっこりしてきました

 先日、ポケモンGOをするために、電車に乗って、あまり馴染みのない集落に行ってきました。ポケモンGOってのは、ある意味、陣取りゲームなわけですが、その集落は私の所属するチームがブイブイ言わせている集落なので、ひとつご相伴に預かれるとうれしいなあ…という気持ちで行ったわけです。

 まあ、馴染みが無いと書きましたが、全く馴染みがないわけではなく、実は私の墓がある地域で、墓参りを兼ねてのポケモンGOだったりするわけだったりはします。

 とにかく、広い広い公園墓地があるような場所ですから、とても都会的な場所ではなく、見渡す限り緑色な地域でして、そんな地域をスマホ片手に妻と歩いていたわけです。

 とある集会場の前を通り過ぎようとした時に「お花、見ていきませんか?」と声を掛けられました。その集会場で、近隣の婦人会の有志のサークルに、生け花と陶芸のサークルがあって、その団体の発表会が、その集会所でやっていたわけです。

 私は、花の事も、陶芸の事も分からないので、正直、遠慮したい気持ちだったのですが、客引きのおばあちゃんの笑顔に負けて、お花を見に集会場に入りました。

 素人さんが焼いた花瓶やお皿に、素人さんが花を活けているわけです。ですから、街なかでよく行われている“生け花展”とは、だいぶ勝手が違いました。

 まず、活けられている花が…なんとも身近なんですよ。一部は近隣に咲いている野の花だろうと思うし、花屋さん経由で入手したと思われるモノも、割りと地味めの花が中心で、全然派手さがない生け花なのです。

 おまけにそれらが飾られている花瓶にせよ、お皿にせよ、皆小ぶりでイビツで、なんともほのぼのとした器ばかりなんです。

 ほのぼのした器に派手さのない花々…と書くと、なんとも冴えない感じがすると思うでしょうが、それが案外グッと来るというか“控えめの美”というか、全体的になんとも“おしとやか”だったんです。

 こういう生け花もいいなあ…と思いました。

 さらにおもてなしとして、お抹茶と手作り羊羹をいただきましたが、それもとても美味しかったです。ただ、集会場の前を通り過ぎただけなのに、思わず、気持ちがほっこりしてしまいました。

 プロの生け花はもちろん良いのですが、アマチュアの生け花も、プロには無い味があって、悪くないなと思いました。

 ああ、これは音楽にも言える事なのかもしれないって思いましたよ。

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