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面白バス旅行レポート その1

 実はこの前の週末、人生始めての“団体バス旅行”って奴に参加してきました。私的には、とても面白かったし、なかなかできない体験でもあったので、今回と次回のブログ記事は、このバス旅行について書いてみようと思います。

 まず、バス旅行に行ったきっかけは…妻が近所の温泉施設の懸賞企画に応募したら、当たったからです。つまり、タダ旅行です。

 行き先は山梨県の石和[いさわ]温泉。『石和温泉に行って、宴会料理を食べて、展望温泉風呂に入って、太鼓ショーを見て楽しみましょう』って企画です。懸賞に当たった妻一人だけはご招待で無料。同伴者は一名につき12000円の追加料金を支払えばOKというものでした。当然、バス旅行に一人で行っても楽しくないので、私が同伴者として、妻と一緒に行くことになりました。

 ちなみに、その懸賞企画で温泉旅行が当たった人は…たくさんいたみたい(笑)。他の人たちの話を聞いてみると…どうやら応募者の全員とは言わないけれと、かなりの高確率で当選した(大笑)ようです。でも、皆さん、一名様きりの当選なので、ウチ同様に家族とか友人とかの同伴者を連れて、今回の旅行に参加していたようです。一人きりで参加していた人は…ほんの数名しかいませんでしたもの。

 ま、とりあえず、バス旅行そのものは、楽しかったです。
 
 
 市役所前に、朝の6時半に集合です。私たちは近所だから6時過ぎにノコノコと家を出発しましたが、人によっては朝の3時半とか4時とかに家を出た人もいるとかいないとか…。なんかすごいです。

 観光バス一台に皆で乗り込んで出発です。座席はほぼ満席。私は職業柄、昔はよく観光バスに乗りましたが、そういう時はたいてい、運転手さんのすぐ後ろの席二人分を一人で占領して乗っていました。あの席は目の前をさえぎるものはないし、二人席を独り占めだからお尻も足元も余裕があるし、靴を脱いで寛いだり、あぐらをかいて座ったりと、結構楽々なんですが、観光バスに普通に乗ると…座席って狭いね。まるで飛行機のエコノミークラスに乗ったような気分だよ。まさに“すし詰め”状態。いや~、窮屈で、身動きが取れなくて、座っているだけで具合が悪くなりそう…。バスの移動って、結構ハードな作業じゃん。とりあえず、妻を窓際に押し込んで、自分は通路側に座って、足は通路に投げ出して座りました。だって、きちんと座ると、足が座席に収まらないもの(涙)。

 行きの移動中は…朝が早かったので、妻は寝てました。私は…iPhoneでネットサーフィンです…が、あんまりiPhoneばかりを見ていると気分が悪くなるので、時々、居眠りしてました。しかし、移動しながら不自由なくネットで遊べるなんて、いい時代になりました。

 途中、足柄のパーキングエリアに寄りました。私はドライブというものにほとんど行かない人なので、たかがパーキングエリアでの寄り道でも、結構物珍しかったです。私が若者だった頃とは、だいぶ様変わりしていて面白かったです。しかし、今のパーキングエリアって、清潔だねえ(爆)。トイレを済ませて、コンビニでチョコを買い込んで、バスに戻ったら、妻はドーナツを買い込んでいました(笑)。

 バス旅行の楽しみは、車内のオヤツ…だよね。
 
 
 休憩から戻ってきて、出発したら、ガイドさんによるお土産の車内販売がありました。それも、最初に全員を注目させて商品の説明をして、その後、座席一つ一つにガイドさんがやってきて「お買い求めいただけませんか」と個別に注文を取ってました。売っていたのは、カワハギのおせんべいと、バームクーヘンと、ロールケーキ。どれもこれも一箱1000円。冷静に考えると、コスパがとても悪い価格設定だけれど、個別に注文を取られると…買っちゃう人っているんですね。私は…無言で手を横に振ってことわりました。

 車内でググったところ、この手の日帰りバス旅行って、普通に旅行会社に申し込むと、一人8000円前後の料金で参加できるみたいです。って事は、同伴者の12000円という価格設定は約1.5人分に相当するわけで、実は高めの価格設定ですね。おまけに、おそらく立ち寄った先の土産屋さんからのキックバックも、当然旅行会社に行くのでしょうから…旅行会社的には、このバス旅行は、お一人様無料ご招待にしても、美味しいツアー企画なんでしょうね。また、当然、地元の土産屋や観光業者にとっては、バスで遠方より客を運んできてくれて商売させてくれるのですから、有り難い企画だし、連れて行かれる客にとっても、一種のミステリーツアーみたいなものなので、これはこれで面白いわけで…三社三様のウィンウィンな旅行だったわけです。

 というわけで、今回の旅行のメインディシュである『温泉』や『太鼓ショー』の他にも色々とバスで連れ廻されたわけで、ある意味、土産物屋ツアーだったんですが“それもまた楽し”ってわけですよ。
 
 
 最初に行ったのは『味の甲州 わさび漬センター』というお土産屋さんでした。

 ここは…面白かったですよ。まず、到着するなり『わさび漬の食べ比べ』と言うのをしました。皆さん“わさび漬けの食べ比べ”なんて、した事ありますか? 私はありませんし、おそらく、これからの人生でもないでしょう。そんなレアな人生体験をしてきました (笑)。

 食べ比べたのは「本わさび」「野沢菜わさび」「梅わさび」「山海わさび」「もろみわさび」「海苔わさび」「きのこわさび」の七種類のわさび漬。いやあ、それも皆、出来たて新鮮なわさび漬けでしたし、不味いはずないです。私の個人的な好みで言うと、やはりベストは、スタンダードな「本わさび」のわさび漬けかな。でも、シャキシャキした歯ごたえの「野沢菜わさび」や濃厚な味わいの「もろみわさび」もよかったです。

 ただ、わさび漬けって、運んだら、味が落ちるんですよね。ここで食べるから美味しいのであって、ウチに持ち帰ったら、途端に風味が飛んで、味が落ちるんです。それに食べきれないし…。真空パック系の個包装のタイプのわさび漬けがあったら買ったかもしれないです。

 とにかく、ここの土産屋は、食品系の土産屋さんで、私はついうっかり(笑)干しぶどうを買ってしまったのですが、後悔したのは、その後に見つけた、干し桃を買いそびれてしまった事です。朝一番に立ち寄った土産屋さんだったので「次のところでも買えるでしょ」なんて軽い気持ちで干し桃をスルーしてしまったのですが、実は干し桃は、ここでしか売ってませんでした。干し桃って…美味しいんですよ。あと、干しシジミも美味しかったです。干しトマトは…好き好きかな? とにかく、美味しい乾物や漬け物がたくさん売っているお土産屋さんでした。公式サイトはこちらです。皆さんも、ぜひ、山梨に行ったら、わさび漬けの食べ比べをしてみてください(笑)。
 
 
 次に連れて行かれたのは、モンデ酒造さんのワイナリーでした。いわゆる酒蔵(ワイン工場)で、ここではワインを始め、ブランデーやウィスキーも作っているようです。

 私たちが行ったのは週末でしたから、閑散としている工場(笑)を見学し、最後はワイン工場内にある試飲ホールに行きました。ここでは、この工場で作っている10種類のワインとかリキュールの試飲ができました。もちろん「試飲して、お気に召したら購入してね」というノリなんです。はい、私も一口ずつ試飲をしました。普段飲んでいる、安い輸入のテーブルワインとは、風味とか色々と違いました…とは言え、本当にお高いワインは試飲には出てませんでしたけれど(爆)。

 とりあえず、国産ワインを土産に買ったよ。親戚&友人用の奴は缶入りワイン(珍しいでしょ)、自分用はお試し用の6種類のワインのミニミニボトルセット(ベリーA[赤]・甲州[白]・甲州辛口[白]・ワインの旅 宙[白]・ワインの旅 虹[赤]・ブルーベリーワイン)です。

 ここのワイン職人さんと話して教えてもらったのは、我々素人は、ワインって寝かせれば寝かせるほど美味しくなるって思っているけれど、実はこれって誤解なんだそうです。実は、ワインって寝かせても美味しくならないのだそうです。

 寝かせると美味しくなるのは、いわゆる高級ワインの類で、それも樽で寝かしている状態の時なんだそうです。「そんな樽入りの高級ワインなんて、日本には入ってこないですよ」なんだそうです。

 つまり、普通に店で売っているワインならば、購入したらすぐに飲みきるのが良いのだそうです。なまじ時間を置くと、むしろ酸化して味が落ちてしまうのだそうです。ふうーん、知らなかったよ。我が家には10年以上寝かしている(ってか放置してある)ワインがあるけれど、あれって…かなり味が落ちているんだろうなあ。開けてみたら、ワインビネガーになっていたりして(爆)。

 ここは、予約制ですが、グループでも工場見学ができるみたいですね。公式サイトから申込できるようです。

 旅行記はまだまだ続きます。続きはまた明日。

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コメント

  1. おざっち より:

    「バス」というタイトルに反応しました。バスはバスでもBUSでしたね(笑)。

    私もヨメと何度かこの手の旅行に行ったことがありますが、これはあくまでも「旅行」であって、「旅」とはほど遠いものですね。でも、参加者としてはただただレールに乗っていればいいわけで、お気軽なレジャーとして考えれば割安だし、それなりに楽しいものです。

    こういうバス旅行で決め手になるのは、バスガイドのしゃべりではないでしょうか。変にクセのあるガイドや、間断なくしゃべるガイドは願い下げです。「サービス」というものを勘違いしてるのでは、と思うことがあります。

  2. すとん より:

    おざっちさん

     それがねえ~、バスガイドさんは、ほとんどしゃべらないのよ。しゃべるのは、例の商品説明の時と、集合時間を知らせる時だけ。見学先にも来ない(笑)んです。見学の先導は、それぞれの施設の人がバスの中に乗り込んで連れて行ってくれるんですよ(笑)。

     それくらい無口のバスガイドさんでしたが、私的には、それでよかったです。だって、自由に妻とおしゃべりできたし、居眠りも、ネットサーフィンも自由自在だしね。

    >お気軽なレジャーとして考えれば割安だし、それなりに楽しいものです。

     そうですね、そんなに見捨てたもんじゃないなあと思いました。あれ以来、旅行会社のホームページを散策しているのですが、結構お安い値段で楽しそうな企画もあるので、また近いうちに出発するかもしれません(笑)。

  3. Cecilia より:

    いや~~~ん!!な~に~!私が行くはずだったバス旅行とほとんど同じ企画ではないですか~~~~!!
    一瞬すとんさんの記事じゃない気がして確認してしまいました~!(笑)
    すみません。落ち着きます。
    夜中に目が覚めて見ていたのですが、記事の中身をゆっくり読む前にざっと眺めてすぐコメントしています。(次の記事のタイトルをまず先に見てここを先に読まなければ・・・ということで。)
    私の場合はブログに書きましたが地元の温泉でバス旅行が当たり、行く気満々だったのに希望出発地の参加人数が足りず、他の出発地の日程は都合が合わず一度見送りました。その後最近別なプラン(行き先は同じですが内容が若干違っていた。)が届いた(一応無料で行けるはずでした。)のですが、結局忙しすぎて返事もできませんでした。お土産屋さんに誘導されるようなバスツアーなんだろうなあ・・・と思いつつもちょっと楽しみだったので残念でした。
    これからすとんさんの記事をゆっくり拝見し、行ったつもりになります。(笑)

  4. すとん より:

    Ceciliaさん

     そう言えば、当日の石和温泉は我々以外にも、多くのバス旅行客が来ていて、大阪方面からやってきた人たちもいましたよ(関西のオバチャンって、けたたましいから、すぐに分かる:笑)。この手のバス旅行って、今、流行っているのかもしれませんね。

     お土産屋に誘導されるバスツアーって、行く前は「どーなの?」って思ってましたが、これはこれでおもしろかったですよ。お土産屋にも個性があると言うか、自分の店や商品のプレゼンはそれはそれで一つの芸となってまして、おもしろいです。

     チャンスがありましたら、一度は話のタネに行ってみるといいですよ。

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