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フルートは雨で濡らしちゃいけません

 フルートのレッスンに行ってきました。

 今回のレッスンは…疲労困憊でドロドロの状態で行きました。あんまり疲れていたので、それが外見にも現れていたのでしょうか? 先生もさすがに心配してくださったくらいです。

 でも、疲れていると、フルートを吹く際に無駄な力が入らなくて、返って良かったようです…って、お前は打倒大リーグボール3号の伴宙太かっての!

 とにかく、ロングトーンも脱力脱力していたので、ばっちり決まって気持ちよかったですよ。

 エルステ・ユーブンゲンの1番は、合格。実は一カ所暗譜間違いをしていたのですが、そこは不問にしてくれました。

 H先生のレッスンでは、普通は譜面台に置いた楽譜を見ながらフルートを吹いて良いのですが、暗譜で吹くことになっているエルステ・ユーブンゲンの場合は、譜面台ではなく、鏡(それも姿見)の前で自分の姿を見ながら吹くことになっています。まあ、私の場合、自宅で歌の練習の時に姿見を使って練習しているわけですし、フルートもたまに姿見を見ながら吹いているので、姿見に映る自分の姿を見ながらフルートを吹いたところで、別にどうということもないのですが、鏡に慣れない人がやったら…平常心じゃいられないだろうなあ。

 ちなみに、私が今学んでいるエルステ・ユーブンゲンですが、これ、実は初歩のエチュードのようです。フルートを始めたばかりの初心者用のエチュードの用です。難易度的には、アルテの1巻の前半程度の難易度で、最初の方の曲は初見でも、後ろの方の曲でも、ちょっと真面目に練習しておけば、簡単にクリアできる程度に簡単なエチュードです。

 で、アルテ1巻を終えた今、それをやっています。先生には先生なりの思惑があるのでしょうね。技巧的に難しい事はプチ・エチュードで、技巧とはちょっと違う事を学ぶために、わざと平易なエルステ・ユーブンゲンを使っているんじゃないかなって思ってます。

 技巧とはちょっと違う事…例えば、音色とか、フォームとか、暗譜力とかね。頑張りますよ。

 さて、プチ・エチュードは4番ですが、こちらも合格しました。ただし先生から「指の練習が足りない!」と言われましたが(汗)。

 なので、次回までの宿題は、エルステ・ユーブンゲンの2番と3番の暗譜と、プチ・エチュードの5番です。

 今回の雑談は…フルートは雨で濡らしちゃいけないって話です。

 話の最初は、吹奏楽部の野球応援の話から始まり、バブルの頃にあった先生の仕事の話に飛びました。あの頃は景気が良くて、ホテルの開業セレモニーなどによく呼ばれてコンサートをしたんだそうです。

 で、とあるホテルの開業セレモニーが、そのホテルの屋上であったんだそうです。ホテルの屋上なので、ピアノが無くて、代わりに電子ピアノが置いてあったんだそうです。電子ピアノって音量が小さいので、マイクで拡声したそうですが、ついでにフルートも拡声しようとしたので、断ったそうです。H先生的には「フルートの音をマイクに通すなんて、ありえないでしょ」って事のようです。

 まあ、それはともかく…そのホテルの屋上のコンサートですが、演奏中に雨が降り出したんだそうです。雨は降ったものの、先生はプロ根性を出して、最後までコンサートをやりつづけたそうですが、使っていた18Kのゴールドフルートが、雨でずぶ濡れになってしまったのだそうです。まあ、フルートそのものは18Kですから、多少雨に濡れても平気ですが、問題はフルートのタンポでした。先生のフルートは、伝統的なスタイルのフルートですから、タンポの調整は紙を使って行っているのですが、フルートが濡れてしまったために、タンポとその紙が濡れてしまい、シワシワになって、全部ダメになってしまったのだそうです。

 タンポを全部取り替えて、調整をし直したのだそうです。

 「それ以来、戸外でフルートを吹く仕事は、絶対に受けない事にしたんだよ」って事らしいです。ですから、H先生的には、野球応援でフルートを吹くなんてのは「自殺行為だよ」って事らしいです。

 まあ、あれだけカンカン照りで外気に触れっぱなしだと、フルートに限らず、楽器たち、調整が狂うよね。で、そんな調子の狂った楽器でコンクールに出演するんだもん、良い成績なんて取れるはずないよな。

 だからと言って、野球応援をしないわけにもいかず、あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが立たず状態なので、おそらく、全国の多くの吹奏楽部の悩みなんだろうと思います。

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