ええと、体重は…またまた測っていません。ダメですね。ついつい計測を忘れてしまってます。
さて、今週のエッセイです。
例の、日本中のお寺に怪しげな油をまいて、建造物損壊とか器物破損とか文化財破壊とかが繰り返された、あの事件は『寺社連続油被害事件』と言うそうですね。
ようやく犯人(と言うか、現段階では一応、容疑者)が分かったそうで、逮捕状が出たそうです。
きちんと報道されているので、書いても問題ないでしょうから、私も書きます。
容疑者は、金山昌秀という米国在住の韓国系日本人です。昭和37年に在日韓国人として東京に生まれ、私立駒場東邦高校在学中の昭和54年に日本に帰化。ちなみに、帰化前の名前はキム・チャンス(金昌秀)と言うそうです。日本名は、当時使用していた通名だそうで、その名前で帰化したようです。で、高校卒業後はアメリカに移住し、医師となったわけです。
医師としての肩書はたくさん持っていて、
ニューヨーク子宮内膜症センター所長、
米国産婦人科学会認定専門医、
ニューヨーク Mount Sinai 医大生殖医学科臨床助教授、
Johns Hopkins大学医学部病理学客員研究員、
Global Koinoniaミニストリー(ノルウェー)理事及び国際顧問、
…なんだそうです。数はたくさんありますが、それぞれがどれだけ立派な肩書なのかは、私には分かりません。
平成25年に、韓国系キリスト教会のインターコープを創立。現在は、同団体のディレクター兼国際宣教理事も兼任しているそうです。
このインタースコープという団体は、キリスト教系新興宗教って奴で、いわゆるカルト教団です。キリスト教系と名乗っていても、いわゆる“キリスト教”とは無関係な点に、ご注意してください。ちゃんとしたキリスト教の方は、他の宗教やそれを信じる人に対しても、信仰心そのものを尊重しています。仏教および寺社仏閣だって尊重しているから、他宗教のものであっても、絶対に破壊活動なんてしません。
現在は、アメリカ・ニューヨーク在住。もちろん生活の基盤はアメリカにあるわけです。実家は、東京の江東区に本社をかまえる医療用洗浄機メーカーのダイアモンド電気です。その家の長男として生まれ育ったわけですが、現在は容疑者の姉である金山梨花(国際基督教大学アジア文化研究所)が跡をついで、社長を勤めているわけです。お姉さんは立派な方のようですし、カルト教団にも所属していませんし、本件とは無関係のようです。
報道によると、3月下旬より、千葉県警と奈良県警、京都府警が防犯カメラの画像から、犯人のめぼしをつけており、慎重な捜査をしていた最中であったそうです。しかし、容疑者がアメリカ在住であって、海外にいる限り、日本の警察は手出しが出来ないため、日本に一時帰国をした際(ちょくちょく来日しています)に、千葉県香取市の香取神宮に対する建造物損壊容疑で逮捕する予定でしたが、容疑者の帰国前の6月1日に、朝日新聞デジタルが本件についてスクープ報道をしてしまったため、予定を変えて一時帰国を取りやめ、現在に至るわけです。そして、容疑者は取り調べすら受けない自由の身のまま、海外に潜伏し、行方をくらませて、安穏と暮らしているわけです。
朝日新聞社、グッジョブ!
一応、日本国からパスポート返納命令が出ているので、行方が分かり次第、強制送還となり、帰国&逮捕となるようだけれど…本当に逮捕できるのかね?
ちなみに『寺社連続油被害事件』で被害を受けた寺社は、次のとおりです。
奈良県(19) 岡寺、長谷寺、橘寺、飛鳥寺、金峯山寺、東南院、久米寺、当麻寺、東寺、橿原神宮、安倍文殊院、東大寺、談山神社、信貴山朝護孫子寺、松尾寺、春日大社、唐招提寺、長谷寺の塔頭・普門院、薬師寺
山形県(5) 善宝寺、出羽三山神社、若松寺、立石寺、慈恩寺
京都府(4) 飛鳥坐神社、狸谷山不動院、清水寺、東福寺
千葉県(3) 香取神宮、成田山新勝寺、神野寺
兵庫県(2) 伊弉諾神宮、保久良神社
茨城県(1) 鹿島神宮
新潟県(1) 弥彦神社
群馬県(1) 尾曳稲荷神社
東京都(1) 八王子市の神社
神奈川県(1) 江島神社
福井県(1) 曹洞宗大本山永平寺
滋賀県(1) 都久夫須麻神社
和歌山県(1) 粉河産土神社
香川県(1) 金刀比羅宮
大分県(1) 宇佐神宮亀山神社
また同時期に起こった類似事件は以下のとおりです。これらは手口が違う(かけたものが、油ではない)ので、油被害事件とは、別の犯人による犯罪ではないかと、私は思ってますので、別項目にしました。
東京都(4) 心光院(尿)、円福寺(黒い液体)、天祖神社(白いスプレー)、光明寺(尿)
京都府(3) 二条城(機械油)、向日神社(尿)、西本願寺(落書き)
栃木県(1) 日光東照宮(白い粉)
千葉県(1) 鋸山日本寺(石像破壊)
神奈川県(1) 鶴岡八幡宮(放火)
兵庫県(1) 書写山円教寺(接着剤)
福岡県(1) 警固神社(石像破壊)
さて、これらの一連の事件は“油被害”などという簡単な言葉でごまかしてはいけない、重大な犯罪であり、日本文化に対するテロ行為である事を、我々普通の日本人は知らないといけないと思います。
「油をまかれただけなら、拭き取ればいいじゃない。簡単に元通りになるような、子どものイタズラのような事件に目くじらを立てるなんて、大人げない」
いえいえ、それは違います。まず容疑者がターゲットにした国宝や重要文化財などの建造物や仏像は、たいてい木製品であって、木製品に油をかければ…簡単に油が染みこんでしまいます。一度染み込んだ油は…木を変色させて、もう取れません。拭き取ろうとしてもそう簡単にはできません…ってか、無理無駄なんです。
私は以前、ヴァイオリンの製作…というか、塗装をした事がありますが、ヴァイオリンのネックに、エゴマ油を塗りましたが、木製であるネックに、すぐにエゴマ油は染みこみ、良いツヤが出ました。一度塗った油は、もう取れません。もし、この油を取り除く必要があるなら、ネックをそこそこ深く削らないと無理です。
ですから、文化財の修復専門家たちも、今回被害にあった仏像などに関して「完全に修復するのは難しいだろう。早くしないと黒い染みとなって残ってしまう」と指摘しているのは、当然の事です。
つまり、これは単に“油をまかれた”のではなく“取れない汚れを付けられてしまった”と理解するべきです。それも単なる汚れではなく(仏教から見れば邪教である)カルト教団の呪いのこもった油ですから、信仰的には単なる汚れとは全く違います。物理的に、文化的に汚されただけでなく、信仰的にも汚され、呪われたわけです。
何百年もの間、先祖代々、人々に大切に守られ、心の拠り所となり、信仰されてきたモノが、カルト教団の創設者である容疑者によって、不可逆的に決定的に汚されてしまったのです。
我々は、その重大性に気が付かなければいけません。
それにしても、今回の事件。色々と腑に落ちないことだらけです。
まず、事件の報道の仕方が気に入りません。記事のタイトルにも書きましたが、この事件、最初に容疑者の事をテレビのニュース等で報道する時に『キリスト教関係者の、日本国籍の医師による犯行』と何度も何度も報じられました。やたらと犯人の日本国籍を強調していて気持ち悪かったです。名前も顔写真も何も出なかったのに、ただただ日本国籍ばかりが強調されたわけです。
今まで、どんな重大な犯罪であれ、軽微な犯罪であれ、犯人が日本国籍を持っている事を報道した事ってある? まず無いですね。日本人が容疑者の場合は、国籍の事など話しません。だいたい、外国人が犯罪を犯した時だって、白人とか黒人とか、あるいはカタカナ名前の人の場合は、たいてい国籍も合わせて報道されますが、アジア系の人で、通名を持っている人(って事は、北朝鮮・韓国・中国人だね)が犯罪を犯した時は、まず国籍の事は報道されず、本名も報道されずに、通名で報道されるので、たとえ外国人の犯罪であったとしても、まるで犯人が日本人であるかのように報道されるのが、これまでの通例であったわけです。
例えば、同じように最近話題に上がった事件として、人が密集している地域で危険なドローン飛行を繰り返していた少年がいましたよ。あの少年の国籍って話題になりましたか? 報道ではただ単に『ドローン少年』と呼ばれていたわけで、決して『日本国籍を有するドローン少年』とか『日本人のドローン少年』とか呼ばれていなかったと思います。彼の国籍がどこの国であるか、私は知りません(ネットでは帰化人だ、在日韓国人だとか、かすまびしいです)が、日本のマスコミなんて、たいていの場合、容疑者とか犯罪者の国籍まで報道することって、まずないんですよ。
それなのに、今回は容疑者の日本国籍を強調しているわけですから「これはきっと何かある!」と思ったわけです。
で、確かに容疑者は日本国籍を持っていますよ…でも、この人、帰化人じゃん。元韓国人で、元在日外国人じゃん。出自が韓国人だから、やたらと“日本国籍”を強調していたわけだね。
そう言えば、報道では「日本国籍を有している医師」と言ってたけれど、決して「日本人医師」とは言ってなかったのは、こういう微妙な事があったからなんだね。彼らの感覚では、たとえ日本の国籍を取得して帰化しても、韓国人は韓国人(つまり“同胞”って奴だ)であって、決して日本人ってわけではない…という事なんだろうね。
さらに、名前も顔写真も出なかったのは、彼の名前や顔写真が出たら、いくら“日本国籍”を強調しても、一発で、元在日韓国人だという事が分かっちゃうもの。彼の出自を悟らせまいとしたというのは、やはり、報道にあたって、何らかの意図が介在したんでしょう。よほど、元在日韓国人の犯した犯罪である事を知られたくなかったんでしょう。
さらに言えば、警察が手ぐすね引いて容疑者の帰国を待っていたのに、どうして朝日新聞は、帰国前に容疑者の事を報道をして、彼が帰国をしないで済むようにしてしまったのだろうか? 日本は法治国家だから、いくら明らかに犯人だと分かっていても、裁判を経なければ法的責任は問えない仕組みになっています。今回の場合、建造物破損という刑事事件でもあるけれど、それらに対する損害賠償請求だって、当然あるわけで、立派な民事事件でもあるわけです。これだけの事をしたら、損害賠償の金額だって半端ないわけですが、それらも逮捕されて裁判を受けて結審しなければ、責任は追求されず、支払い義務だって生じないわけです。
従軍慰安婦の件もそうだけれど、朝日新聞社って、ほんと、日本と日本人と日本民族と日本文化の敵だよな。
結局、容疑者を逮捕する事もできず、責任を追求する事もできず、行方をくらませたまま、やがて事件そのものがうやむやになってしまい、なんとなくフェイドアウトして終わってしまうのかと思うと、ほんと、私は悔しいです。
さらに言えば、これだけ広範囲に渡って、これだけ多くの寺院への破壊工作が、本当に一人の人物によって成し遂げられたのでしょうか? 不思議に思いませんか? それもアメリカに住んでいて、産婦人科医師という激務についている人物が出来ることでしょうか? また、同時期に起こった類似事件の存在からも分かる通り、必ずしも犯人が一人とは限らないじゃないですか?
実は金山容疑者の行った破壊活動なんて、ごく少数かもしれません。この事件には、もっと多くの人たちが関わっているのではないでしょうか? でも、その人たちの存在が明らかになっては困るので、アメリカに住んでいて、簡単に捕まることのない人物を、スケープゴードにしたてて、トカゲの尻尾切りじゃないけれど、これで事件をオシマイにしようとしてないかい?
それに、カルト教団の設立者であり、伝道師であるのに、そんな彼をあたかも、ごく普通のキリスト教会の聖職者であるかのような報道をしたのは、なぜ?
容疑者が韓国系カルト教団に所属している事を報道されては困る人がいるから? なにしろ、ネットでは、関係している教会の礼拝で、彼が日本各地の寺院に出向いて油をまいている事を自慢気に話している動画が多数アップされていて、当然、その時にその礼拝に参加していたその韓国系カルト教団の人たちは、事件が盛んに報道されていた時に、事件の犯人が誰であるかを知っていたわけだけれど、誰も彼もクチを閉ざして黙っていたわけでしょ? 彼らのこのメンタリティ、なんなんだろうね。
犯人をかくまうのは、共犯関係にあるって言えるんじゃなかったっけ?
カルト教団における彼の礼拝メッセージなどを見るに、それが本当に彼の言葉であったとしたなら、この人は、日本国籍こそ持っているけれど、中身は反日の塊であって、反日韓国人そのものだと思いました。そして、今回の一連の油被害事件の犯人だとしたら、日本文化と日本人の信仰に対する尊敬も好意もないわけで、なぜ、そんな人が日本国籍を取得し、日本人になれたのか、はなはだ疑問なわけです。
色々分かりません。ただただ、不快なだけです。そして、汚されてしまった神社仏閣仏像の類は、簡単には元通りになりません…ってか、元通りにならないと覚悟を決めるべきです。私達が先祖伝来、何百年も祈り守ってきたものは、蛮行によって汚され呪われてしまったと考えるべきです。
ああ、不愉快だ。不愉快だ。今日も犯人は、自由気ままにノウノウと暮らしていると思うと、ほんとうに、不愉快だ。そして本当に悪い奴らは「しめしめうまくやった」とほくそ笑んでいると思うと、腸が煮えくり返る気分です。
これで軍艦島をはじめとする『明治の産業革命』の世界遺産登録がポシャったら、目覚めた日本人たちの、韓国人と在日韓国人とその家族や関係者に対する怒りが沸点に達する…と思います。嫌韓なんて、甘っちょろいモンじゃないんじゃないかな? そうなると、きっと、何かが起こる。そんな気がします。もしも我々日本人が起こさなくても、日本の八百万の神々が、黙っちゃいませんよ。きっと何かが起こります…そんな気がします。
ああ、不愉快だ。不愉快だ。そして、朝日新聞、気持ち悪い。
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