今日は4月1日ですが、別にエイプリルフールとは何の関係もない記事をアップします(嘘をつくのは苦手なんです)。
ただ今、横浜で開催されている某サーカスが見たかった私です。
実はそのサーカス、ご招待券をいただいたので、元々は二月の空いている時期に行くつもりだったのですが、その日に急に仕事が入ってしまったので、やむなく、三月に行くことにした私です。それでも、まだ仕事に余裕があって、小学生たちが春休みに入る前に行ってしまえ~と思っていたら、一緒に行く妻が「その日はイヤ」とか言いだして、結局、春休み中に行くことにしました。
後から尋ねたら、最初に私が提案した日を断ったのには、あまり大した理由はなく、何となく気がノらなかっただけで、私が春休みを避けて日を選んだ事など、全く気付かなかったそうです。
とにかく、妻の希望で、春休みの横浜にサーカス見物に出かけた私です。
その日のサーカスは二回公演だったので、最初の回の約一時間前に会場に到着した私でした。最寄りの駅から、遠くにサーカスの赤いテントが見えます。その周辺をぐるりと取り囲んでいる人の列も見えます。それも、長い列。半端なく長い列、1街区を取り囲むほどの長い長い列でした。あまりに長い列だったので、サーカス以外の何かすごく集客力のある催し物が近隣で開催されているんじゃないかと思ったほどです。
あれだけ、別の催し物が集客していたら、サーカスなんて、スカスカだろうなあ…と思って、油断しながらテントに近づいて、テント近くの係のお兄さんに話しかけてみたら、この長い長い長い長~い列がサーカスの客が作っている列なんだそうです(驚き!)。
さらに尋ねてみたら、私が持っている招待券は、招待券と言っても、自由席券なので、サーカス見たいのなら、この長い長い長い長~い列に並んでもらうしかないと言うのです。長い長い長い長~い列は、チケット購入のための列ではなく、すでにチケットを持っている人たちの入場待ちの列なんだそうです。しかも、今から列に並んでもらっても、次の最初の回には入場できないでしょう、それどころか、今日の最後の回もすでに入場できないかもしれない…と言うのです。…ま、実際、半端ない長蛇の列なので、確かにすでにこれだけの客の数、大して大きくはないサーカスのテントの中には、入りきれないかもしれない。
私は思うに、だいたい、催し物の長蛇の列ってのは、たいてい、チケット購入のための列であって、チケットを持っていれば、その列の脇を通って、スイスイと中に入れるものと思ってましたが、この長い長い長い長~い列はそうではなく、すでにチケットを持っている人たちの列とは、ビックリビックリですよ。
せっかく電車に乗ってやって来たわけだし、『混雑してました、見れませんでした』じゃ残念だから、改めて指定席を購入しよう(だって指定席なら、確実に入場できるでしょ?)と思ったら、同じことを考える人はたくさんいたらしく、すでに本日分の指定席はすべて売り切れなんだそうです。え?「じゃあ、今、チケット売り場に並んでいる、あの長い列の人たちは?」と尋ねたら、これは払い戻しのお客さんの列なんだって…。事前にチケットを買っておいたけれど、入場できるかどうか分からないので、払い戻しをして、諦めて帰るお客さんたちの列なんだそうです。ええ~、そんなに払い戻しの客がたくさんいるわけ?
はあ~、すでに入場券を持参して、会場一時間前に来たのに、すでに入場不可能状態でした。だから、春休みに出かけるモンじゃないんだよなあ…。
なんか、もう、行き場のない怒りに身悶えした私でした。
まあ、チケットは招待券だから、払い戻しの必要もないし、身銭を切ったわけでもないので、見れなくても損はないけれど、ここまでの交通費と、早起きして失われた私の睡眠時間を返せ~と叫びたい気分でした。
本当は二月に見に来るつもりだったのが、仕事で行けなくなった事が、そもそものケチの付き始めなんだよな。妻は「また別の日にくればいいじゃない」と気軽に言いますが、四月からの私の生活では『休日出勤』が標準装備されているのだよ。それに休みの日があっても、まずはカラダを休めて睡眠を確保しないといけないわけだから、なかなか外出だってままならないんだよ。それくらい、分かってくれよ~。今回が本当のラストチャンスのつもりだったんだよ。ああ、もうこれで、一生、サーカスを見ることなんてないんだ!(グチグチグチ…)
せっかく、早起きしたのに…。仕事で疲れているのに、頑張って出かけてきたのに…。これじゃあ、あまりに残念すぎる。グググググ~。
でも、見れないものは見れないわけで、グダグダ言っても仕方ないわけです。でも、サーカスが見れなくて、悔しくて、腹立たしくて……すでに時間もお昼近くだったので、ラーメン屋に行って、これでもかとやけ食いしたら、食べすぎて気持ち悪くなりました。サーカスが見れなくて機嫌が悪いのに、食べ過ぎの不快感まで加わって、気分がさらに悪くなりました。泣きっ面に蜂とは、この事だね。
仕方がないので、悔しい気持ちを抱えたまま、サーカス会場のすぐそばの映画館で、映画を見ました。別に、それほど見たい映画でもなかったけれど、何もしないで帰るのが、とても悔しかったんです。あと、映画を見終わってから、CD屋に行って、CDを二枚買いました。テブラで帰るのが、何となく恥ずかしかったんですよ。
あああ~、なんか、人生に負けてしまったような気分になった一日でした。
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コメント
サーカスは招待券の自由席が客寄せで指定席を買わせて儲けるのが何時ものパターンです。自由席は僅かしかありません。
指定席が売切れとは商売繁盛ですね。招待券を配り過ぎたのでしょうね。
そんな日もありますとも。ドンマイ!
わたしもサーカスのチケットはもらうんですが、あげちゃってますねえ。
時間が合わないんです。いつも。
神戸いってきました。
次の日、クーラウが頭について離れませんでした。うーん。
たいていの映画はネットでチケットが買えますが、
ごく一部の映画館では、ネット対応が遅れていて、
そういう遅れた映画館には、なかなか行きません、
早くネット対応、するべし。
映画は巨大なマーケットだし、
一回製作すれば、
上映劇場を増やし、
上映回数を増やし、
コストを回収するべく、
とにかく集客するべく、
大部分の映画館がネット対応し、
それ相応の設備投資、IT投資をしているわけですが、
映画と違ってサーカスは、生身の人々の高度な芸を売っており、
少数精鋭みたいな感じなので、お席も少なく、
でも、まあ、見たいという人は、確実に、
お席の数よりも多いでしょうから、
お客様本位の設備投資とかIT投資とか、
そういう投資をしなくても、経営は大丈夫、
一種の殿様商売、売り手優位の市場、
ということでしょうか。
(/_\;)
第九を歌っていますさん
>自由席は僅かしかありません。
嘘はいけません。営業妨害ですし、場合によっては訴えられます。
一般自由席は全体の半分程度ありますから、全く“僅か”ではありません。また、割引券は、イヤになるほど配ってますが、招待券は配るチャンネルがありますから、さすがに配り過ぎという事はないでしょうし、指定席は客寄せの役割としては有効ではなく、指定席の客は、事前にインターネットで購入される方が大半のようですよ。
単純には、春休みにサーカスを見に、フラっと行った奴が悪いんですよ。行きたければ、学校がやっている期間に行くか、さもなければ、インターネット等で事前に指定席券を買っておけば良かっただけの話なんです。実際に、学校がある期間は、座席に余裕はアリアリだそうですし。
もっとも、私の場合、サーカスにこんなに集客力があるとは思っていなかったと言うか、ちょっとサーカスを見くびっていたフシが無きにしもあらずな事は否定できません。
でも、サーカス、見たかったな。たぶん、もう、死ぬまで見ないけど。
su_zanさん
>時間が合わないんです。いつも。
まあ、招待券と言うのは、たいてい、客の少ない時期に来てもらうために配る事が多いですから、なかなかスケジュール的に合わなくても不思議ありません。私も、手に持ったまま無駄にしてしまったチケットって、結構ありますよ。
また、招待券とまではいかなくても、正価の半分とか八割引で出回るチケットと言うものありますね。ほんと、タダ同然のお値段にしても集客しないといけない興行というのも、興行主としてはツライモノがありますね、その催し物が楽しければ楽しいほど、寂しいものです。
>次の日、クーラウが頭について離れませんでした。うーん。
課題曲だったんですね。そりゃあ、耳タコになってしまいますよ。まあ、その分、クーラウを堪能できたってわけで、よかったじゃないですか? 私も頭から離れないほど、フルート曲を聞いてみたいです。
ウィリアム・ベネットが新しく審査員に加わって、記念コンサートにも参加してくれるそうですね。ああ、ベネットの生音、聞いてみたいです~。
operazanokaijinnokaijinさん
>一種の殿様商売、売り手優位の市場、ということでしょうか。
いやいや、決してそんな事は無いようですよ。私が行った日がたまたまの大盛況だっただけで、普段は決して、そういうわけではないようです。サーカスが人気を博したのは、私が生まれる前の時代であって、かつてたくさんあったサーカス団はドンドン廃業し、今や片手で数えられる程度しか残っていないそうです。あの、キグレサーカスも廃業しちゃったそうですよ。
なにしろ、今や、シルク・ドゥ・ソレイユのような、ショーアップされたアメリカ系サーカス受ける時代です。昔ながらのサーカスは、ほんと、ウカウカしてられないんですよ。それを知っていたから、私はノホホンと出かけたわけなんですが…。
いやあ、見くびってました。確かにエンタメとしては斜陽なサーカスですが、やるときゃやるもんです。時と場合が揃えば、さばききれないぐらいの客を呼べるんですね。つまり、マーケッティングをもっとちゃんとやれば、まだまだやれるって事ですよ。
昔インターネットが普及しないころ行ったあるサーカス団は自由席は二割しかなく、招待券を持っていた客の大半がせっかく交通費を使って来たので、指定席を買っていました。
あくどいと言う印象しか残っていません。
第九を歌っていますさん
昔は昔、今は今。
あなたの勝手な思い込みをネットに書くことで、どれだけの被害が生じるか、お考えになった事はおありでしょうか? ネットは、便所の落書きではありません。無責任なご発言は控えられるべきでしょう。少なくとも、事実と反する事を、あたかも事実であるかのように書いて、風評被害を垂れ流す事は、決して許される事ではありません。書いて良い事と、そうでない事は、大人なんですから、しっかりと区別をつけてください。お願いします。
サーカス・・・
小学生の時に行った記憶があります。名前は忘れましたが、ショーアップされたサーカスだったかな・・・
面白かったのですが、今もし見たら、ヒヤヒヤしてあまり楽しめないかも。
フランスに旅行でムーランルージュに行ったときも、余興でサーカス的な芸をする人がいたのですが(玉の上に板を置いてさらに椅子をおいて逆立ちする的な)、おっかなくて見ていられませんでした。
というわけで、見てみたら見てみたで、キャーコワーイ(/0\*)ってなるかも知れませんね。
次の機会があることを祈ります。
椎茸さん
確かにサーカスは曲芸ですから、ハラハラドキドキしますね。そこがいいって思えれば楽しめますが、そこがイヤって思う人も当然いるわけで、これは、ジェットコースターが怖いから好きという人と、怖いからイヤという人がいるのと同じですね。
イヤよイヤよも好きのうち…なんて言葉もありますが、ホンワカ楽しい方が好きなのは、私も同じです。でも、怖いもの見たさもあります。サーカスって、そういうところ、あるでしょ?
すとんさま
ベネットさん、おられましたよ。大きな方でした。(イメージが?)
ハッチンスさんもおられました。
本選もいけたらなあと思います。
su_zanさん
ベネットさん、大きいですか? 写真で見ると(小柄ではないですが)さほど大きく感じませんが…イギリス人ですから、やっぱりデカイのかもしれません。
ううむ、やっぱりベネットの生演奏を聞いてみたい、いや、演奏じゃなくても、ただそばにいて、その存在を感じるだけでもいいや。憧れって、そういうモンでしょ。
でも、私は見れないし、会えないし、生演奏も聞けないので、今日もCD聞いて我慢します。でも、CDの演奏だって、なかなかのシビレモンなんだぜ!
なんか存在感あったからか、でかかった。
>イギリス人ですから、
そうですよ、イギリスからわざわざいらしてますもんね。
すとんさんがアルタス、やっぱすきなのわかります。
ベネットスケールですわ。
あこがれ、わかりまよ、わかる!!
わたしの最近のあこがれは…。
su_zanさん
>わたしの最近のあこがれは…。
一体、誰だろ? いや、いいんです。心に秘めておいてください。心に秘めて、クチに出さずにいるって、憧れの気持ちを熟成させるためには、必要な行程だろうと思います。『秘するが花』でしょ。